「地縁型ネットワークをデザインしよう」と題して行った分科会Aでは、基調トークの スピーカー西濃環境NPOネットワークの岩間氏を囲んで、話し合いが進められました。 各自ではしっかり活動できているものの、団体間のネットワークや連携にまだまだハード ルを感じているNPO関係者、また、そうしたNPO間のネットワークを望む行政職員な ど、多様な参加者が集まりました(14名、スタッフ含む)。悩みのレベルも様々である中、 岩間氏が仕掛けたネットワークの成り立ちについて根掘り葉掘り参加者が質問し、それに 経験豊富な岩間氏や当団体の竹内が答える形でテーブルは大いに盛り上がりを見せました。 特に印象的だったのは、 「地元(行政等)に認めてもらうには、出来るだけ遠くの、そして より大きな組織(県や環境省など)からお墨付きをもらうこと」というコメント。人を集 めるための具体的なアドバイスも多くなされました。参加者もそうした長年の着実な行動 1つ1つが実を結び、今の西濃環境NPOネットワークがあることに感心しきり。 「継続こ そ力なり!」という最後に発せられた岩間さんのお言葉に、やはり成功に近道はないのだ と、改めてその言葉の重みを噛みしめる参加者一同でありました。 (5)4つの分科会紹介 分科会A 『地縁型ネットワークをデザインしよう!』 ~どう巻き込む?地域の団体、企業、行政etc~ ☆話題提供者 西濃環境NPOネットワーク 事務局長 岩間誠氏☆ こんな課題に対して… 地域の商店 街などと連携 した事業を行 いたい… 行政から のお墨付き や支援がほ しいけど… 地域住民と課題の共有 ができない。活動に参 加してもらえない… 西濃環境NPOネットワークではこんなことができました! ・地域全域を巻き込んだ一斉清掃活動で住民の課題認知度向上! ・地域商店街を巻き込んで地域から出るゴミを減量! ・市民活動主導のプロジェクトを自治体が事業化! 西濃環境NPOネットワークの活動の基本は、普段環境問題と接する機会の 少ない地域の人たちに対して、活動に参加する機会を提供していくことに ありました。 地域の住民が、企業が、行政が、地域の環境問題に関わるために、西濃環境 NPOネットワークではどんな仕掛けを作ってきたのかを伺い、それをヒントに 参加者がそれぞれの地域で誰を、どうやってネットワークに巻き込んでいくかに ついて探っていきます。
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