技術・家庭科(家庭分野)の分析と改善策 1年 ①結果分析 項 目 関心・意欲・態度 生活を工夫し 創造する能力 生活の技能 知識・理解 分 析 「授業に集中している」という設問に対し「そう思う」「ややそう思う」 との回答が 87%、 「授業に意欲的に取り組んでいる」に対しては 83%で あった。また「授業で興味のある内容があった」という設問では 77%で あった。 食生活の問題点と改善方法について、1つしか指摘できなかったり、具 体的に考えて記述したりすることができなかった生徒がみられた。 計量カップ・計量スプーンを使った簡単な実技テストはほぼ全員が問題 なくクリアしている。しかし時間内に片付けを終わらせられない班があ ることが課題である。 期末考査の平均点は5割弱だったにもかかわらず、考査後のアンケート で「授業の内容は理解できている」という設問に対し「そう思う」「や やそう思う」との回答が 85%、「授業の進む速さはちょうどいい」に対 しては 89%であった。 ②具体的な改善策及び生徒の活動や発表力を身に付けさせるための工夫と、評価(検証)方法 【具体的な改善策】 ・授業に対する集中が削がれないように、授業規律を整える。 ・授業時間内のみでの包丁の技能の向上は困難であるため、夏期課題で家庭での練習を設定する。 また、授業で技能テストを取り入れた実習を行う。 ・調理実習では、班での協働を意識させ、教室でも班活動や発表を取り入れた授業を行う。発表は ひな形にそってさせるようにし、発表の形式に慣れさせる。 ・前時を復習する小クイズの回数を増やし、知識を定着させる。 【評価(検証)方法】 ・授業および実習観察 ・ノート ・ワークシート ・期末考査 ・実技テスト 技術・家庭科(家庭分野)の分析と改善策 2年 ①結果分析 項 目 関心・意欲・態度 生活を工夫し 創造する能力 生活の技能 知識・理解 分 析 「授業に集中している」という設問に対し「そう思う」「ややそう思う」 との回答が 73%、 「授業に意欲的に取り組んでいる」に対しては 81%で あった。また今学期は製作実習に専念していたため「授業で興味のある 内容があった」という設問に対しての同回答は 57%にとどまった。年度 当初に生徒に「製作したいもの」の希望を書かせ、圧倒的多数回答をも とに実習教材を設定したが、それだけでは意欲に直結しないと考えられ る。 製作するバッグの大きさ等、自由度を持たせて型紙を作図させたが、結 果として目標設定が高すぎたようである。 ミシンで縫製する技能はあっても、まち針の扱い、下糸を巻くこと、針 に糸を通すこと、下糸を引き出すことなどそれぞれ個々人に困難があ り、結果としてなかなか作業をすすめることができない。 「授業の内容は理解できている」という設問に対し「そう思う」 「やや そう思う」との回答が 71%、「授業の進む速さはちょうどいい」に対し ては 71%であった。 「理解できない」 「速すぎる」という自由記述も目立 ったが、同じ説明でも個別指導では理解されるため、本質は速さの問題 だけではないとも考えられる。 ②具体的な改善策及び生徒の活動や発表力を身に付けさせるための工夫と、評価(検証)方法 【具体的な改善策】 ・ (次年度同教材を扱うと仮定したときに)実習の事前に、ただ過去に縫製した製作物を挙げさせ 漠然と得手不得手を問うのではなく、 「どのように」製作したことがあるのか(しるしは布にあ らかじめプリントされていたのか、ミシンはセットされていたのかなど)を思い出させ、現時点 での技能・知識と目標との間のギャップを把握する。 ・撮影した動画を使って作業の説明をしたが、それに加え壁面を使って説明図を掲示し、実習中い つでも見られるようにする。 ・プリント・ワークシートをクラスの作業進度に合わせてその都度配布していたが、まとめて配布 して見通しを持たせ、個人の進度に合わせる方法も検討する。 【評価(検証)方法】 ・授業および実習観察 ・ノート ・ワークシート ・期末考査 ・作品 技術・家庭科(家庭分野)の分析と改善策 3年 ①結果分析 項 目 関心・意欲・態度 生活を工夫し 創造する能力 生活の技能 知識・理解 分 析 「授業に集中している」という設問に対し「そう思う」「ややそう思う」 との回答が 99%、 「授業に意欲的に取り組んでいる」に対しては 94%で あった。 「授業で興味のある内容があった」という設問に対しての同回 答は 84%であった。 実習したおやつの応用例を考えることができる。 おやつ作りを1時間で片付けまで終了することができる。 「授業の内容は理解できている」という設問に対し「そう思う」 「やや そう思う」との回答が 99%、「授業の進む速さはちょうどいい」に対し ては 98%であった。 ②具体的な改善策及び生徒の活動や発表力を身に付けさせるための工夫と、評価(検証)方法 【具体的な改善策】 ・課題の発表により、幼児に関する興味を持たせ、知識・理解を深める。 ・ (2学期は)作品鑑賞により多くのアイディアや工夫を学ばせる。 ・技能の習得には、生徒同士の学び合いの場を設定していく。 【評価(検証)方法】 ・授業および実習観察 ・ノート ・ワークシート ・期末考査 ・作品
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