児童・保護者用 ● 調布市教育委員会 ● としうえ ● ひと こころ からだ こうげき ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 「いじめ」は,ともだちや年上の人などから 心 や 体 などを攻撃されてくるしいなとかんじるものです。 あ ことば かんが ▽いじめをなくす合い言葉 ○みんなで 考 えよう 「するをゆるさず」 ひと 「いじめ」は,人としてぜったいにしてはいけない ことです。 こころ いじめはともだちの 心 をきずつけます。ぜったいにゆるされないことです。 う せ 「されるを責めず」 ひと こころ いっしょう いじめられた人の 心 のいたみは一 生 きえません。 き も ひと はな たの ひと し ▽ いじめられている人へ ひと ひと いじめている人やまわりで見て楽しんでいる人,知らんぷりする人みんなが,いじめられて ひと こころ か ぞ く せんせい はなし くるしいなとかんじたときは,家族や先生にお 話 しましょう。 いる人の 心 をきずつけています。 かなら せんせい あ いじめについてともだちやクラスのなかまと話し合いましょう。 「いじめはみんなのもんだい」 み こころ そして,ぜったいにゆるさない気持ちをもちましょう。 いじめられている人はぜったいに何にもわるくありません。 ひと ひと 「いじめ」を受けた人の 心 のきずは,ずっときえません。 みなさんは, 「いじめ」をぜったいにしないようにしましょう。 たい しどう おこな ○ 先 生 たちは,いじめる子に 対 して, 「いじめはぜったいにゆるされない」ということがわかるように指導を 行 っていきます。 せんせい ぜんりょく まも ひ と り 必 ずだれかがたすけてくれます。あなたは一人ではありません。 とお ○ 先 生 たちは,いじめられる子たちをいっしょうけんめい, 全 力 で 守 り 通 します。 ひと いじめている人へ き ▽いじめはともだちをくるしめる こころ なかまはずしや,ぼうりょく,いやがることをする(させる)ことは,ともだちなどの 心 や からだ み 体 をきずつけます。 おも 見ている人がいじめを さらにひどいものにしている ひとり A:いじめられている子ども(主に一人) おも すうにん B:いじめている子ども(主に数人) て だ み たの ひと じぶん 「かわいそう…、でも…」 「自分がやられたら・・」 し かかわりたくない D じ ぶ ん おこな かえ ともだちをきずつけていませんか。自分の 行 っていることをふり返 ってみましょう。 いじめられているともだちは,ふかくくるしんでいます。 こころ 心 のいたみはずっとのこります。 「いじめ」 はぜったいにいけません。 知らんぷり C:手出しはしないけど,見て楽しんでいる子ども ひと しかえ まわりにいる人たちへ いじめ D: 「かかわりたくない」 「仕返しがこわい」とおも み A み うから,見てないふりをする子ども CやDの子がいじめをさらにひどいものにし ています.。いじめはみんなのもんだいです。 も いじめのはじまりは, 「このくらいだいじょうぶだろう」という気持 ちです。 き も いじめを見ていて,いやな気持ちになりませんか。 ひとこと あなたの「やめようよ。 」の一言が,ともだちをえがおにします。 B み 見てない ふり C せんせい クスクス(あざわらう) こわい うち ひと おとな ちから ゆうき いっぽ また,先生やお家の人など大人の力 にたよることも勇気ある一歩です。 保護者のみなさま いじめ防止のためには,早期発見と早期対応が重要です。家庭や地域社会においても子供たちの豊かな学校生活を願っ て,是非,ご協力ください。 (様子をよく観察してください) 常日頃から,子供の様子をよく観察してください。 「いじめ」については,保護者のみなさまには話しづらいことが多いです。 「いじめ発見のポイント」にあるように,お子様が発するサインに気付けるよう,注意深く見守ってください。 (まずは話を聴いてください) お子様が話し始めたら,まずは自分の意見をはさまず最後まで話を聴いてください。 じっくり聴いてから, 「必ずあなたを守る」という気持ちを伝えてください。 (学校に相談してください) 学校では,担任はもちろん,校長,副校長,養護教諭,スクールカウンセラーなどが最優先で対応します。 「先生たち忙しそうだから」などの気を遣う必要はまったくありません。子供の命が第一優先です。 (その他の相談機関) 学校に相談しにくいときは,様々な相談窓口があります。右下に掲載した相談機関に御相談ください。 いじめの発見には家庭の協力が必要です。 いじめのサインは見えにくく,深刻な状況に至るまで周囲の人たちが気が付かない事態も起こり得ます。いじめの発見のきっ かけは「文部科学省問題行動調査」によると「保護者からの訴え」によるものが多数あることが分かっております。いじめの 早期発見のためには,保護者との連携が必要です。いつもと違う様子が少しでも見受けられたら是非学校や相談機関等に相談 していただきますよう,お願いいたします。 ネット上のいじめ ○ネット上のいじめとは,携帯電話やパソコン等を通じて,インターネット上のウェブサイトの掲示板などに,特定 の子供の悪口や誹謗・中傷を書き込んだり,メールを送ったりするなどの方法により,いじめを行うものです。 「ネット上のいじめ」から子供をまもるためには,使用時間帯や金額などの家庭のルールを作ったり,必ずフィルタ リングの設定をしたりするなど,保護者の管理が必要です。 (平成21年度から「法律」により民間業者にフィルタリングの提供などが義務づけられています。 ) ○学校は学習の場であり,携帯電話などの学習に不必要な物は持ち込まないことが基本です。子供の携帯電話は保護 者の管理下にあるものです。ネット上のいじめを発見したら,書き込みの内容を確認し,掲示版のアドレスを記録 し書き込み内容を保存してください。 削除依頼については掲示版の管理者またはプロバイダに削除依頼をするようにしてください。詳しくは,学校また は調布警察署等に御相談ください。 いじめの構造は,複雑です。解消するには,学校・家庭・地域社会が緊密な連携を図っていくことが重要です。 いじめ発見のポイント 子供たちが発する次のサインに気付いたら,各学校にご相談ください。 4 言葉・行動 1 家庭や地域での表情・態度 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ あいさつしても返さない。 笑顔がなく沈んでいる。 ぼんやりとしていることが多い。 視線をそらし,合わそうとしない。 わざとらしくはしゃいでいる。 表情がさえず,ふさぎ込んで元気がない。 周りの様子を気にし,おずおずとしている。 感情の起伏が激しい。 いつも一人ぼっちである。 5 遊び・友人関係 2 身体・服装 □ □ □ □ □ □ 体に原因が不明の傷などがある。 けがの原因をあいまいにする。 顔色が悪く,活気がない。 登校時に,体の不調を訴える。 寝不足等で顔がむくんでいる。 ボタンが取れていたり,ポケットが破けたり している。 □ シャツやズボンが汚れたり,破けたりしている。 □ 服に靴の跡がついている。 □ 友達から不快に思う呼び方をされている。 □ 付き合う友達が急に変わったり,教師が友達のことを 聞くと嫌がる。 □ 友達から笑われたり冷やかされたりする。 □ 特定のグループと常に行動を共にする。 □ プロレスごっこ等にいつも参加させられている。 □ よくけんかが起こる。 □ 他の人の持ち物を持たせられたり,使い走りをさせら れたりする。 6 教師との関係 3 持ち物・金銭 □ □ □ □ □ 他の子供から,言葉かけを全くされていない。 いつもぽつんと一人でいたり,泣いていたりする。 登校を渋ったり,忘れ物が急に多くなったりする。 家から金品を持ち出す。 かばんや筆箱等が隠される。 ノートや教科書に落書きがある。 靴や上履きが隠されたり,いたずらされたりする。 必要以上のお金を持っている。 なくした,落としたなどと言うことが多い。 □ 教師の話をしなくなる。 □ 教師とかかわろうとしない,避けようとする。 いじめに限らず,お子さまについての相談には,様々な窓口があります。是非,ご相談ください。 こんないじめを聞いたことはありませんか? ・あの子も悪いから,いじめられても仕方ない。いじめられる方に問題があるんだよ。 ・インターネットの掲示版に遊び半分で友達の悪口を書いてしまった。顔が見えないから,相手の気持ちを考えなかった。 ・おもしろそうだから笑ってしまった。 いじめをなくしていきましょう。 ・いじめはどんな理由があっても決して許されない人権問題です。 ・ 「悪いことは悪い」と言い合える雰囲気をつくっていきましょう。いつでも話し合える雰囲気をつくりましょう。 ・いじめられている人がいたら,声をかけたり相談したりしていきましょう。 ○調布市 教育相談所 ○東京都教育相談センター ○24時間いじめ相談ダイヤル ○東京都児童相談センター ○子供の権利擁護相談事業 ○警視庁少年相談係<ヤングテレホンコーナー> ○東京都立小児総合医療センター ○東京都立中部総合精神保健福祉センター ○東京都立精神保健福祉センター ○東京都立多摩総合精神保健福祉センター ○都民の声 ○各学校のいじめ相談窓口 042-481-7633 03-5800-8008 0570-0-78310 03-3202-4152 0120-874-374 03-3580-4970 042-312-8119 03-3302-7711 03-3842-0946 042-371-5560 03-5320-7725 いじめ相談ホットライン (24時間対応) 03-5800-8288
© Copyright 2025 ExpyDoc