(別紙) 平成27年度京都地域包括ケア推進機構事務局運営業務仕様書 1 業務の概要 行政、医療、介護及び福祉等関係機関が参画するオール京都体制により京都式地域包括ケ アシステムの実現を目指すために設置した「京都地域包括ケア推進機構(以下「機構」とい う。)」の事務局運営業務の一部を委託する。 2 業務場所 機構事務局(京都府医師会館 703、704、705 3 京都市中京区西ノ京東栂尾町 6) 契約期間 平成27年4月1日から平成28年3月31日まで 4 委託業務の内容 京都式地域包括ケアシステムの実現に向けた機構プロジェクト事業の実施及び地域包括ケ アに係る人材育成等を総合的に推進する機構事務局の運営業務の一部を委託する。 また、業務の遂行にあたっては、各関係機関及び京都府と連携し、実施するものとし、具 体的な業務の内容は以下のとおりとする。 (1)機構の運営を行うため、運営管理者1名、庶務・経理担当者を 1 名設置し、次の運営 業務を実施するものとする。 <運営業務> ・ 予算・決算及び経理に関すること ・ 総会及び理事会の開催に関すること(会場の手配、案内状の送付、資料の作成、 当日運営、記録等) ・ プロジェクト会議等の開催に関すること(会場の手配、案内状の送付、会議資 料の作成、記録等) ・ 広報・ホームページの企画・運営に関すること ・ 庶務に関すること(物品の調達、契約の締結、執務室の管理) ・ 理事長の秘書に関すること ・ 地域包括ケア推進ネットとの連絡調整に関すること ・ その他、運営上必要となる京都府及び関係機関との連絡調整に関すること 等 (2)機構の事業を推進するため、プロジェクト推進担当者を4名以上設置し、次の①から ④までの業務を実施するものとする。 ① プロジェクト推進業務 次のプロジェクトに係る関係団体との調整及び事業の実施業務 ア)在宅療養あんしんプロジェクト 在宅療養あんしん病院登録システム(以下「あんしん病院システム」という。) に関すること ・あんしん病院システムの企画 ・検討会議の企画・運営(年4回程度)及びあんしん病院システムの普及促進 業務(研修出講・広報・地区医師会等への訪問説明) ・あんしん病院システムに係る以下の補助金事務に関すること - あんしん病院(136 病院程度)を対象とした補助金 - かかりつけ医(1,000 人程度)を対象とした補助金 ・あんしん病院地域連携室との定期連絡会の企画・運営(年4回程度) ・登録者情報の入力(年 10,000 件程度)・電話相談対応 等 イ)認知症総合対策推進プロジェクト ・京都認知症総合対策推進計画(京都式オレンジプラン)の推進に関すること (全体会議の企画・運営(年2回程度)、ワーキングの企画運営 (年4回程 度×4WG) ・認知症啓発事業の調整 等 ウ)看取り対策プロジェクト ・看取りに関する普及啓発 ・看取りに関する検討会議の企画・運営 等 エ)北部地域医療・介護連携プロジェクト ・北部医療センターと連携した地域医療・介護連携の推進 ・北部地域の医療・介護の連携に関する検討会議の企画・運営 等 オ)地域におけるリハビリ支援プロジェクト ・会議内容のとりまとめ 等 カ)京都高齢者あんしんサポート企業の開拓・養成及びフォローアップ ・サポート企業の新規開拓及び養成研修の企画・運営 - サポート企業養成研修の開催(30 回程度) ※ただし、京都市外においては、企業開拓は地域包括ケア推進ネット と連携して行うこと。 ・フォローアップ研修の開催(2 回) - 地域での見守りネットワークの構築を目的とした、サポ ート企業への フォローアップ研修の開催(2 回) ・啓発広報の展開 - 啓発ツール(パンフレット・チラシ等)の作成・活用による積極的な 広報の展開(対企業・対府民) ② 京都地域包括ケア総合交付金事業 ・ 評価委員会及び発表会の企画・運営、報告書の作成 ③ 等 地域包括ケア人材の養成事業 ・在宅医療に携わる医師等医療職への介護・福祉的知識に関する研修 ④ 地域包括ケア推進ネット連携促進事業 ・乙訓保健所内及び丹後保健所内に設置されている地域包括ケア推進ネットに、推 進コーディネータを各1名配置し、当該保健所と連携し、次の業務を実施する。 ・在宅療養あんしん病院登録システムの制度普及、高齢者あんしんサポート企業の 推進、認知症知識の普及啓発 ・各機構プロジェクトの実施に係る地域との調整 ・専門的見地を生かした関係団体との調整など、地域における各関係団体のネット ワークを構築するための支援 等 (3)配置人員の要件について 【機構】 運営管理者 京都府と連携し、運営業務を統括できる者 庶務・経理担当者 庶務・経理業務の経験あり、実務ができる者 プロジェクト推進担当① 「社会福祉士」資格を有し、医療・介護・福祉分野 の業務に精通し、指導・調整業務ができる者 プロジェクト推進担当② 医療・介護・福祉分野の業務に精通し、指導・調整 業務ができる者 プロジェクト推進担当③ 医療・介護・福祉分野の業務に精通し、PC入力・ 電話対応等業務ができる者 プロジェクト推進担当④ 医療・介護・福祉分野の業務に精通し、PC入力・ 電話対応等業務ができる者 【地域包括ケア推進ネット】 5 推進コーディネータ① 「保健師」資格を有し、医療・介護・福祉分野の業 (乙訓保健所内) 務に精通し、指導・調整業務ができる者 推進コーディネータ② 「保健師」資格を有し、医療・介護・福祉分野の業 (丹後保健所内) 務に精通し、指導・調整業務ができる者 委託業務の対応時間 委託業務の対応時間は以下のとおりとする。 午前8時30分から午後5時15分(月曜日から金曜日) (ただし、祝日及び年末・年始(12/29~1/3)を除く。) ※休憩時間 6 委託業務の対象経費 (1) 人件費・旅費 正午から午後1時まで 委託業務に従事する者の人件費 ※人件費には、賃金、通勤手当及び社会保険料を含む。 ※対象経費については前金払ができるものとする。 ※旅費については、乙が負担することとする。 (2) 事業費 4(2)① カに係る事業費(高齢者あんしんサポート企業の開拓・養成及びフォロー アップ) ① 事業展開に係る企画・立案、調整業務に要する経費 ・会議費、資料作成費、旅費等 ② 養成研修会の開催に要する経費 ・会場使用料、謝金、旅費、通信運搬費等 ③ 広報・資材作成に要する経費 ・デザイン料、印刷製本費、需用費、通信運搬費、委託費等 ④事業実施に係る人件費 4(2)④に係る事業費 ・地域包括ケア推進ネット連携促進事業を円滑に実施するために必要な社用車 等移動に係る経費(駐車場(夜間保管場所及び出張先の一時的な駐車)、ガソ リン、旅費等に要する経費) (3)その他事業費 上記以外の事業費については、機構が負担するものとする。 7 委託業務の完了報告 本業務が完了した時は、遅滞なく次の事項を記載した業務完了報告書を提出することと し、終了後5年間保存しておかなければならない。 ① 本事業の実施結果 ② 本事業に要した経費(区分は別途指定する)の内訳 8 業務推進上の留意点 1 上記人員のほか、業務の進捗管理、府との調整等を行う事業推進管理者を設置すること。 2 推進コーディネータ①、同②の配置及び移動車に係る経費については、区分すること。 3 京都高齢者あんしんサポート企業に係る経費については、区分すること。 4 委託経費により調達する資機材については、原則としてリースあるいはレンタルとする こと。 5 府の事業展開により、府及び受託事業者の協議により、新たな業務が加わることがある こと。 6 本事業の成果及び著作権は、京都府に帰属するものとすること。 7 その他契約書及び仕様書に定めのない事項や細部の業務内容については、京都府と協議 して決定するものとすること。
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