特定研究開発等計画の認定申請によくある間違い

関東経済産業局産業部製造産業課
【平成27年2月更新】
特定研究開発等計画の認定申請によくある間違いについて
1.表紙について
① 宛先が関東経済産業局長となっていない。
② 代表者役職が書かれていない。
③ 代表者印が押印されていない 。
④ 共同申請者がいるのに連名になっていない。
①
宛先は「関東経済産業局長」としてください。
②
表紙には、会社名、代表者役職、代表者氏名を記入してください。
③
会社印ではなく代表者印を押印してください。
④
共同申請者がいる場合は、代表申請者の下に共同申請者を列記してください。
2.(別表 1)特定研究開発等計画
① 計画の実施期間が適切でない。
② 連絡先に担当者役職・氏名、電話番号、メールアドレスが入っていない。
③ 業種に、日本標準産業分類の細分類番号(4桁)が入っていない。
④ 「主たる技術」
「従たる技術」に、12分野以外を書いている。
⑤ 技術高度化指針にない産業分野、川下のニーズ、高度化目標が書かれている。
⑥ 「従たる技術」を記載しているが、高度化指針からニーズ等の項目を選択していない。
①
戦略的基盤技術高度化支援事業への提案を前提とした認定申請の場合、法認定計画の計画実施期間が、提案事
業の対象研究期間を包含している必要があります。
②
後日連絡をさせていただくことがありますので、連絡担当者の情報を記入してください。
③
申請案件の分類のため、日本標準産業分類 の細分類(4桁)の数字を記入してください
④ 「特定ものづくり基盤技術の種類」の欄の「主たる技術」
「従たる技術」は、経済産業大臣が指定した特定もの
づくり基盤技術下記12分野の中から選んで下さい。番号も記載してください。
(一)デザイン開発 (二)情報処理 (三)精密加工 (四)製造環境 (五)接合・実装 (六)立体造形 (七)表面処理
(八)機械制御 (九)複合・新機能材料 (十)材料製造プロセス (十一)バイオ (十二)測定計測
⑤ 「特定ものづくり基盤技術の高度化を図るための特定研究開発等の目標」
「当該特定ものづくり基盤技術におけ
る高度化目標の達成に資する特定研究開発等の実施方法」は、技術高度化指針から選択してください。番号、
記号は、技術高度化指針と同じにしてください。
⑥
本研究開発において従たる技術に該当する場合、選択した従たる技術についても上記⑤と同様に、技術高度化
指針から番号、記号を選択する必要があります。
3.(別表2)特定研究開発等の内容
① 従来技術と新技術の違い(新規性・革新性等)が書かれていない。
② 本研究での技術的課題が書かれていない。
③ サブテーマが、研究内容、技術的目標値、実施期間ごとに統一的に使用されていない。
④ 研究内容の記載が抽象的である。
⑤ サブテーマごとに技術的目標値が定められていない。
⑥ 技術的目標値が定量化した指標となっていない。
⑦ 承継を予定している特許権に必要な事項が記載されていない。
①
図表・新旧対照表等を用いて、従来技術と新技術の違い(新規性・革新性等)が明確にわかるように記入して
関東経済産業局産業部製造産業課
ください。
②
本研究の目標を達成するに当たって解決せねばならない技術的課題を記入して下さい。
③ 「1。特定研究開発等の具体的内容」で設定したサブテーマが統一的に使用されておらず、記載する項目によっ
てサブテーマが違うことがあるため、整合性を取ってください。
④
研究の内容が具体的でないと、技術高度化指針に適合する研究なのか、新規性の高い研究なのかが判断できな
いことがあります。図表等を用いてわかりやすく具体的に記入してください。
⑤
技術的目標値はサブテーマごとに設定してください。
⑥
技術的目標値は可能な限り定量的な指標としてください。
(数値目標とすることがなじまない場合は定性的な目
標でも構いません。
)
⑦
特許出願番号、被承継人、発明者及び発明の概要並びに当該特許権が果たす役割は必ず記載してください。
4.(別表3)特定研究開発等の実施期間
① 認定計画の期間が書かれていない。
② スケジュールに書かれているサブテーマ名が、別表2のサブテーマ名と整合していな
い。
①
実施時期は、別表1の計画実施期間の年度と同じにしてください。
②
別表2で設定したサブテーマ毎にスケジュールを作成してください。
5.
(別表4)特定研究開発等の実施に協力する協力者の名称及び住所並びにその代表者の氏名その
協力の内容
① 協力者の情報に空欄が多い。(特に⑤資本金、⑥従業員数、⑦業種)
② ②名称欄が法人名称となっていない。
③ 外注先が協力者として記載されている。
④ 協力者の役割が書かれていない。
⑤ 研究共同体かアドバイザーか不明 。
①
特定研究開発等の実施に協力する協力者がいる場合は、記載例に示した内容を記入してください。
②
②には法人名称を記載し、所属部署やセンター名称等は④に記載してください。
③
別表4に記載した協力者は、戦略的基盤技術高度化支援事業に提案する際、研究実施共同体として全員が参画
する必要があります。研究開発要素を含まない単純な外注先は、協力者として記載しないでください。
④⑤
「⑧具体的な協力の内容」欄には、具体的な内容をと別表2で設定したサブテーマを括弧書きで記載してく
ださい。研究実施共同体ではなく、アドバイザーでの参加を想定している場合は、アドバイザーと記載してく
ださい。
6.(別表5)特定研究開発等を実施するために必要な資金の額及びその調達方法
① 別表5が、申請者、共同申請者、協力者ごとに作成されていない。
② 時期ごとの小計、初年度合計、資金調達先別合計、資金調達額合計が記載されていない。
③ 備考欄に必要な事項(助成制度、借入金について)が記載されていない。
【補助金・委託費等の交付が期待される場合】
④ 申請者、協力者を合わせた補助金・委託費等欄の合計が申請をする制度の上限額を超え
ている。
⑤ 補助金・委託費等の交付を受けることができなかった場合に、想定する他の調達手段が
記載されていない。
⑥ 備考欄に具体的な制度名称と交付機関の記載がない。
①
申請者、共同申請者、協力者ごとにそれぞれ作成する必要があります(アドバイザーは不要)。記載例に示した
内容を記入してください。
関東経済産業局産業部製造産業課
②
時期ごとに小計を設け、初年度においては上期と下期の合計金額も記載してください。
③
金融機関からの借入れを想定している場合は、備考欄に借入先の金融機関名を記入してください。日本政策金
融公庫からの低利融資(※)をご検討されている場合は、必ずご記入ください。
※認定事業者に対する支援策の一つとなっています(別途審査あり)
④
たとえばサポイン事業への申請を考えている場合、申請者、共同申請者、協力者の補助金・委託費等の合計額
は初年度 4,500 万円以下、2年度目は初年度の2/3以下、3年度目は初年度の1/2以下としてください。
※資金計画に書かれた費用が全て対象になる訳ではありません。本事業採択後、交付決定や契約締結時に認めら
れた費用のみ対象となります。
⑤
補助金・委託費等が採択されなかった場合に、本研究開発の資金をどこから調達するかを記載する必要があり
ます。
⑥
補助金・委託費等の申請を考えている場合は、制度名称と交付期間を記載してください。