名古屋大(前期)【生物】解答例 問題Ⅰ ⑴ ア−e ⑵ 水流の向き。 (6字) ⑶ 視覚 ⑷ 自分の位置を一定の場所にとどめている。(19 字) ⑸ エ−s オ−d カ−k ケ−p コ−e サ−a ⑹ イ−g ウ−c キ−m ク−g まず基部に近い部分で 15,000Hz の周波数が基底膜を振動させ,次に 中間あたりで 7,000Hz の周波数が,最後に頂上に近い部分で 2,000Hz の周波数が基底膜を振動させる。 ⑺ c ⑻ 回転停止直後では,体の動きは止まっていても内部のリンパ液は慣性 により感覚毛へ左から右へ力をかけるので,眼球は左から右へゆっくり と移動した後,右から左へ急速に移動する。リンパ液の流れは時間が経 つにつれておさまるため,眼球の移動の速度と振幅は小さくなっていく。 問題Ⅱ ⑴ ア−花粉四分子 イ−雄原細胞 ⑵ 花粉母細胞−100 個 ウ−助細胞 エ−重複受精 胚のう母細胞−400 個 ⑶ Aa(胚珠親) aa(花粉親) 胚 −Aa:aa=50%:50% 胚乳−AAa:aaa=50%:50% aa(胚珠親) Aa(花粉親) 胚 −Aa:aa=50%:50% 胚乳−Aaa:aaa=50%:50% ⑷ S1S1:S 1S 2:S 2S 2=1:2:1 ⑸ b ⑹ 受精に寄与したおしべの S 遺伝子型−S1S2 理由−卵細胞の遺伝子型は,S1S1:S 1S 2:S 2S 2=1:4:1=20:80: 20で,F1はS 1S 2(20S 1S 1+80S 1S1+20S 2S 2)である。よって,雄 性配偶子はS1S2。 問題Ⅲ ⑴ Aに含まれる熱に強い何らかの物質が,電気刺激により活性化した。 この活性化物質がBの遺伝物質に作用し,Bが発光機能をもつ細胞へと 変化した。 ⑵ 電気刺激によりBの遺伝物質に変化が起こり,発光機能をもつ細胞に なった。 ⑶ Aに含まれる熱に強い何らかの物質が,電気刺激によりBに受容され た。その結果,Bの遺伝物質に変化が起こり,発光機能をもつ細胞にな った。 ⑷ 4 ⑸ (afc)n,(ajd)n 問題Ⅳ ⑴ ア−温室効果 イ−夏緑樹 ウ−針葉樹 ⑵ 垂直分布 ⑶ ( 2660 m−2540 m) ⑷ ハイマツの現在の分布限界から山頂までは,( 2752 m−2680 m )= ( 90年−10年) = 1.5 m/年 72 mある。分布の上昇速度は1.5 m/年なので,72 m 1.5m/年=48年。 よって,48年後にはハイマツは山頂にまで分布を広げる。このハイマ ツが成長すると,ハイマツの下で生育できない草本Eはこの山から姿を 消すと考えられる。 ⑸ 草本Aと草本Cはハエ類が虫媒する。2013年・2014年ともに開花期 間とハエの活動期間がほぼ一致したため,果実形成率に変化はなかった。 一方,草本Bと草本Dはハチ類が虫媒する。2013年は開花時期とハ チの活動時期が一致していたが,2014年はずれてしまったため,果実 形成率が低下したと考えられる。
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