「正規雇用化企業応援事業」業務委託 企画提案仕様書 1 委託事業名 正規雇用化企業応援事業 2 目的 本県では全国と比較して非正規率が高く、労働者のキャリア形成の機会喪 失や企業においても中核的人材が育たないなどデメリットが懸念されてお り、正規雇用化に向けた取組みが必要となっている。このため、非正規従業 員の正規雇用化を図る県内企業に対して、従業員を県内外の研修に派遣する 際の費用(旅費、住居費)の一部を助成することにより、人材育成の支援な らびに正規雇用化の促進を図る。 3 契約期間 契約締結の日から平成 28 年 3 月 31 日 4 事業概要 (1)企業の人材育成支援(県内、県外研修に係る旅費、宿泊費の一部助成) 企業が求めるスキルの修得や資格取得等を目的に、従業員を県内または県 外研修に派遣する際の旅費、宿泊費の一部を助成する。 ① 対象企業:県内企業 ② 研修派遣先:県内または県外 ③ 助成対象経費:交通費及び住居費 ④ 助成条件:雇用期間が6ヶ月以上の非正規従業員を正規雇用化すること。 ⑤ 派遣研修者数:正規雇用化した人数を上限とする。 ⑥ 助成額:助成対象経費の3/4(助成限度額内) ⑦ 派遣期間及び助成上限額:下表のとおり 派遣期間 助成限度額 2週間以上1ヶ月未満 100,000 円 1ヶ月~2ヶ月未満 150,000 円 2ヶ月~3ヶ月未満 200,000 円 3ヶ月~4ヶ月未満 250,000 円 4ヶ月~5ヶ月未満 300,000 円 5ヶ月~6ヶ月未満 350,000 円 6ヶ月以上 400,000 円 5 委託業務内容 (1) 県内企業の人材育成支援 ①事業の周知・広報に関する業務 ②事業所への事業説明や問い合わせ等に関する業務 ③事業所からの申請に対する審査に関する業務 (正規雇用化企業応援事業助成金交付要綱に基づき審査すること) ④上記③に係る県への審査報告(書類送付等)に関する業務 ⑤派遣研修及び正規雇用化の実績報告に関する審査業務 ⑥上記⑤に係る県への審査報告(書類送付等)に関する業務 ⑦研修地先の現場確認業務 ⑧事業報告書の作成に関する業務 ⑨その他、事業実施に必要な業務 6 企画提案内容 (1) 提案要件 次に係る要件をすべて満たすものであること。 ①審査にあたっては正規雇用化企業応援事業助成金交付要綱等に従い、中 立、公正な立場で正確に行うこと。 ②審査にあたっては事業所への必要書類の提出要求等の調整を行うこと。 ③審査後は必要書類を整え直ちに県に報告すること。 ④本事業で得られた、県内企業の動向、既存従業員の正規雇用化や生産性 向上に関する課題や要望等、今後の雇用対策を構築する上で、基礎となる 情報は、随時雇用政策課へ提供すること。 ⑤雇用政策課委託事業の共通目的である雇用情勢の改善に向けて、可能な 限り雇用政策課の他の委託事業と連携協力し、相乗効果が図れるように努 めること。また、共同開催すること等で相互の事業でより効果が発揮でき ると思慮される場合には積極的に提案すること。 ⑥本事業を利用できない事業所から申請があった場合、当該事業所に対し て、国や県や市町村等が行う他の事業で支援可能と見込まれる場合は、該 当する事業の情報提供に努めること。 (2)企画提案書 様式6「提案内容説明資料」に次のア~カの提案内容を記入し、電子メー ルで所定のメールアドレスに提出すること。 ア 事業説明会の周知・広報について (事業主を多く集めるための工夫、マス媒体を活用する場合の内容、スケ ジュール等) イ 事業説明会について(説明会の内容、実施時期、参加予定企業数等) ウ 事業所に対する周知・広報について(事業所への広報手段、企業開拓の 手段、スケジュール等) エ 事業所に対する審査について(効果的で迅速かつ正確な審査のための工 夫等) オ 事業報告書の作成(研修実績に加え、正規雇用化や企業の生産性向上等 に関する調査項目の設定や効果的な事業広報につながる報告書活用につ いて) カ 上記ア~カ以外で事業目的に沿った効果的な提案がある場合は、理由を 含めその内容について (3)実施体制図 事業実施に携わる各人数、各役割などをわかりやすく記載すること。 (4)経費見積書 ①様式5 経費見積書を用い、14,000千円(消費税込み)の範囲で 見積もること。 *当該金額は企画提案のために提示する金額であり、契約金額ではない。 ②各経費は税抜き価格とし、別途消費税額を併記すること。 ③労働条件、市場実勢等を踏まえ、適切な水準で見積もること。 ④経費の項目は、次のとおりとすること。 ア 直接人件費 イ 周知、広報費(企業開拓に要する旅費等を含む) ウ その他必要経費 エ 消費税 ⑤別途見積もり明細を添付すること。 各経費については、月数、回数、個数等見積条件が分かるよう明記するこ と。 ⑥企画提案書及び見積書の体裁については、「④ 企画提案書の体裁及び プレゼンテーションについて」及び「⑤ 積算見積及び経費限度額」に 基づくこと。 7 事業の成果目標について 本事業は、沖縄振興特別推進交付金を活用し、沖縄県の雇用状況の改善を 目的として実施することから、別表の通り指標を定め、事業成果を見極め ることとする。なお、本成果目標の達成度は、翌年度に雇用政策課が実施 する業務委託における委託業者選定の参考とする。 別表 成果指標 正規雇用化した従業員数 目標値 110人以上 8 企画提案書の体裁及びプレゼンテーションについて (1) 原則として A4 版横、左綴りとする。(ただし、グラフ・表等は必要に 応じて A3 版にして織り込むなど、見やすいよう適宜工夫してよい) (2) プレゼンテーションでは、審査員が容易に理解できるよう、図表など を多く用いるなど工夫し、簡潔に説明すること。 (3) プレゼンテーションの時間枠は参加企業数によって決まるため、プレ ゼンテーション参加業者を確定後、通知するものとする。 9 再委託の適正化について ①一括再委託の禁止等 契約の全部の履行を一括又は分割して第三者に委任し、又は請け負わせ ることができない。また、契約金額の大半に当たる業務のほか、委託業務 の成否に密接に関わる以下の業務(以下、「契約の主たる部分」という。) については、その履行を第三者に委任し、又は請け負わせることができな い。 ○契約の主たる業務 ・委託業務の契約金額の1/2を超える業務 ・周知広報、事業説明会の企画実施、事業所への審査指導、実績報告確 認、事業報告書作成等(委託成果に密接に関わる根幹的な業務) ②再委託により履行する業務等 本意約契約の履行に当たり、委託先が第三者に委任し、又は請け負わせ ることができる業務等の範囲は以下のとおりとする。 ○簡易な業務 印刷、製本 その他単純作業的な業務であって、容易かつ簡易なもの ③相手方の制限 本契約の競争入札参加者であった者に契約の履行を委任し、又は請け負 わせることはできない。また、指名停止措置を受けている者、暴力団又は 暴力団関係者等に契約の履行を委任し、又は請け負わせることはできない。 ④相手方の制限 契約の一部を第三者に委任し、又は請け負わせようとするときは、あら かじめ書面による県の承認を得なければならない。 ただし、 「その他、簡易な業務」に示したものを第三者に委任し、又は請 け負わせるときはこの限りではない。 10 その他 ①本仕様書に記載の業務内容は、企画提案のために設定したものであり、 実際の委託契約の仕様書と異なる場合がある。 ②企画提案が選定された場合においても、提案のあった内容をすべて実施 することを保証するものではない。 ③仕様書記載の委託業務の内容については、実施段階において、予算等諸 事業により変更することがある。 ④成果物の著作権及び所有権は、沖縄県商工労働部雇用政策課に帰属する。 ただし、本委託業務にあたり、第三者の著作権等その他の権利に抵触する ものについては、受託者の費用をもって処理するものとする。 11 協議について 本仕様書に記載されていない事項が発生した場合、あるいは記載事項に疑義 が生じた場合は沖縄県商工労働部雇用政策課と協議すること。 12 業務進捗状況及び打ち合わせ 業務の進捗状況や業務内容等に関する打ち合わせを原則月1回、その他必要 に応じて行う。
© Copyright 2024 ExpyDoc