資料3 第4章 重点戦略とその内容(文化・スポーツ)<案> 2.重点戦略の内容 (5)夢を育み人間性を豊かにする“文化・スポーツ戦略” 2020年には、東京オリンピック、2024年の滋賀国体開催が予定されています。 これまで、市民体育大会、チャレンジ比良登山大会、朝日レガッタ、びわこ毎日マラソ ン大会などを開催し、スポーツを通じた人とのふれあい、コミュニケーションの形成、更 には地域づくりや本市のまちづくりを進めてきましたが、今後のアスリートの育成につい ては、小・中学生などを対象にトップアスリートによる競技教室などを実施し、体力・技 術力の向上を図るとともに、大学と連携をしながら、中学校運動部活動の推進を図ります。 また、文化においては、世界遺産である延暦寺をはじめとする数多くの歴史的資産、街 道の風情を残すまちなみ、祭などの伝統行事、伝統工芸や郷土料理など、その魅力の広が りは多岐にわたって、市内のそれぞれの地域に息づき、地域の個性を特徴あるものとして います。 今後とも、 「感動・創造・交流に輝きを増す、湖都文化のまち」を目指し、市民・市民団 体、事業者、市が協働して、大津の文化の魅力を発信すると共に、大津に関する学習を通 して、地域への関心を高め、地域を愛する心を育み、地域づくりに貢献する人を育む「お おつ学」を推進します。 ■課題 人と人との繋がりが希薄傾向にある中、スポーツや文化活動に親しむ機会に参加し、 「学 校」や「職場」以外の様々な場における人間関係づくりを進める必要性が高まっています。 スポーツでは、平成 32 年に東京オリンピックが、また平成 36 年には 2 順目滋賀国体の 開催が予定されています。 市民スポーツは、競技スポーツだけでなく、幼少期から高齢者までが、それぞれの意欲 を高めて、健康的で体力向上を目的とした生涯スポーツとしての捉え方が求められていま す。 また、児童・生徒は、幼児期の体験不足や外遊びが少なくなり、体力低下が問題となっ ており、指導者面でも、学校における運動部活動を含め、体育顧問やスポーツ指導員の充 実をすることが重要であり、運動を行う習慣が低い中高年の運動習慣の定着化についての 取り組みも必要となっています。 文化面では、本市には全国に誇るべき歴史的・文化的資産が数多くあり、受け継がれた 良き地域文化や伝統を守り育てることが大変重要です。本市の魅力ある自然環境や、様々 1 資料3 な歴史的・文化的資産を受け継ぎ、新たな担い手を育成していく必要があります。 ■方針 ・将来の滋賀県を代表する国体選手の可能性を有する青少年が、一人でも多くスポーツに 対する興味や情熱を確保できるようアスリートチャレンジを実施します。 ・子どもから高齢者まで、市民がそれぞれのライフステージにおいて、身近な地域で誰も が気軽にスポーツを楽しめる環境づくりを推進します。 ・本市の自然や歴史、地域文化、伝統は大津の特色として重視し、次代へ保存・継承する ための学習活動を推進します。 ■成果目標 ・ トップアスリートを招聘した教室の開催数 ・ 未来のアスリートの育成(技術指導を目的とした大学生の派遣数) ・ スポーツ関連全国大会の誘致件数の増 ・ 地域に埋もれている指定文化財の増 ・ 各地域の方々との連携による出張講座の拡充 ・ 歴史博物館の来館数の増 ・ 歴史情報のデジタル化の進捗及び発信数の増 ■主な事業 ・ 国体・オリンピックチャレンジ事業の実施(市民スポーツ課) ・ 国体を見据えた中学校運動部活動の競技力向上事業の充実(学校保健体育課) ・ 国体に向けた競技会場の獲得(市民スポーツ課) ・ 統合型地域スポーツクラブの育成支援(市民スポーツ課) ・ 各種全国大会開催に対する支援(市民スポーツ課) ・ スポーツイベントの戦略的実施の検討(市民スポーツ課) ・ おおつ学の構築(生涯学習課) ・ 博物館普及啓発事業(歴史博物館) ・ 地域の自然や伝統文化の体験的学習の推進(生涯学習課) ・ 大津市歴史博物館・大津市埋蔵文化センター等と連携した歴史講座の開設 (歴史博物館) ・ 地域住民と連携した学区の歴史文化を学ぶプログラムの充実(歴史博物館) ・ 埋蔵文化財発掘調査現地説明会の開催(文化財保護課) 2
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