豚肉の需給予測について;pdf

平 成 27 年 3 月 2 5 日
畜
産
需
給 部
豚肉の需給予測について
1 出荷頭数・生産量
○3月の出荷頭数・生産量は、1日当たりの出荷頭数が前年同月をわずかに下回るものの、
と畜場稼働日数が前年同月より多いと見込まれることから、出荷頭数、生産量ともわずか
に、それぞれ前年同月を上回ると予測する。
4月の出荷頭数・生産量は、1日当たりの出荷頭数が前年同月をわずかに下回り、と畜場
稼働日数が前年同月と変わらないと見込まれることから、出荷頭数、生産量ともわずかに、
それぞれ前年同月を下回ると予測する。
○3カ月平均(2~4月)では、出荷頭数、生産量ともわずかに、それぞれ前年同期を下回
ると予測する。
(千頭、千トン)
出荷頭数
生産量
平成 27 年
2 月(見込み)
1,270( 94.7%)
[ 94.5%]
69.8( 95.1%)
平成 27 年
3 月(予測)
1,398(102.0%)
[ 97.1%]
76.4(101.9%)
平成 27 年
4 月(予測)
1,360( 97.9%)
[ 97.5%]
74.3( 97.7%)
1,343( 98.2%)
[ 96.4%]
73.5( 98.2%)
2~4 月平均
注:(
)は前年同期比、以下同じ。[
]は1日当たり出荷頭数ベースの前年同期比。
生産量の予測
トン
%
90,000
+25.0
80,000
+20.0
70,000
+15.0
対前年増減率
60,000
+10.0
対過去5カ年増減率
50,000
+5.0
生産量
40,000
0.0
30,000
▲ 5.0
20,000
▲ 10.0
10,000
26年2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
注:平成27年2月以降は予測値
1
10月
11月
12月 27年1月
2月
3月
4月
▲ 15.0
2 輸入量
○ 冷蔵品輸入量は、米国西海岸港湾の労使交渉が暫定合意に達し、物流の停滞は解消に向
かうものの、影響が残るとみられる3月及び前年同月が高水準だった4月は、いずれも
大幅に、それぞれ前年同月を下回ると予測する。
○ 冷凍品輸入量は、3月、4月とも大幅に、それぞれ前年同月を下回ると予測する。
(千トン)
冷蔵品
冷凍品
合計
平成 27 年 2 月(見込み)
21.8( 83.8%)
30.3( 97.3%)
52.1( 91.2%)
平成 27 年 3 月(予測)
20.2( 81.0%)
29.7( 80.3%)
49.9( 80.6%)
平成 27 年 4 月(予測)
23.3( 83.0%)
33.8( 75.7%)
57.1( 78.5%)
冷蔵品輸入量の予測
トン
%
32,000
+80.0
30,000
+70.0
28,000
+60.0
26,000
+50.0
24,000
+40.0
22,000
+30.0
20,000
+20.0
18,000
+10.0
16,000
0.0
14,000
▲ 10.0
12,000
対前年増減率
▲ 20.0
10,000
対過去5カ年増減率
▲ 30.0
冷蔵品輸入量
▲ 40.0
8,000
6,000
26年2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月 27年1月
2月
3月
4月
▲ 50.0
注:平成27年2月以降は予測値
冷凍品輸入量の予測
トン
%
75,000
+100.0
70,000
対前年増減率
+90.0
65,000
対過去5カ年増減率
+80.0
60,000
冷凍品輸入量
+70.0
55,000
+60.0
50,000
+50.0
45,000
+40.0
40,000
+30.0
35,000
+20.0
30,000
+10.0
25,000
0.0
20,000
▲ 10.0
15,000
▲ 20.0
10,000
26年2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
注:平成27年2月以降は予測値
2
11月
12月 27年1月
2月
3月
4月
▲ 30.0
3 出回り量・期末在庫
○ 出回り量は、過去の月別出回り量の実績をもとに予測した結果、3月は前年同月をわず
かに上回り、4月は前年同月をわずかに下回る水準で推移すると予測する。
○ 期末在庫は、3月は前年同月をやや上回り、4月は前年同月をやや下回ると予測する。
(千トン)
出回り量
期末在庫
平成 27 年 2 月(見込み)
127.2( 95.0%)
179.3(111.5%)
平成 27 年 3 月(予測)
136.6(100.9%)
169.1(104.2%)
平成 27 年 4 月(予測)
143.2( 97.5%)
157.2( 95.7%)
出回り量の予測
トン
%
180,000
+30.0
160,000
+25.0
140,000
+20.0
120,000
+15.0
対前年増減率
100,000
80,000
対過去5カ年増減率
+10.0
出回り量
+5.0
60,000
0.0
40,000
▲ 5.0
20,000
▲ 10.0
0
26年2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
注:平成27年2月以降は予測値
3
10月
11月
12月 27年1月
2月
3月
4月
▲ 15.0
期末在庫の予測
トン
%
240,000
+70.0
対前年増減率
220,000
+60.0
対過去5カ年増減率
200,000
+50.0
期末在庫
180,000
+40.0
160,000
+30.0
140,000
+20.0
120,000
+10.0
100,000
0.0
80,000
▲ 10.0
60,000
▲ 20.0
40,000
26年2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月 27年1月
2月
3月
4月
▲ 30.0
注:平成27年2以降は予測値
<予測手法>
○
出荷頭数は、最近の出荷頭数の傾向をもとに過去の月別出荷頭数の実績を考慮して予測。な
お、1日当たりの出荷頭数をベースにと畜場稼働日数を加味し、月単位で算出。ただし、直近
月については、日別の全国と畜頭数(速報値)をもとに推計。なお、27 年3月および4月の出
荷頭数予測値には、1月 19 日に農林水産省が公表した「肉豚出荷に対する国内の豚流行性下
痢(PED)発生の影響について」において、死亡頭数に基づき試算した頭数を織り込んでいる。
○ 生産量は、出荷予測頭数に過去の月別枝肉重量の実績をもとに算出した平均枝肉重量を乗じ
て部分肉換算率を 70%として算出。
○ 輸入量は、機構の実施している輸入動向検討委員会における輸入数量見込み。
○ 出回り量は、過去の月別出回り量の実績をもとに予測。
○ 月末在庫量は、機構の実施している食肉等保管状況調査の実績をもとに、生産量及び輸入量
を加え、出回り量を控除して算出。
お問合せ先
(独)農畜産業振興機構 畜産需給部
需給業務課 三田、横打
TEL 03-3583-4125
4
FAX 03-3587-0768