雪害対策を施し、収穫量 導】 【指導員】 園芸果樹課 佐々木 信 1月末時点での積雪量は、過去5年間の中では最も少ない年と なっておりますが、依然平年より多い状況に変わりないようです。 ガイやボルトで補修を行い、程 枝の欠損や裂開部分には、カス い、施設の倒壊を防ぎましょう。 除に備えましょう。 地の雪を減らし、春先からの防 況が続いています。少しでも園 れっかい 雪害対策をしっかりと行い、来シーズンに向かいましょう! 本年のリンゴ花芽分化率は約 7割で前年よりも高い分化率と ついて ◆本年のリンゴ花芽分化率に ますので、自園地の状況に合せ 果過多による小玉果も心配され 花の量が多い事で収穫量が多 くなる事が期待されますが、着 況を確認しましょう。 る事もあるので、見回りの際に また、以前に補修した部分は 雪に対する強度が弱くなってい しましょう。 塗布剤(バッチレート等)を施 れる場合は、被害部分を剪去し、 な時間や労力がかかる場合もあ 多く、園地に向かうまでも相当 今冬も除雪に関わる事故やケ ガが報道されています。果樹栽 ◆除雪作業は複数人で 度がひどく補修出来ないと思わ なっています。また、弱小芽の て剪定作業を進めましょう。 な場合は補強しましょう。 補修部分を点検しながら、必要 で、もしもの時を考慮し、作業 ります。何よりも重労働ですの 培においては、山間部の園地も 割合はその内の約3割と前年並 ◆園地を見回り雪害の軽減に となっており、充実した花芽が 多 い 状 況 で す。 昨 年 は 場 所 に 努めましょう から園地に向かうようにしま し、連絡の取れる体制を整えて は必ず二人以上で行うように よって開花量や着果量のバラツ 園地の消雪促進の為に、消雪 剤 の 散 布 も 効 果 的 で す。 近 年、 せ ん キが非常に大きかったので、剪 消雪が遅く初期防除が難しい状 の冠雪だけでなく、積もった雪 れ被害も見受けられます。 が、山際の園地などでは、枝折 り、収穫量が減少するなど厳し ◆ ◇ ◆ 果樹栽培において、4年連続 の豪雪や一昨年の初雪被害によ しょう。 雪による果樹への被害は樹上へ が沈むことによる被害も大きい う。 産地復興に向けて頑張りましょ です。雪害対策をしっかり行い、 復興に向けては今が踏ん張り時 い状況となっていますが、産地 ▲今年1月下旬の園地の様子 ので、出来るだけ小まめに園地 を見回り、樹上の雪下ろしや雪 に埋もれた枝の掘り上げ作業を 行いましょう。 ぶどう棚などの施設は、棚上 の雪払いや周辺の除排雪を行 JA通信 15 今冬は昨年に比べると、積雪 量が少ない状況となっています て い 定を始める前に自園地の花芽状 ▲リンゴ剪定講習会の様子(昨年1月撮影) 【園芸指 を確保しましょう!
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