活性化計画(PDF:115KB)

お
お
た
か
ち
く
か
っ
せ
い
か
け
い
か
く
大高地区活性化計画
静岡県
平成23年3月
1 活性化計画の目標及び計画期間
計画の名称
大高地区活性化計画
都道府県名
静岡県
おおたかちく
市町村名
森町
地区名
大高地区
計画期間
平成23年度~平成25年度
農林業従事者の高齢化及び後継者不足が進み、地域活用力が低下していることから、地域農林水産物のブランド化による農林業の振興と、都市住民との交流の促進による地域
活性化を図る。
具体的な数値目標として、農業従事者を中心とした定住人口(7,693人)の減少を緩和または抑制する。(目標値2.6%)
目標設定の考え方
地区の概要
本地区のある森町は、現在も残されている豊か自然環境に加え、神社、仏閣、史跡、文化財等の観光資源に恵まれており、四季を通して多くの人々が訪れている。ま
た、森町体験の里アクティ森などは、体験・伝承の場として人々を楽しませている。
農林水産業は,「静岡茶」のブランド名で、京浜・中京の各市場を中心に高評価を得ている。しかし、後継者不足や海外との価格競争により地域の生産量や生産額が減少
傾向にある。
このため、これまで培ってきた「静岡茶」のブランド力をさらに強化し、静岡茶の中でも特色を出した茶経営を目指し、産地の振興を図る必要がある。また、新品種の導入
を結び付けていく。今後、地域農業の担い手である若者の定住促進を図り、希望の持てる農山村とするため、地域の活性化の推進が求められている。
そこで、静岡県は、森町内で「中山間地域総合整備事業」や「一般農道整備事業」により農業基盤整備等を行ない営農活動や生活環境の改善を支援している。本地区
では、幅員が狭く茶業用機械を茶園に入れることが困難な農道の改良を行い、健全な農地の維持を可能とする営農条件を整備し、茶農家の経営の安定化を図り、生み
出した時間を新品種の開発などにまわしていく。これによって、地区内の定住を促進する。
現状と課題
本地区においても、近年の茶価の下降傾向、高齢者の離農、後継者不足から農業生産力の低下が懸念される状況にある。また、本地区の農道は、建設から30~40年
近く経過し、経年劣化による舗装等の老朽化が著しく、また、幅員が狭く茶業用機械を茶園に入れることが困難な状態であり、通行に支障を来たすなど構造上の懸念が
あることから、営農上大きな障害となっているとともに、現行営農体系の効率化が困難なことから、新品種の導入等による農家経営基盤の強化を阻害し、生産意欲の減
退や魅力ある茶業の展開による後継者の確保を困難とする要因ともなっている。
今後の展開方向性
農林業従事者の高齢化・担い手不足が進み、地域活力が低下している。このため、「静岡茶」のブランド力を地域に根付かせ、他産地との差別化を図り、産地間競争で
の優位性を確保する必要がある。本地区では、幅員が狭く茶業用機械を茶園に入れることが困難な農道の改良を行い、健全な農地の維持を可能とする営農条件を整備
し、茶農家の経営の安定化を図る。これによって、生み出した時間を新品種の開発などにまわしていく。
農業従事者を中心とした定住の促進により地域の活性化を図る。
【記入要領】
※1 「地区名」欄には活性化計画の対象となる地区が複数あり場合は、全て記入する。
※2 「計画期間」欄には、法第5条第2項第6号の規定により、活性化計画を達成するために必要な取組に期間として、原則として3年から5年の期間を記載する。
※3 「目標」欄には、法第5条第2項第2号の規定により、設定した活性家計買うの区域において、現実されるべき目標を、原則として定量的な指数を用いて具体的に記載する。
※4 「今後の展開方向」欄には、「現状と課題」欄に記載した内容を、どのような取組で解消していくこととしているのかを、めいかくにする。また区域外で実施する必要がある事業がある場合には活性化計画の
目標達成にどのように関与するかも明確にする。
2 目標を達成するために必要な事業及び他の公共団体との連携
(1)法第5条第2項第3号に規定する事業
交付希望の 法第5条第2項第3号
有・無
イ・ロ・ハ・ニの別
市町村名
地区名
事業名(事業メニュー名)
事業実施主体
森町
大高地区
農地等補完保全整備(56 産地振興追加補完整備)
静岡県
有
事業名
事業主体
交付希望の
有無
事業名
事業主体
二
(2)法第5条第2項第4号に規定する事業・事務
市町村名
地区名
備 考
(3)関連事業(施行規則第2条第3項)
市町村名
地区名
(4)他の地方公共団体との連携に関する事項
備 考
備 考
3 活性化計画の区域
大高地区(静岡県森町)
区域面積(※2)
1,220ha
区域設定の考え方
①法第3条第1号関係
当該区域の総面積1,220haのうち、農地は157ha、宅地は155ha、林地等面積は908haで約87.3%を占める。また、全就業者数1,453人に対
し、農林漁業従事者は189人で13.0%と農林漁業が重要な区域である。
※面積は農家台帳(H22)より。就業者数は「森町の統計」(H19)より。
②法第3条第2号関係
世界農林業センサスにおける農家戸数は、平成12年に125戸であったが、平成17年では109戸となり、16戸減少しており、地域活力低下の
直接の要因となっている。当該地区は茶業が重要な産業となっており、農家戸数を維持するための農家経営の安定化に資する施策として営
農効率の改善に寄与する農業用道路の整備が有効かつ適切であることから、これにより当該地域の活性化のためには定住条件の改善や
都市住民との交流を促進することなどが不可欠である。
③法第3条第3号関係
本地区内は、農業振興農用地区域となっており、市街地はない。
【記入要領】
※ 区域が複数ある場合には、区域毎にそれぞれ別葉にして作成することも可能。
※ 「区域面積」欄には、施行規則第2条第2号の規程により、活性化計画の区域の面積を記載する。
※ 「区域設定の考え方」欄は法第3条各号に規定する要件について、どのように判断したかを記載する。
4 市民農園(活性化計画に市民農園を含む場合)に関する事項
(1)市民農園の用に供する土地(農林水産省令第2条第4号イ、ロ、ハ)
地 目
土地の所在
地番
登記簿
新たに権利を所得するもの
土地所有者
地積
現況
権利の種類
氏名
住所
既に有している権利に基づくもの
土地の所有者
権利の種類
氏名
住所
土地の利用目的
農地
市民農園
市民農園
整備促進
種別
法第2条第
2項第1号
備考
(2)市民農園施設の規模その他の整備に関する事項(農林水産省令第2条第4号ハ)
整備計画
種別
構造
建築物
工作物
建築面積
所要面積
工事期間
備考
該 当 な し
計
(3)開設の時期(農林水産省令第2条第4号ニ)
【記入要領】
※1 「権利の種類」欄には、取得する権利について「所有権」「賃借権」「使用権」などを記載する。
※2 「市民農園整備促進法砲台2条第2項第1号イ・ロの別」欄には、イまたはロを記載する。
※3 「種別」欄には市民農園施設の種別について「給水施設」「農機具収納施設」(休憩施設」などと記載する。
※4 (1)に記載した市民農園の用に供する市民農園施設のうち建築物及び工作物について種別毎に記載する。
※5 「種別」欄には(※3)のうち、建築物及び工作物である施設の種別を記載する。
※6 「構造」欄については施設の構造について「木造平屋」「鉄筋コンクリート」などと記載する。
※ 市町村は、市民農園の整備に関する事業を実施しようとする農林漁業団体等より市民農園整備促進法施行規則「平成2年 農林水産省・建設省例大号)第9条第2項各号に掲げる図面の提出を受けて
おくことが望ましい。
5 農林地所有権移転促進事業に関する事項
事 項
(1)農林漁業所有権移転促進法の実施に関する基本方針
内 容
(2)移転される所有権の移転の対価の算定基準及び支払い方法
(3)権利の存経期間、権利の残存期間、地代又は賃借の算定基準
①設定され、又は移転される地上権、賃借権又は使用賃貸
による権利の存続期間に関する基準
②設定され、又は移転される地上権、賃借権又は使用賃貸
による権利の存続期間に関する基準
③設定され、又は移転を受ける権利が地上権、賃借権又は
借地権である場合は算定基準及び支払いの方法
(4)農林地所有権の移転の実施により設定され、又は移転される
農用地に係る賃借権又は使用賃借の権利の条件その他農用地の
所有権の移転等に係る法律事項
①農林地所有権移転促進事業の実施により設定され、又は
移転される農用地に係る賃借権又は使用賃借による権利の
条件
②その他農用地の所有権の移転等に係る法律関係に関す
る事項
該 当 な し
備 考
6 活性化計画の目標の達成状況の評価等
活性化計画終了年度の翌年度の平成26年に、計画時の平成22年を基準とした地元住民の定住人口(7,693人)の減少率5.2%を半分の減少率2.
6%に向上する定住人口(7,493人)の達成状況確認を住民基本台帳等(平成26年度の最新数値)の統計資料により行う。
なお、この評価結果については、県や関係市町で組織する第三者委員会において検証を行うとともに、結果を公表する。
計画時 (H22 7,693人 減少率(5.2%)
計画終了時 (H26 7,493人 減少率(2.6%)向上2.6%
【記入要領】
※1 施行規則第2条第5号の規程により、設定した活性化計画の目標の達成状況の評価について,その手法を簡潔に記載する。
なお、当該評価については、法目的の達成度合いや改善すべき点等について検証する必要があるため,法施工後7年以内に見直すこととされている
ことにかんがみ、行われるものである。