平成 26 年度森林・山村多面的機能発揮対策交付金の注意事項 一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構 ◆ 切捨て間伐について 人工林の切捨て間伐は原則として交付金の対象外です。 間伐した後に集積・処理を行うのであれば対象となります。 集積とは → 林内が整然としていること 大雨が降っても伐採した木が流出しないこと 大雨等でも伐採した木が流出しないよう対策とは、例えば、等高線上に平行になるよ う伐採した材を移動するなどの後処理をすることです。 作業前・中・後の写真はもちろん必要ですし、26年度は全団体の現地調査に伺う予 定です。 作業終了後にも引き続き山に入り、住民たちの手によって里山を守っていく事がこの 事業の目的です。間伐した木がそのまま放置されていれば、危険も多く里山として管 理していくのは難しくなります。 ◆ 作業道の作設・改修について 道をつけるだけ、直すだけではその道幅×延長の面積のみしか対象になりません。 その道をつける・直すことによって周辺の整備が可能になり、その可能になった範囲 の雑草木の刈払い等の作業を実際に行った場合にのみ、作業をした周辺の面積も交 付金の対象になります。 原則として、雑草木の刈払い等の作業を現地で実施していなければ道の延長面積し か対象になりません。周辺の森林面積は対象外です! 各自の判断で活動しても、それが要領・要綱に沿った活動でなければ交付金はでま せん。この事業は会計検査の対象事業ですので、正確に、かつ要領・要綱に沿った 活動とその報告を行ってください。 ◆ 空間利用タイプについて 実施要領に「森林空間利用タイプは計画的に実施するものとし、1回の開催に つき概ね10名以上の参加者を伴う事とする。」とあります。 計画的に実施するということは、 ・事前に打合せを行い、公募等を行って広く参加を呼び掛ける事。 (チラシ・広報・ホームページ等) ・地域協議会へも、イベントを行う際には事前に開催の連絡を行う事も必要で す。希望があれば当会のホームページへの掲載も出来ます。 活動記録と写真だけでは、実績報告として受理することができません。(林野 庁より指導あり) 実績報告の際には、 ① 募等を行った資料 (募集を呼び掛けたチラシ・パンフレット・広報等、裏付けの取れるもの) ② イベントの報告書(場所や時間、参加人数、活動内容等を記載) ③ イベント参加者の名簿(参加者・スタッフ・講師の別に) ④ 参加人数を確認できる集合写真が必要になります。 1回の開催につき概ね10名以上の参加者を伴う事とするとは、 スタッフ・講師を除いた参加者が10名(概ねとは8名)以上の参加が条件と いう事です。公募を行ったが人が集まらなければ、活動として対象になりませ ん。 空間利用タイプも、活動場所は協定書を結んだ場所(山)での活動が対象です ので、それ以外での場所で行っても対象とはなりません。 また、イベント保険は交付金の対象となっていますし、国の交付金事業を実施 するうえでの事故はあってはならないことですが、万一の為に保険加入も併せ てお願いします。 ◆手数料について 「振込手数料」や「代引き手数料」などは、交付金の対象となりません。
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