感染症法の対象となる感染症の定義・類型(PDF:16KB)

【参考資料】
感染症法に基づく感染症類型
類 型 区 分
感 染 症 名
性
格
主な対応
エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘そう、南米出血熱、ペ
一類感染症
スト、マールブルグ病、ラッサ熱
<7疾患>
感染力、罹患した場合
の重篤性に基づく総合的
な観 点 からみ た危 険 性
が、極めて高い感染症
・ 原則入院
・ 消毒等の対応措置
・ 特定職種への就業制限
・ 例 外 的 に、建 物 へ の措
置、通行制限の措置
急性灰白髄炎、結核、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群(S
二類感染症
ARSコロナウィルス)、鳥インフルエンザ(H5N1)、
<5疾患>
感染力、罹患した場合
の重篤性に基づく総合的
な観 点 からみ た危 険 性
が、感染症
コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、パ
三類感染症
ラチフス
<5疾患>
・ 状況に応じて入院
・ 消毒等の対物措置
・ 特定職種への就業制限
感染力、罹患した場合
の重篤性に基づく総合的
な観 点 からみ た危 険 性
は、高くはないが、特定の
職業への就業によって感
・ 消毒等の対物措置
・ 特定職種への就業制限
染症の集団発生を起こし
得る感染症
E型肝炎、ウエストナイル熱(ウエストナイル脳炎を含む)、A型
肝炎、エキノコックス症、黄熱、オウム病、オムスク出血熱、回
帰熱、キャサヌル森林病、Q熱、狂犬病、コクシジオイデス症、
サル痘、腎症候性出血熱、西部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、炭
四類感染症
<41疾患>
疽、つつが虫病、デング熱、東部ウマ脳炎、鳥インフルエンザ(H
5N1を除く)、ニパウイルス感染症、日本紅斑熱、日本脳炎、ハ
ンタウイルス肺症候群、Bウイルス病、鼻疽、ブルセラ症、ベネ
ズエラウマ脳炎、ヘンドラウイルス感染症、発しんチフス、ボツリ
ヌス症、マラリア、野兎病、ライム病、リッサウイルス感染症、リフ
トバレー熱、類鼻疽、レジオネラ症、レプトスピラ症、ロッキー山
紅斑熱
動物・飲食物等の物件
を介に人に感染し、国民
媒介動物の輸入規制、消毒、
の健康に影響を与えるお
物件の廃棄等の物的措置
それがある感染症(人から
人への伝染はない)
【参考資料】
全数把握(
16 疾患)
アメーバ赤痢、ウイルス性肝炎(E型肝炎・A型肝炎を除く)、急
性脳炎(ウエストナイル脳炎・西部ウマ脳炎・ダニ媒介脳炎・東
部ウマ脳炎・日本脳炎・ベネズエラウマ脳炎・リフトバレー熱を除
く)、クリプトスポリジウム症、クロイツフェルト・ヤコブ病、劇症型溶
血性レンサ球菌感染症、後天性免疫不全症候群、ジアルジア
症、髄膜炎菌性髄膜炎、先天性風しん症候群、梅毒、破傷
五類感染症
<41 疾患>
風、バイコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症、バイコマイシン
耐性腸球菌感染症、風しん、麻しん
定点把握(
25 疾患)
RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭
炎、感染性胃腸炎、水痘、手足口病、伝染性紅斑、突発性発
しん、百日咳、ヘルパンギ−ナ、流行性耳下腺炎、インフルエン
ザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く)、
国 が感 染 症 発 生 動 向
調査を行い、その結果に
基づいて必要な情報を一
般国民や医療関係者に提
供・公開していくことによっ
感染症の発生状況の収集、分
析とその結果の公開、提供
て、発生・拡大を防止すべ
き感染症
急性出血性結膜炎、流行性角結膜炎、性器クラミジア感染
症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、淋菌感
染症、クラミジア肺炎(オウム病を除く)、細菌性髄膜炎(髄膜炎
菌性髄膜炎を除く)、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症、マイコプ
ラズマ肺炎、無菌性髄膜炎、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感
染症、薬剤耐性緑膿菌感染症
新 型 インフルエ
新型インフルエンザ、再興型インフルエンザ
ンザ等感染症
得していないインフルエン
<2疾患>
指定感染症
一般に国民が免疫を獲
ザ
政令で定めるもの(1年間に限定)
既に知られている感染
症で、上記1∼3類感染
症及び新型インフルエン
ザ等感染症に分類されな
いが、1∼3類に準じた準
じた対応が必要な感染症
新感染症
一類に準ずる
厚生労働大臣が公衆衛生審
議会の意見を聴いた上で、一
類∼三類に準じた入院対応や
消毒等の対物措置を実施
(適用する規定は政令で規定)
人から人へ伝染すると
認められ、既に知られてい
る感染症と病状等が明ら
政令で症状等の要件指定を
かに異なり、その伝染力及
した後に一類感染症に応じた
び罹患した場合の重篤性
対応を行う
から判断した危険性が極
めて高い感染症