資料2 中長期の経済財政に関する試算の概要 内閣府・中長期試算(2015年2月)の結果概要について ○経済前提 • 政府経済見通し及び27年度予算案を反映した上で、以下の2つのシナリオを提示。 「経済再生ケース」 : 7月試算同様、中長期的に名目3%以上、実質2%以上の成長を想定。 (2016~2023年度平均で名目3.6%、実質2.1%の成長率。) 「ベースラインケース」 : 足元の潜在成長率並みで将来にわたって推移し、7月試算の「参考ケース」よりも低い、 名目1%半ば程度、実質1%弱の成長を想定。 (2016~2023年度平均で名目1.5%、実質0.9%の成長率。) ○2015(平成27)年度 • 国・地方PBは▲16.4兆円(対GDP比▲3.3%) (26年度補正予算の執行の繰越(▲1.2兆円)がなければ、▲15.2兆円) ※7月試算:▲16.1兆円(対GDP比▲3.2%) → 国・地方PB赤字対GDP比半減目標(▲3.3%)は達成見込み ○2020(平成32)年度 • 「経済再生ケース」では、 国・地方PBは▲9.4兆円(対GDP比▲1.6%) ※7月試算:▲11.0兆円(対GDP比▲1.8%) ← 名目3%後半の成長率が継続することに加え、2015年度における歳出の徹底的な重点化・効率化によるPB の改善等による。 • 「ベースラインケース」では、国・地方PBは▲16.4兆円(対GDP比▲3.0%) 1 ← 低い経済成長に伴う税収の伸び悩み等による。 名目経済成長率の推移 (%) 5 「経済再生ケース」 「経済再生ケース」 (2014年7月) 4 (2015年2月) 3.9 3.5 3.3 3.6 3.6 3.7 3.7 3.1 2.7 3 「参考ケース」 1.8 2 (2014年7月) 1.7 1.6 1 1.8 1.4 1.3 1.4 1.4 1.4 1.4 「ベースラインケース」 (2015年2月) 0 ▲1 ▲2 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 (年度) (注1) 2013年度まではSNA確報、2014年度及び2015年度は「平成27年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度」、2016年度以降は本試算における計数。 (注2) 「ベースラインケース」は、潜在成長率が足元の水準(0.6%)並みに推移することを前提としており、従来の「参考ケース」に比べて、毎年度▲0.5%程度下回っている。 2 国の一般会計の推移 <基礎的財政収支対象経費の推移> <税収の推移> (兆円) (兆円) 90 「経済再生ケース」 90 (2015年2月) 「経済再生ケース」 80 (2015年2月) 54.5 51.7 50 47.0 59.9 57.5 55.3 74.2 75.9 77.3 78.4 79.3 80.3 81.8 82.9 「参考ケース (2014年7月) 70 「ベースラインケース」 (2015年2月) 63.8 56.4 76.5 73.7 66.1 59.7 60 78.7 72.9 68.4 (2014年7月) 78.9 76.5 76.0 70.8 「経済再生ケース」 82.6 80.7 「経済再生ケース」 73.3 70 87.0 84.6 (2014年7月) 80 88.9 60.7 61.6 62.4 63.3 64.3 60 「参考ケース」 (2014年7月) 50 「ベースラインケース」 (2015年2月) 40 40 (年度) 3(注) 国の一般会計における税収については、2013年度までは決算、2014年度は補正後、2015年度は政府予算案、2016年度以降は本試算における計数。 (年度) 国・地方の基礎的財政収支(対GDP比)の推移 黒字化目標 (対GDP比、%) 0 ■ ▲ 1.2 「経済再生ケース」 ▲1 (2015年2月) ▲ 1.8 「経済再生ケース」 赤字対GDP比半減目標 (▲3.3%) ▲3 ▲ 3.0 ▲ 2.8 ▲ 3.3 ■ ▲ 1.0 ▲ 0.7 ▲ 1.6 ▲ 2.1 (2014年7月) ▲2 ▲ 9.4兆円 ▲ 3.1 ▲ 3.2 ▲ 16.4兆円 ▲ 3.0 ▲ 3.0 ▲ 3.0 ▲ 3.0 ▲ 3.2 ▲ 3.3 ▲4 「参考ケース」 (2014年7月) ▲ 5.2 ▲5 「ベースラインケース」 (2015年2月) ▲ 5.7 ▲6 ▲7 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 (年度) (注) 2013年度まではSNA確報、2014年度以降は本試算における計数。なお、2015年度の国・地方の基礎的財政収支の計数については、2016年12月にSNA確報により示される予定。4 国・地方の財政収支(対GDP比)の推移 (対GDP比、%) 0 ▲1 ▲2 「経済再生ケース」 (2015年2月) ▲3 「経済再生ケース」 ▲4 ▲ 4.6 ▲ 4.6 ▲ 5.1 ▲5 ▲6 ▲ 4.7 ▲ 4.2 ▲ 4.3 ▲ 4.9 ▲ 4.8 ▲ 5.1 (2014年7月) ▲ 4.5 ▲ 4.6 ▲ 5.8 ▲ 6.3 ▲ 7.5 ▲ 6.8 「ベースラインケース」 ▲8 (2015年2月) 「参考ケース」 (2014年7月) ▲9 2010 5 ▲ 5.2 ▲ 5.5 ▲ 6.8 ▲7 ▲ 4.9 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 (年度) 名目長期金利と名目経済成長率の推移 (%) 名目長期金利 「経済再生ケース」 5 名目経済成長率 「経済再生ケース」 4 4.6 4.0 3.9 3.5 3.3 3 3.1 3.0 3.5 3.6 1.8 2 1.8 1.5 1.7 1.3 1.2 1.6 1.0 0.8 1.1 0.7 3.7 2.5 2.5 2.7 2.2 2.3 1.3 1.4 1.4 1.4 1.4 2021 2022 2023 1.7 1.4 0.4 名目経済成長率 「ベースラインケース」 0 2.0 3.7 3.6 2.7 2.3 1 4.3 4.5 1.8 名目長期金利 「ベースラインケース」 0.1 ▲1 ▲ 1.3 ▲2 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 (年度) 6 公債等残高(対GDP比)の推移 (対GDP比、%) 250 240 「ベースラインケース」 230 (2015年2月) 217.2 220 213.2 210 200 191.8 195.3 195.1 196.8 199.1 200.6 203.5 206.4 209.6 「参考ケース」 (2014年7月) 190 193.6 192.5 189.6 187.7 180 186.0 184.6 183.4 182.6 2020 2021 2022 2023 (年度) 「経済再生ケース」 (2014年7月) 170 「経済再生ケース」 (2015年2月) 160 150 2010 7 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
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