第7章 プランの推進にあたって

第6章 プランの推進にあたって
第7章
プランの推進にあたって
このプランを実行するにあたっては、推進体制の充実が重要です。
そのため、庁内の推進体制はもとより、地域を構成する各主体(市民、民間団体、
企業、大学など)との連携による推進体制の構築や、近隣他都市との広域的な連携も
図り、プランを円滑に推進します。
また、地域を構成する各主体に働きかけ、シティセールスの自主的、継続的な活動
を促進していきます。
1 推進体制の充実
(1)全庁的な取り組みの推進
シティセールスを千葉市の全庁的な取り組みとして位置づけ、各部局からの積極
的な情報発信、魅力づくりを行なうため、職員一人ひとりの意識の向上を図ります。
(2)庁内推進体制の充実
庁内関係部局で構成する「シティセールス推進会議(仮称)」を設置し、庁内一
体となった組織的なシティセールスを進めます。
(3)地域を構成する各主体との連携による推進体制の構築
シティセールスの効果を上げるためには、行政のみならず、地域を構成する市民、
NPOなどの民間団体、企業、大学などと連携を図りながら、取り組んでいく必要
があるため、様々な主体からなる「シティセールス推進協議会(仮称)」による、
推進体制、連携事業の強化を図ります。
また、千葉市出身のスポーツ選手、タレント、俳優など、様々な人材に協力を求
め、対外的な情報発信の強化を図ります。
第7章
プランの推進にあたって
2 各主体の役割
地域を構成する各主体が自ら中心となり進めていくこと、行政が中心になって進め
ていくこと、協働で進めていくことなど、それぞれの主体の具体的な役割を明らかに
し、情報発信や魅力づくり、ホスピタリティの向上など、計画的、効率的なシティセ
ールスを進めます。
(1)市民
自分の「まち」に誇りを持ち、千葉市の魅力を紹介し、来葉者を温かくもてなす
というシティセールス活動の最も重要な担い手として、魅力づくりや口コミなどに
よる情報発信を行います。
(2)民間団体
NPOやボランティア団体などが行う地域活動は、シティセールスを促進するう
えで大きな役割を担っています。民間団体同士、企業や行政との連携を図り、活動
の場を広げることがシティセールスにおいて大きな効果を生み出すことができます。
(3)企業
商店街の活性化やアフターコンベンションの充実など、まちの魅力づくり、賑わ
いづくりに積極的に参画するとともに、来葉者の満足度を高めるためのホスピタリ
ティの向上をめざします。
また、企業のノウハウを活かした本市独自資源の活用による名産品の開発を図り、
イベントやキャンペーン活動で各主体との連携を図ります。
(4)大学など
大学などが有する知的財産、人的財産を活かし、様々な主体との連携を図り、専
門的、学術的な視点及び、大学生のアイデアやサークル活動を活かしたイメージア
ップ事業を推進します。
(5)行政
行政は、シティセールス推進のための体制づくりや運営を行い、各主体との連
携・調整を図ります。また、パブリシティ活動を強化するとともに、フィルムコミ
ッションによる映画やドラマを活用した情報発信を進めます。
3 プランの評価と見直し
プランに基づく取り組みの進捗状況、効果の検証などを行い、必要に応じ、適宜
プランの見直しを行い、効果的な施策展開を検討します。
コラム2
ミュージアムトライアングル連携事業
千葉都心に位置する千葉市立郷土博物館、
千葉市美術館及び千葉市科学館の3つのミュー
ジアムが連携し、ネットワークを強化していくことで、文化に触れやすく楽しめる環境づく
りを図るとともに、地元商店街との連携によるイベントの実施など、にぎわいの増進を図り
ます。
千葉市立郷土博物館
亥鼻公園にある4層5階建ての天守閣様式の博物館
です。千葉市の歴史や文化を伝える文献・民俗資料など
を展示しています。
千葉市美術館
歴史的建築物を内部に納めた「さや堂方式」で
建てられています。近世、近代の日本絵画・版画
など、多くの作品を所蔵しており、幅広い内容の
企画展や所蔵品展で高い評価を受けています。
千葉市科学館
「人が主役」
「参加体験型」という特徴を持つ科学館で
は、幼児から大人まで幅広い年齢層の方々が、自然科学、
先端技術、地球環境、宇宙などの科学を楽しく学ぶことが
できます。
Qiball 内にある科学館の
球形のプラネタリウム