解 答 - 難関私大文系専門 増田塾

2015 入試解答速報
難関私大文系専門予備校
2 月 18 日
⻘⼭学院⼤学(国際政治経済学部)英語
解答と解説
解 答
(満点︓150 点)
Ⅰ(10 点)
コミュニケーション研究は⻑い期間に渡ってその研究対象が変わったり、名前が変化してきたため、他
の学問から独⽴した正当な学問研究として認識されるために、継続的な努⼒が必要なこと。(87 字)
Ⅱ(10 点)
I would take him or her to the Japanese traditional sites. I guess they haven’t directly come
into contact with the Japanese culture and haven’t seen the impressive Japanese scenery or
architecture. Therefore, I think the best way to change their negative view is to show them
around and have them understand the virtue of Japan. (56words)
Ⅲ(18 点 各 3 点×6)
A.
(1)c
(2)a
B.
(1)a
(2)b
C.
(1)c
(2)b
Ⅳ(40 点 各 4 点×10)
(1)T
(2)T
(3)F
(4)T
(5)T
(6)T
(7)F
(8)T
(9)F
(10)F
1
解答速報の著作権は増田塾に帰属します。許可無く⼀切の転⽤・転載を禁じます。
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Ⅴ(32 点 各 4 点×8)
(1)a
(2)b
(3)b
(6)a
(7)a
(8)c
(4)c
(5)a
Ⅵ(40 点 各 4 点×10)
(1)i
(2)e
(3)c
(4)a
(5)h
(6)j
(7)f
(8)g
(9)d
(10)b
(※配点は予想配点です)
2
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解 説
Ⅰ
段落構成は 1 段落で、recognition problem とは何かを示し、2 段落でその原因を具体的に並べ、最終
文で再び recognition problem の説明に戻すという形がとられている。90 字という制約上、具体例部分
は省き、抽象的説明部分をうまくまとめていく。
① 1 段落・1 文目の主文「コミュニケーションの学問分野は、他の学問と区別される正当な学問研
究として認識されるために、絶えず努⼒している。」、2 段落・最終⽂「その内容と境界線を明確
に描いていない学問分野」の内容をふまえ、recognition problem をまとめる。
② 2 段落・1 文目の due to ~「〜のため(原因・理由)」に注目し、
「コミュニケーション研究が時
間をかけて注目したものが移り変わり、その名前も変化してきた。」という recognition problem
の原因にも触れる。
Ⅱ
「⽇本について完全に否定的に⾒る海外の学生にどう対応するか。」というテーマ。
「How ~ deal with?」
に対する回答を端的に示し、「reasons」となっているため、2 つ以上の理由をまとめる。
Ⅲ
A.
1.
2 段落・2 文目と 3 ⽂目「インターネットが剽窃をはるかに容易にしている」、
「それは教師が確かめ
ることができないほどの情報源をあたえている」というこの文章のテーマと一致するのは、
〔c〕
「イ
ンターネットは剽窃を⾏うことを簡単にしたが、発⾒するのを難しくした」
2.
1 段落・1 ⽂目「剽窃とは他の⼈の思考の産物を取り出し、それを⾃分のものとして表現する不当な
⾏い」とあり、〔a〕「剽窃とは文学上の窃盗を犯すようなものである。
」を支持することができる。
B.
1.
1 文目と 2 文目「2015 年までに 8370 万人のアメリカ人が 65 歳以上になる」、「2050 年に⼈⼝が
4 億⼈に増えたと⾒積もられたとしても⾼齢化は起こる」の記述より、今世紀半ばの 65 歳以上の人
口は 8370 万人÷4 億人×100=20.9%となり、
〔a〕が正解。
3
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2.
4 文目「高齢化につながる他の要因は、煙草に関連する病気で亡くなる人が少なくなっていることを
含む」と一致するのは、
〔b〕「健康を意識した⽣活習慣による死亡率の減少」
C.
1.
具体例から、
〔a〕the Origin of Proverbs「ことわざの由来」
、〔b〕Misleading Information「誤解
を生む情報」は読み取れない。1 段落・3 ⽂目「ことわざはある⺠族の価値観・規範・習慣(=文化)
に関するメッセージを送る手段である」より、
〔c〕
「ことわざを通じて文化を描写する」が正解と判
断できる。
2.
1 段落・最終⽂「ことわざはある⽂化集団の社会・政治・倫理・宗教的な思考と⾏動のパターンを映
し出す証拠として役⽴つ」、2 段落・4 文目「ことわざを調べてみると、ある文化集団によって一般
的に保持される考え⽅の誇張表現を⾒つけることができる」とあり、
〔b〕
「ことわざはたいていある
文化集団に幅広く受け入れられた価値観を表現しているので、それらを調べることで、文化的な考え
方を探求することができる」を支持することができる。
Ⅳ
1.
1 段落・2 文目「1964 年の明らかな差別は今やまれである」と⼀致。
2.
2 段落・1 文目「racial realism はサービスを提供する人と受ける人の人種的な背景を一致させる慣
⾏である」とあり、また、以降の⽂から hiring「雇用」と placing「配置」の慣⾏ともわかる。よっ
て一致。
3.
3 段落・1 文目「1986 年の最⾼裁の決定は、⼈種の役割モデルのために教師を雇⽤し、配置するこ
とは差別だと主張した」とあり、「最高裁は支持を示した」が矛盾。
4.
3 段落の具体的な判例では、いずれも racial realism に対し、stereotype 「固定観念」に基づいて
おり、discrimination「差別」であると判断している。そして、4 段落冒頭では、racial realism を
認めた事例が 2 つだけあると述べている。よって、「アメリカの裁判所は一般的には racial realism
を差別であると考えている」は一致。
5.
3 段落・1 文目「racial realism を認めた事例が 2 つだけある」
、一つ目が、2 文目「警察官の雇用・
配置における racial realism を正当化している」の部分、二つ目が、3 文目「芸術に関する認可にお
4
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いてなされた例外があった」とある。よって⼀致。
6.
3 段落・3 文目「2012 年、テネシー地区裁判所は主⼈公で⽩⼈だけをキャスティングすることは⾔
論と同様、ひとつの表現であると述べた」と⼀致。
7.
4 段落・2 文目「白人以外の市場部門ーより低い収⼊の傾向があるー」と「⽩⼈以外の販売員の給料
水準が上がる傾向がある」が矛盾。
8.
5 段落・2 文目と 4 ⽂目「少数派の機会を遮らないようにする必要がある」、
「固定観念ではなく、証
拠に頼らないといけない」と一致。
9.
「racial realism は⽩⼈以外の従業員の雇⽤の機会を増やす、雇⽤者に利益が出る」は本⽂に記述な
し。
10. 6 段落・最終⽂「racial realism の過剰さに注意しなければならない」とは言っているが、「racial
realism を維持すべきだ」とは結論付けていない。よって、不⼀致。
Ⅴ
1.
2 段落・2 文目「myopia、言い換えれば近視眼」と一致するのは、
〔a〕
「近くの物は鮮明だが、遠い
ものがぼやけて⾒える目の状況」
2.
〔a〕2 段落・1 文目と一致。
〔b〕2 段落・最終⽂「深刻な近視眼は⾼齢者より、若い⼤⼈たちの⽅が 2 倍蔓延している」と矛盾。
〔c〕3 段落・1 文目と一致。
3.
3 段落・2 ⽂目「⾄近距離の活動は、通常のまばたきを妨げ、目に疲労をもたらす」と⼀致するのは、
〔b〕「それらは目を疲れさせるため」
4.
4 段落・2 ⽂目「外の光は視⼒にプラスの影響があることが⽰された」と⼀致するのは、〔c〕「我々
は明るい太陽の中、外で十分な時間を過ごすべきだ」
5.
5 段落・3 文目と 4 文目「子供たちの眼球には順応性があり、目に近い作業をたくさんやらせると、
目は近視眼が通常の状態だと認識してしまう」
、6 文目「大人になり、完全に形成された目はうまく
5
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目の疲れに対処することができる」と一致するのは、〔a〕
。
6.
6 段落・2 ⽂目「勉強のストレスが⾼まると、近視の蔓延度も⾼まる、同じ都市の学区間でも近視の
度合いの違いがある」と⼀致するのは、〔a〕。
7.
7 段落・2 ⽂目「眼球への過度なストレスは網膜剥離、異常な⾎脈の肥⼤、その他の合併症のリスク
を増⼤させ、取り返しのつかない視⼒の喪失につながってしまう可能性がある」と⼀致するのは、
〔a〕。
8.
8 段落・最終⽂「光の強さが強いからであろうと、⾄近距離の作業が少なくなるからであろうと、外
での活動が目を保護してくれる」と一致するのは、〔c〕。
Ⅵ
1.
「思い出すことは、ダイナミックで推測的な過程である。-(2)ではなく(1)である―」という文
意。次の⽂を⾒ると、
「ほんの少しの重要な詳細事項だけ思い出しを、失われた記憶の断片は再構築
する」とある。よって、
(2)再生産的ではなく、
(1)構築的となる。
2.
上記参照。
3.
ask O to V 「O に V するように頼む」の受動の形。
「記憶から情報を思い出すよう頼まれると」と
いう意。
4.
in accordance with ~ 「〜に従って」
5.
1 段落・最終⽂「schemas として知られる knowledge frameworks」を受け、「A schema is
an abstract knowledge (5)」という流れ。よって、framework「構造」と同義の名詞を選択す
る。
6.
直後に名詞があることから、前置詞が⼊ると判断。
「過去の経験から再認識することや思い出すこと」
という意味。
7.
It is (7) that ….
という形で、形式主語構文になっている。
「…ということが示唆される。」と
いう意味。
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8.
直後の changing という形容詞を修飾する副詞。
「絶えず変わりゆく」という意味。
9.
direct attention to ~ 「〜に注目を向ける」
10. deal with ~
「〜に対処する」の間に、副詞が⼊り込んだ形。「効果的に対処する」という意味。
7
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