第2回科学部員研究セミナー開催報告(PDF:208KB)

平成25年度
第2回
千葉市中学校科学部研究セミナー
「理科研究のまとめ方を考えよう」
千葉市中学校科学部員が、理科自由研究作品発表会を参観したり、千葉市科学館の展示
から自由研究のテーマを見つけたりなど、理科研究の取り組みについて学びました。
日時:6月29日(土)9:30~12:00
会場:千葉市科学館
10階探究実験室
講師:千葉市教育委員会
指導課
指導主事 篠塚和仁
生涯学習振興課
主査補
先生
三橋勉 先生
最初に、講師の三橋勉先生からは、科学部OBとして、当時所属していた習志野市立第五中学校
科学部で過ごした思い出を話してもらいました。
当時の自由研究では、土の中にいる小さな生き物をテーマにした
「土壌生物の研究」をしていたそうです。土の中にすんでいる生き
物を捕まえるために工作用紙とライトを使って自作したツルグレン
装置のことや土壌生物を生きたまま吸い取ってガラスびんに集める
吸虫管などの話を参加した生徒たちは興味深そうに聞いていました。
特に、土壌生物の採集場所には苦労され、市内にある公園や神社
の境内などを探し回り、市内全域を自転車で駆け回って集めた苦労
話は心に残ったようです。また、この研究をまとめたものが市や県のコンクールに入賞したことで、
自分自身への自信にもつながり、
「将来は理科の先生になりたい」と考えるきっかけになったことなども
話されていました。
その後、科学部員は、千葉市中学校自由研究作品発表会に参加
し、みつわ台中の山科春乃さんの「夜行」がより長く明るく光る
にはどうしたらよいだろうか」と、小中台中の渡邊真理さんの
「しずくの研究」を聴講し、同年代の中学生が行った自由研究に
ついて直接学び、大いに刺激を受けていました。
後半の「理科の研究には、こう取り組む!」セミナーでは、研究を進めるにあたって大切なポイント
について解説してもらいました。身近な生活の中から研究テーマを見つける事の重要性や実験データは
数値化してまとめ客観性をもたせることも大切だということを知りました。
その後、千葉市科学館の展示コーナーに移動し、館内にある
展示物に触れながら、自由研究のテーマになりそうなものに
ついて各自が考えました。
体験後には、お互いが見つけた自由研究のテーマについて、
発表しあい、それぞれの考えを伝えあうことで、今日の学習の
まとめとしていました。