豚肉の需給予測について

平成２７年２月２５日
畜
産
需
給部
豚肉の需給予測について
１出荷頭数・生産量
○２月の出荷頭数・生産量は、１日当たりの出荷頭数が前年同月をやや下回り、と畜場稼働
日数は前年同月と変わらないと見込まれることから、出荷頭数、生産量ともにやや、それ
ぞれ前年同月を下回ると予測する。
３月の出荷頭数・生産量は、１日当たりの出荷頭数が前年同月をわずかに下回るものの、
と畜場稼働日数が前年同月より多いと見込まれることから、出荷頭数、生産量ともわずか
に、それぞれ前年同月を上回ると予測する。
○３カ月平均（１～３月）では、出荷頭数、生産量ともわずかに、それぞれ前年同期を下回
ると予測する。
（千頭、千トン）
出荷頭数
生産量
平成 27 年
1 月（見込み）
1,352（ 93.0％）
［ 94.5％］
75.3（ 93.5％）
平成 27 年
2 月（予測）
1,297（ 96.7％）
［ 96.5％］
71.4（ 97.3％）
平成 27 年
3 月（予測）
1,405（102.6％）
［ 97.6％］
77.0（102.7％）
1,351（ 97.3％）
［ 96.1％］
74.6（ 97.7％）
1～3 月平均
注：（
）は前年同期比、以下同じ。［
］は１日当たり出荷頭数ベースの前年同期比。
生産量の予測
トン
％
90,000
＋25.0
80,000
＋20.0
70,000
＋15.0
対前年増減率
60,000
＋10.0
対過去5カ年増減率
50,000
＋5.0
生産量
40,000
0.0
30,000
▲ 5.0
20,000
▲ 10.0
10,000
26年1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
注：平成27年1月以降は予測値
1
9月
10月
11月
12月 27年1月
2月
3月
▲ 15.0
２輸入量
○ 冷蔵品輸入量は、２月、３月とも大幅に、それぞれ前年同月を下回ると予測する。米国
西海岸港湾の混乱により物流が停滞している影響により、２月、３月の米国産冷蔵品輸
入量は、いずれも前年同月比６割前後と見込む。
○ 冷凍品輸入量は、前年が低水準であった２月は、やや前年同月を上回るものの、３月は
前年同月をかなりの程度下回ると予測する。
注：今回予測に係る輸入動向検討委員会の開催後に、労使交渉が暫定合意した旨の報道があ
り、物流が正常化する時期によっては、３月の輸入量は変動する可能性がある。
（千トン）
冷蔵品
冷凍品
合計
平成 27 年 1 月（見込み）
20.4（ 80.0％）
32.8（ 79.6%）
53.2（ 79.7%）
平成 27 年 2 月（予測）
19.0（ 73.0％）
32.4（104.0%）
51.4（ 89.9%）
平成 27 年 3 月（予測）
17.8（ 71.4％）
33.4（ 90.3%）
51.2（ 82.7%）
冷蔵品輸入量の予測
トン
％
30,000
＋80.0
28,000
＋70.0
26,000
＋60.0
24,000
＋50.0
22,000
＋40.0
20,000
＋30.0
18,000
＋20.0
16,000
＋10.0
14,000
0.0
12,000
対前年増減率
▲ 10.0
10,000
対過去5カ年増減率
▲ 20.0
冷蔵品輸入量
▲ 30.0
8,000
6,000
26年1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月 27年1月
2月
3月
▲ 40.0
注：平成27年1月以降は予測値
冷凍品輸入量の予測
トン
％
75,000
＋100.0
70,000
対前年増減率
65,000
対過去5カ年増減率
60,000
冷凍品輸入量
＋80.0
55,000
＋60.0
50,000
45,000
＋40.0
40,000
35,000
＋20.0
30,000
25,000
0.0
20,000
▲ 20.0
15,000
10,000
5,000
26年1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
注：平成27年1月以降は予測値
2
10月
11月
12月 27年1月
2月
3月
▲ 40.0
３出回り量・期末在庫
○ 出回り量は、過去の月別出回り量の実績をもとに予測した結果、２月は前年同月並み、
３月は前年同月をわずかに下回る水準で推移すると予測する。
○ 期末在庫は、２月はかなりの程度、３月はやや、それぞれ前年同月を上回ると予測する。
輸入冷凍品在庫の取り崩しが進み、２月は１７万トン台、３月は１７万トンを下回る水
準になると見込む。
（千トン）
出回り量
期末在庫
平成 27 年 1 月（見込み）
132.8（ 99.6％）
184.6（112.5％）
平成 27 年 2 月（予測）
133.4（ 99.7％）
174.0（108.2％）
平成 27 年 3 月（予測）
133.3（ 98.5％）
168.9（104.1％）
出回り量の予測
トン
％
180,000
＋25.0
160,000
＋20.0
140,000
＋15.0
120,000
＋10.0
100,000
＋5.0
80,000
0.0
60,000
▲ 5.0
対前年増減率
40,000
▲ 10.0
対過去5カ年増減率
20,000
▲ 15.0
出回り量
0
26年1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
注：平成27年1月以降は予測値
3
10月
11月
12月 27年1月
2月
3月
▲ 20.0
期末在庫の予測
トン
％
240,000
＋70.0
対前年増減率
220,000
＋60.0
対過去5カ年増減率
200,000
＋50.0
期末在庫
180,000
＋40.0
160,000
＋30.0
140,000
＋20.0
120,000
＋10.0
100,000
0.0
80,000
▲ 10.0
60,000
▲ 20.0
40,000
26年1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月 27年1月
2月
3月
▲ 30.0
注：平成27年1月以降は予測値
＜予測手法＞
○
出荷頭数は、最近の出荷頭数の傾向をもとに過去の月別出荷頭数の実績を考慮して予測。な
お、１日当たりの出荷頭数をベースにと畜場稼働日数を加味し、月単位で算出。ただし、直近
月については、日別の全国と畜頭数（速報値）をもとに推計。なお、27 年２月および３月の出
荷頭数予測値には、１月 19 日に農林水産省が公表した「肉豚出荷に対する国内の豚流行性下
痢（PED）発生の影響について」において、死亡頭数に基づき試算した頭数を織り込んでいる。
○ 生産量は、出荷予測頭数に過去の月別枝肉重量の実績をもとに算出した平均枝肉重量を乗じ
て部分肉換算率を 70％として算出。
○ 輸入量は、機構の実施している輸入動向検討委員会における輸入数量見込み。
○ 出回り量は、過去の月別出回り量の実績をもとに予測。
○ 月末在庫量は、機構の実施している食肉等保管状況調査の実績をもとに、生産量及び輸入量
を加え、出回り量を控除して算出。
お問合せ先
（独）農畜産業振興機構畜産需給部
需給業務課三田、横打
TEL 03-3583-4125
4
FAX 03-3587-0768

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