活性化計画(PDF:136KB)

別記様式第1号(第四関係)
みっかび 3 き
三ヶ日3期地区活性化計画
静岡県
平成26年2月
1 活性化計画の目標及び計画期間
計画の名称 三ヶ日3期地区活性化計画
都道府県名 静岡県
市町村名 浜松市
地区名(※1)
三ヶ日3期
計画期間(※2)
平成26年度~平成30年度
目 標 :(※3)
本地区は浜名湖の北西部丘陵地帯に位置し、「三ヶ日みかん」のブランド名で知られる高品質なみかんを生産している。しかし、急傾斜園地における農作業が重労働であることや、農業従事者の高齢
化や兼業化の進行により、維持管理が困難となる園地の増加が予測されている。また、一方で規模拡大志向の強い農家も数多く存在し、園地の基盤整備による農地集積や高品質な果実生産が必要と
なっていることから、高品質みかんの栽培に最適なほ場を確保し、農業用用排水施設等の追加的・補完的な農業基盤整備を実施して、農業生産性と所得の向上を図り、担い手への農地利用集積を加
速させることにより地域を活性化する。本地域の定住人口は、計画時(平成25年度)3,399人であるが、計画終了時(平成30年度)には3,199人まで減少すると見込まれるため、本事業により3,199人以上を
維持することを目標とする。
目標設定の考え方
地区の概要:
本地域は旧三ヶ日町の北部丘陵地帯にあり、現在の浜松市北区内に位置している。北区は、光関連を始めとする先端技術産業の集積が進展する一方、果樹を中心とする農業も盛んであ
る。また、現在の東名高速道路と新東名高速道路、三遠南信自動車道へ繋がるジャンクションの整備が進んでおり、静岡県の新たな西の玄関口に変貌しつつある。平成17年4月に旧浜松市
周辺の12市町村が合併して新たな浜松市が誕生し、平成19年4月に政令市移行により区制が導入され、現在の姿になっている。
三ヶ日3期地区は合併前の旧引佐郡三ヶ日町内にあり、地区の現在の人口は1,033戸・3,399名であり、その内、農業従事者は2,127人で63%となっており、年間平均気温15.5℃と県内でも高
く、年間降水量1,915mmの温暖な気候を活用して「三ヶ日みかん」のブランド名で知られる高品質みかんを生産している農業地域である。地区の総面積は2,263ha、農地面積は853ha、森林面
積は789haと農林地の割合が72.6%に達し、農業の振興が重要な地域である。
現状と課題
「三ヶ日みかん」のブランドは既に確立され、京浜・中京の各市場において定常的な取引が行われているが、みかんは他産地との競争が厳しいことから、消費者の望む高品質なみかん生産
を継続し、ブランド力を維持していくことが重要な課題である。三ヶ日地域のアンケート調査結果にて、農外収入の方が多い二種兼業農家が43.4%、60歳以上の高齢者が全体の58.8%、後継者
についても見込み無しと回答したのは61.4%で他の地域と同様に後継者、担い手不足の状況が見られる。
農業基盤整備面においては、これまで国営浜名湖北部農業用水利事業、県営畑地帯総合整備事業により畑地かんがい、支線農道、排水路が、広域農道整備事業により基幹農道がそれ
ぞれ整備され、地域営農の効率化に大きな成果を挙げてきた。しかし、ほ場自体は個人の整備に頼っており、現況地形のままの急傾斜で不整形の園地で栽培している所が多い。このため、
運搬や管理作業が重労働であることから、高齢者の農業からのリタイヤや兼業化が進行し、農業者の減少や農業生産力の低下に伴い地域の活力が失われており、定移住人口の維持が課
題となっている。
今後の展開方向等(※4)
高糖度や適度な酸味を光センサーを利用し、各農家の生産情報から、個々の生産者に応じた栽培改善指導を行い、事業実施による品質向上効果を把握しより高品質安定的な生産を図
る。また、こだわり商品として、3月まで貯蔵する青島「誉れ」の販売を強化し、世界的な日本食ブームやアジア諸国の経済発展を好機と捉え、柑橘の輸出を進めていくことから、産地の生産基
盤の強化が必要であることから、国営浜名湖北部農業用水利事業、県営畑地帯総合整備事業で整備されてきた基幹的な生産基盤に加え、本事業にてよりきめ細やかな各ほ場内の耕作道
及び園内かん水施設等の追加的・補完的整備を実施する。急傾斜園地の勾配修正による労働力の軽減や、マルチドリップ方式の導入により高品質なみかんを生産できるほ場へ転換するな
ど、県内の先進モデルとしての改良を行う。
なお、活性化計画終了年度の翌年度には、地区の人口の減少率の緩和について、農家の離農抑制や農業後継者の確保育成の観点から検証し目標の達成状況の評価を行う。
【記入要領】
※1 「地区名」欄には活性化計画の対象となる地区が複数ある場合には、すべて記入する。
※2 「計画期間」欄には、法第5条第2項第4号の規定により、定住等及び地域間交流を促進するために必要な取組の期間として、原則として3年から5年程度の
期間を記載する。
※3 「目標」欄には、法第5条第3項第1号の規定により、設定した活性化計画の区域において、実現されるべき目標を、原則として定量的な指標を用いて具体的
に記載する。
※4 「今後の展開方向等」欄には、「現状と課題」欄に記載した内容を、どのような取組で解消していくこととしているのかを、明確に記載する。
また、区域外で実施する必要がある事業がある場合には定住等及び地域間交流の促進にどのように寄与するかも明記する。
2 定住等及び地域間交流を促進するために必要な事業及び他の地方公共団体との連携
(1)法第5条第2項第2号に規定する事業(※1)
法第5条第2項第
市町村名
地区名
事業名(事業メニュー名)(※2)
事業実施主体
浜松市
三ヶ日3期
農地等補完保全整備(56 産地振興追加補完整備)
静岡県
有
事業名
事業実施主体
交付金希望の有無
事業名
事業実施主体
交付金希望の有無 2号イ・ロ・ハ・ニ
の別(※3)
備考
二
(2)法第5条第2項第3号に規定する事業・事務(※4)
市町村名
地区名
備考
(3)関連事業(施行規則第2条第3項)(※5)
市町村名
地区名
備考
(4)他の地方公共団体との連携に関する事項(※6)
【記入要領】
※1 「法第5条第2項第2号に規定する事業」欄には、定住等及び地域間交流を促進するために必要であって、かつ、農林水産省所管の事業に
ついて記載する。なお、活性化計画の区域外で実施する事業は、備考欄に「区域外で実施」と記載する。
※2 「事業名(事業メニュー名)」欄に記載する事業のうち、交付金を希望する事業にあっては、農山漁村活性化プロジェクト支援交付金実施要領
別表1の「事業名」とあわせ、( )書きで、「事業メニュー名」を記載すること。
※3 「法第5条第2項第2号イ・ロ・ハ・ニの別」の欄には、交付金希望の有無にかかわらず、該当するイ・ロ・ハ・ニのいずれかを記載する。
※4 「法第5条第2項第3号に規定する事業・事務」欄には、上段の(1)の表に記載した事業と一体となって、その効果を増大させるために必要な
事業等を記載する。
※5 「関連事業」欄には、施行規則第2条第3号の規定により、上段(1)及び(2)の事業に関連して実施する事業を記載する。
※6 「他の地方公共団体との連携に関する事項」欄には、法第5条第3項第2号の規定により、他の地方公共団体との連携に関する具体的な内容
について記載する。
3 活性化計画の区域(※1)
三ヶ日2期地区(静岡県浜松市)
区域面積 (※2)
2,263ha
区域設定の考え方 (※3)
①法第3条第1号関係:
本地区の総面積は2,263haの内、農地面積は853ha、森林面積は789haと、地区全体の72.6%を占めている。本地区全体世帯数1,033戸の内、農
家数は441戸と42.7%を占めている。また、人口3,399名の内、農業従事者数は2,064人で60.1%である。
②法第3条第2号関係:
総農家数が、高齢化や担い手不足などの要因により平成17年度454世帯から平成22年度427世帯と5.9%の減少が進み、農林漁業が重要な事
業である当地域活力が低下していることから、当該地区の活性化を図るために定住の促進をすることは有効且つ適切である。
③法第3条第3号関係:
本地区内は、全域が市街化調整区域及び農業振興地域となっており、市街地はない。
【記入要領】
※1 区域が複数ある場合には、区域毎にそれぞれ別葉にして作成することも可能。
※2 「区域面積」欄には、施行規則第2条第2号の規定により、活性化計画の区域の面積を記載する。
※3 「区域設定の考え方」欄は、法第3条各号に規定する要件について、どのように判断したかを記載する。
4 市民農園(活性化計画に市民農園を含む場合)に関する事項
(1)市民農園の用に供する土地(農林水産省令第2条第4号イ、ロ、ハ)
新たに権利を取得するもの
土地所有者
地目
土地の所在
地番
登記簿
現況
地積(㎡)
権利の
種類(※1)
氏名
既に有している権利に基づくもの
土地所有者
住所
権利の
種類(※1)
該 当 な し
氏名
住所
土地の利用目的
農地(※2)
市民農園施設
市民農園整備
促進法法第2条
種別(※3)
第2項第1号
イ・ロの別
(2)市民農園施設の規模その他の整備に関する事項(農林水産省令第2条第4号ハ)(※4)
整備計画
種別(※5)
構造(※6)
建築面積
所要面積
工事期間
備考
建築物
工作物
計
(3)開設の時期
(農林水産省令第2条第4号二)
【記入要領】
※1 「権利の種類」欄には、取得等する権利について「所有権」「地上権」「賃借権」「使用貸借」などについて記載する。
※2 「市民農園整備促進法法第2条第2項第1号イ・ロの別」欄には、イまたはロを記載する。
※3 「種別」欄には市民農園施設の種別について「給水施設」「農機具収納施設」「休憩施設」などと記載する。
※4 (1)に記載した市民農園の用に供する市民農園施設のうち建築物及び工作物について種別毎に整理して記載する。
※5 「種別」には(※3)のうち、建築物及び工作物である施設の種別を記載する。
※6 「構造」については施設の構造について「木造平屋」「鉄筋コンクリート」などと記載する。
※ 市町村は、市民農園の整備に関する事業を実施しようとする農林漁業団体等より、市民農園整備促進法施行規則(平成2年農林水産省・
建設省令第1号)第9条第2項各号に掲げる図面の提出を受けておくことが望ましい。
備考
5 農林地所有権移転等促進事業に関する事項
事 項
内 容
備 考
(1) 農林地所有権移転等促進事業の実施に関する基本方針(※1)
(2) 移転される所有権の移転の対価の算定基準及び支払の方法
(※2)
(3) 権利の存続期間、権利の残存期間、地代又は借賃の算定基準等
① 設定され、又は移転される地上権、賃借権又は使用貸借に
よる権利の存続期間に関する基準(※3)
該 当 な し
② 設定され、又は移転される地上権、賃借権又は使用貸借に
よる権利の残存期間に関する基準(※4)
③ 設定され、又は移転を受ける権利が地上権又は賃借権であ
る場合における地代又は借賃の算定基準及び支払の方法
(※5)
(4) 農林地所有権移転等促進事業の実施により設定され、又は移
転される農用地に係る賃借権又は使用貸借による権利の条件
その他農用地の所有権の移転等に係る法律事項
① 農林地所有権移転等促進事業の実施により設定され、又は
移転される農用地に係る貸借権又は使用貸借による権利の
条件(※6)
② その他農用地の所有権の移転等に係る法律関係に関する
事項(※7)
※1の 「農林地所有権移転等促進事業の実施に関する基本方針」欄は、法第5条第8項第1号の規定により、農用地の集団化等への配慮等
農林地所有権移転等促進事業の実施に当たっての基本的な考え方を記載する。
※2の「移転される所有権の移転の対価の算定基準及び支払の方法」欄には、法第5条第8項第2号の規定により、移転の対価を算定するときの基準
について記載する。
また、支払いの方法については、例えば、「口座振込」など支払い方法が明確になるよう記載する。
※3の「設定され、又は移転される地上権、賃借権又は使用貸借による権利の存続期間に関する基準」欄には、法第5条第8項第3号の規定により、
存続期間を設定する基準について記載する。
※4の「設定され、又は移転される地上権、賃借権又は使用貸借による権利の残存期間に関する基準」欄には、法第5条第8項第3号の規定により、
残存期間を設定する基準について記載する。
※5の「設定され、又は移転を受ける権利が地上権又は賃借権である場合における地代又は借賃の算定基準及び支払の方法」欄には、地代又は、
借賃をどのように算定するのか、支払いの方法についてはどのように行うのかを記載する。
※6の「農林地所有権移転等促進事業の実施により設定され、又は移転される農用地に係る貸借権又は使用貸借による権利の条件」欄には、
例えば、有益費の償還等権利の条件の内容を記載する。
※7の「その他農用地の所有権の移転等に係る法律関係に関する事項」欄には、農林地所有権移転等促進事業によって成立する当事者間の法律
関係が明らかになるよう、「賃貸借」「使用貸借」「売買」等を記載する。
6 活性化計画の目標の達成状況の評価等(※1)
活性化計画終了年度の翌年度に、活性化計画目標である定住人口の減少率の緩和について、浜松市調査(国勢調査、農林業センサス引用)を基に静岡
県が評価を行う。また、評価結果については、静岡県の事業計画審査会、および学識経験者等第三者の意見により検証を行う。
計画時 3,399人 (平成25年)
計画終了時 3,199人 (平成30年)
【記入要領】
※1 施行規則第2条第5号の規定により、設定した活性化計画の目標の達成状況の評価について、その手法を簡潔に記載する。
なお、当該評価については、法目的の達成度合いや改善すべき点等について検証する必要があるため、法施行後7年以内に見直すことと
されていることにかんがみ、行われるものである。
その他、必要な事項があれば適宜記載する。
その他留意事項
①都道府県又は市町村は、農林水産大臣に活性化計画を提出する場合、活性化計画の区域内の土地の現況を明らかにした
図面を下記事項に従って作成し、提出すること。
・設定する区域を図示し、その外縁が明確となるよう縁取りすること。(併せて、地番等による表示を記述すること)
・市町村が活性化計画作成主体である場合、5,000分の1から25,000分の1程度の白図を基本とし、都道府県が活性化計画作成
主体である場合等区域の広さや地域の実情に応じて、適宜調整すること。スケールバー、方位を記入すること。
・目標を達成するために必要な事業について、その位置がわかるように旗上げし、事業名等を明記すること。
関連事業についても旗上げし、関連事業であることがわかるように記載すること。
②法第6条第2項の交付金の額の限度額を算出するために必要な資料を添付しなければならないが、その詳細は、
農山漁村活性化プロジェクト支援交付金実施要綱(平成19年8月1日付け19企第100号農林水産事務次官依命通知)の定める
ところによるものとする。