千葉市公共施設附設駐車場使用料の適正化指針(PDF:10KB)

千葉市公共施設等附設駐車場使用料の適正化指針
Ⅰ 駐車場使用料の基本的な考え方
公共・公用施設に附設する駐車場については、施設利用者の利便性の向上
に資するため、施設の規模や利用者数の多寡に応じて設置してきたが、これ
まで、ほとんどの施設が無料となっている。
しかしながら、これら駐車場の利用者は、施設の一定空間を占有し、その
駐車場の整備及び管理にはコストが必要であることなど特定の受益がある
ことから、施設利用の公平の確保と受益者負担の適正化の観点に基づき、原
則として有料とし、使用料の適正化を図る。
Ⅱ 施設の区分による駐車場使用料の扱い
1
公共施設(公共用財産)に附設する駐車場
公共施設に附設する駐車場については、原則として有料とする。
ただし、施設の設置目的や公共交通機関の利便性、料金徴収コストなど
を勘案し、以下のいずれかに該当する施設は無料とすることができる。
(1)公共交通機関の利便性が著しく乏しい公共施設
最寄りの電車及びモノレールの駅舎、バス停から著しく距離が離れた
施設や公共交通機関の運行本数が著しく少ない施設
(2)心身障害者(児)など体の不自由な方が専ら利用する施設
(EX:療育センター、障害者福祉センターほか)
(3)駐車場を有料化した場合その採算性が乏しい施設
徴収員の配置経費や徴収設備の導入経費などの料金徴収コストが料金
収入を上回るなど、採算性が乏しい施設
なお、採算性の判断にあたっては、駐車場の形態や規模、利用台数等
に応じて最も適した料金徴収形態を採用した場合のコストと、適正な料
金単価及び利用台数による料金収入を比較衡量することとする。
(4)その他市長が必要と認めた施設
1
2
公用施設(公用財産)に附設する駐車場
公用施設に附設する駐車場については、原則として無料とする。
ただし、施設周辺での娯楽や買い物、通勤など目的外の使用により、本
来の使用が阻害される恐れがある場合は、有料とすることができる。
(EX:本庁、区役所、保健所、保健福祉センターほか)
3
共用施設(「有料とする施設」+「無料とする施設」)に附設する駐車場
附設する駐車場を「有料とする施設」と「無料とする施設」が共用する
場合の扱いについては、
「無料とする施設」を利用した際、施設を利用した
ことを証する駐車券等への押印や無料券の発行などにより、適切に対応す
ることとする。
Ⅲ 料金の設定
駐車場料金の設定にあたっては、施設の利用形態や利用時間等に応じ、
時間単位もしくは一日単位の設定とする。
料金単価については、類似施設の状況や周辺の駐車場料金等を参考に、
設定する。
2