森町森産業地区活性化計画

 もりまちもりさんぎょうちくかっせいかけいかく
森町森産業地区活性化計画
ほっかいどう もりまち
北海道 森町
平成27年 1月
1 活性化計画の目標及び計画期間
計画の名称 森町 森産業地区活性化計画
都道府県名 北海道
市町村名 森町
地区名(※1)
森産業地区
計画期間(※2)
H27~H31
目 標 :(※3)
地域産業である漁業と水産加工業及び観光業を組み合わせ、都市住民と地域住民の交流を促進し、当地区の活性化を図る。当地区に処理加工・集出荷貯蔵施設(農林水産集出荷貯蔵施設)を
整備することにより本地区で水揚げされる水産物の衛生管理が整い、鮮度保持等の対策を行うことにより魚価の上昇や漁業と水産加工業が連携し、当地区の地域水産物普及拠点施設で鮮魚販売及
び高次加工による食材の提供を行い、都市住民と地域住民に対しても地元魚を広く情報発信し、顧客拡大を図り、漁業者は漁業収入の向上により魅力ある漁業後継者として地域からの流出を抑え定
住人口の確保を目指す。
また、農林水産業と観光業と連携し、地場の産業に触れ合うイベントを充実させ、地域に根ざした産物の魅力を積極的にPRし、産業を支える方たちと様々な交流し産業イベント入込客数の増加を図
り、交流人口の増加を目指す。
○地域間交流による目標
・漁獲販売額の増加率について、平成22年~平成26年の5カ年の期間実績に対して、H27~H31の実績を10.02%(1,541百万円)増加を目指す。
・産業イベント入込客数の増加について、平成26年度の8,200人から平成31年度には9,200人(プラス1,000人)を目指す。
○定住人口による目標
・漁業就業者(組合員)の減少率について、平成22年(365人)~平成26年(340人)の実績9.6%を平成27年(340人)~平成31年(323人)の実績を5%以下を目指す。
目標設定の考え方
地区の概要:
本町は、北海道渡島半島東部の内浦湾南部に面する地区で、就業人口6,302人のうち約20%が一次産業に従事する道南有数の一次産業の町であります。
また、農林水産業の収穫や水揚げを加工する工場も多く一次産業と二次産業を合わせると50%を超えており、町の基幹産業は農林水産業とそれに付随する食品加工業であります。
水産業に関しては、漁業の8割がホタテ養殖業で2割がカレイ・スケトウダラの 鮮魚を中心とした漁船漁業となっており、水産加工業は24社で一次加工しており従業者数は約800人と地区の
漁獲物を全量処理しております。
本地区の水産関連業種は、従事者数が産業別で多く、食品加工生産だけでなく就業の場を確保する基幹産業として重要な位置付けにあります。
現状と課題
当該地区は、産業中心の町であり、海洋環境の変化による水産資源の減少、販売価格の低迷など地域の産業従事者にとっては就労環境と所得確保が極めて厳しい状況にある。後継者の
地域外流出が深刻であるため、地域間交流を促進し、安心・安全な水産物の供給をすることで、地域産業の活性化と漁業就労環境の整備をし漁業者の定着を図ることが課題である。
今後の展開方向等(※4)
森産業地区に処理加工・集出荷貯蔵施設(農林水産集出荷貯蔵施設)を整備することにより、当地区で水揚げされた水産物の出荷及び保管時の衛生管理が高まり鮮度保持が向上し、販
売価格の拡大と安定した水産加工原料の供給によって地区内の漁業就労及び雇用環境を維持し、地域の活性化を目指す。
また、水産加工業との連携により、地域水産物の消費拡大に向けた地域間交流産業イベントや高次加工によるお魚惣菜等の販売体制の構築と研修会(親子料理教室、魚のさばき方講習
等)を実施し、地域水産業にふれあう機会を提供することで魚食の普及促進の増加とイベントによる都市住民との交流人口を増加させ地域産業の振興を図る。
2 目標を達成するために必要な事業及び他の地方公共団体との連携
(1)法第5条第2項第3号に規定する事業(※1)
市町村名
森町
地区名
森産業地区
事業名(事業メニュー名)(※2)
処理加工・集出荷貯蔵施設(農林水産物集出荷貯蔵施設)
事業実施主体
森漁業協同組合
法第5条第2項第
交付金希望の有無 3号イ・ロ・ハ・ニ
の別(※3)
有
イ
(2)法第5条第2項第4号に規定する事業・事務(※4)
市町村名
地区名
事業名
事業実施主体
事業名
事業実施主体
備考
交付金希望の有無
(3)関連事業(施行規則第2条第3項)(※5)
市町村名
地区名
森町
森産業地区
からまつの森分譲事業
森町
森町
森産業地区
北海道生活体験事業
森町
(4)他の地方公共団体との連携に関する事項(※6)
備考
備考
3 活性化計画の区域(※1)
森町森産業地区(北海道森町)
区域面積 (※2)
3,1142ha 区域設定の考え方 (※3)
①法第3条第1号関係:
森地区の総面積31,142haのうち、農林地面積は13,749haで約44.1%を占め、河川等面積が14,462haで約46.4%と自然的土地利用面積が大半
を占めている。
また、沿岸地区(海岸線)は、延長訳17kmにわたり噴火湾に面している。
森地区の就業人口は、6,302人でその内農林漁業従事者は1,370人、農林水産物等を加工する製造業等就業者は1,746人と一次産業と二次産
業を合わせると49.4%を占めており、農林水産業は地区の重要な基幹産業であります。
②法第3条第2号関係:
森地区の人口は、平成24年(11月末):17,670人から平成26年(11月末):17,036人までに634人(3.6%)減少している。今後、漁業者の高齢化など
の課題がある中、人口減少に歯止めをかけ漁業経営の安定化を進める上で水産基盤の安定が不可欠であり、整備により担い手の経営意欲向
上、定住化促進及び地域の活性化を図る。
③法第3条第3号関係:
当該地域は市街化区域の設定がありません。
4 市民農園(活性化計画に市民農園を含む場合)に関する事項
(1)市民農園の用に供する土地(農林水産省令第2条第4号イ、ロ、ハ)
地目
土地の所在
地番
登記簿
新たに権利を取得するもの
土地所有者
現況
地積(㎡)
権利の
種類(※1)
氏名
既に有している権利に基づくもの
土地所有者
住所
権利の
種類(※1)
氏名
住所
土地の利用目的
農地(※2)
市民農園施設
市民農園整備
促進法第2条
種別(※3)
第2項第1号
イ・ロの別
(2)市民農園施設の規模その他の整備に関する事項(農林水産省令第2条第4号ハ)(※4)
整備計画
種別(※5)
構造(※6)
建築物
工作物
計
(3)開設の時期
(農林水産省令第2条第4号二)
建築面積
所要面積
工事期間
備考
備考
事 項
(1) 農林地所有権移転等促進事業の実施に関する基本方針(※1)
(2) 移転される所有権の移転の対価の算定基準及び支払の方法
(※2)
(3) 権利の存続期間、権利の残存期間、地代又は借賃の算定基準等
① 設定され、又は移転される地上権、賃借権又は使用貸借に
よる権利の存続期間に関する基準(※3)
② 設定され、又は移転される地上権、賃借権又は使用貸借に
よる権利の残存期間に関する基準(※4)
③ 設定され、又は移転を受ける権利が地上権又は賃借権であ
る場合における地代又は借賃の算定基準及び支払の方法
(※5)
(4) 農林地所有権移転等促進事業の実施により設定され、又は移
転される農用地に係る賃借権又は使用貸借による権利の条件
その他農用地の所有権の移転等に係る法律事項
① 農林地所有権移転等促進事業の実施により設定され、又
は移転される農用地に係る貸借権又は使用貸借による権
利の条件(※6)
② その他農用地の所有権の移転等に係る法律関係に関する
事項(※7)
内 容
備 考
6 活性化計画の目標の達成状況の評価等(※1)
活性化計画終了年度の翌年度に販売額の増加の検証・確認を行うこととする。
販売額の増加の数値は、森漁業協同組合の実績数値資料を用いることとする。
漁業就労者の減少率抑制評価は、港勢調査資料を用いることとする。
交流人口の増加の数値は、観光客入込数資料を用いることとする。
評価は、関係団体で構成される「森町森地域活性化推進協議会」で実施することとする。