福岡市 新たな空間と雇用を創出する「天神ビッグバン」始動 高さ制限の特例緩和や容積率の緩和で、10年間で30棟の民間ビル建替え 建設投資効果約2,900億円、経済波及効果毎年約8,500億円を見込む 福岡市は、天神地区まちづくりの一環として「航空法の高さ制限の特例承認」にあわせて、 「容積率の緩和」を福岡市の独自施策として実施、都市機能の大幅な向上と増床を図ってい くほか、雇用創出に対する立地交付金制度の活用や創業支援、本社機能誘致など、ハード・ ソフト両面からの施策を組み合わせて、アジアの拠点都市としての役割、機能を高め、新た な空間と雇用を創出するプロジェクト「天神ビッグバン」に取り組んでいくことにしている。 対象エリアは福岡市の天神交差点を起点に半径約500m、約80ha。主な施策には、福 岡市独自の支援制度として①福岡市都心部容積率特例制度、②福岡市利地交付金等。国家戦 略特区関連で①航空法高さ制限エリア単位での特例承認、②スタートアップカフェの運営及 び機能強化の拡充、③国家戦略道路占用事業(ストリートパーティー)等。国の支援制度に ①特定都市再生緊急整備地域。また、民間投資を呼び込む主なプロジェクトとして、①天神 明治通り地区の天神1丁目南ブロックに地下通路整備、②天神通線の延伸(まちづくりとあ わせて検討) 、③旧大名小学校跡地まちづくり、④水上公園再整備など。新規に交通混雑の低 減に向けた駐車場の隔地化・集約化を行うことにしている。 同市ではこの取り組みによって、今後10年間で30棟の民間ビルの建て替え(建設投資 効果約2,900億円)を誘導し、延床面積が1.7倍、雇用が2.4倍に増加、建替え完 了後から新たに毎年約8,500億円の経済波及効果を見込んでいる。 天神ビッグバン計画図
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