解答と解説 - 難関私大文系専門 増田塾

2015 入試解答速報
難関私大文系専門予備校
2月5日
上智大学(法・外国語・文学部)英語
解答と解説
解 答
(満点︓150 点)
1 (45 点 各 3 点×15)
(1)c
(2)b
(3)d
(4)a
(5)d
(6)b
(7)c
(8)b
(9)a
(10)c
(11)a
(12)d
(13)d
(14)a
(15)b
2 (45 点 各 3 点×15)
(16)b
(17)d
(18)b
(19)c
(20)d
(21)a
(22)b
(23)b
(24)b
(25)b
(26)d
(27)a
(28)b
(29)b
(30)d
3 (20 点 各 2 点×10)
(31)d
(32)a
(33)b
(34)c
(35)d
(36)b
(37)c
(38)a
(39)c
(40)d
4 (20 点 各 2 点×10)
(41)d
(42)a
(43)b
(44)b
(45)b
(46)a
(47)c
(48)d
(49)c
(50)a
5 (20 点 各 2 点×10)
(51)d
(52)c
(53)a
(54)b
(55)c
(56)b
(57)a
(58)c
(59)b
(60)b
(※配点は予想配点です)
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解答速報の著作権は増田塾に帰属します。許可無く⼀切の転⽤・転載を禁じます。
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解 説
1
(1)
outrun︓〜を上回る
直後の This is because という因果関係から考えても良い。
(2)
population>food production という増加率の関係が読めていれば解答が決まる。
(3)
ここでの check は「抑制、妨害」の意味。他動詞で用いても同様の意味を持つが、日本語だと「調べる」
の意味でしか使わないので盲点。
(4)
「⼈類に⾷料を与えるという奮闘は終わった」というのは、ポジティブな意味ではなく、マルサスの予
⾔に基づいたネガティブな意⾒の具体化であることを⾒抜くこと。直後の⽂に 1970 年代には多くの⼈
が飢え死にしてしまうと述べていることからもそのことはつかめる。よって、
「奮闘は終わった」とは「頑
張っても無駄だ」という意味になり、解答は(a)に決まる。
(5)
下線部の意⾒が分かるのは、同じ⽂の to show that 以下の記述。「急激な人口増加は天然資源には限界
があるという煉⽡の壁に衝突しようとしている」という部分。選択肢を吟味する際は、⼈⼝ / 資源とい
う 2 つのキーワードを意識して、(c) / (d)に絞ってから考えること。この 2 択なら判断は悩まない
だろう。
(6)
第 2 段落はマルサス⽀持派だったので、その逆であることはつかめるはず。
(7)
マルサス反対派の意⾒なので、c が矛盾なくおさまる。a / b は焦点がずれている、d は because 内部の
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記述がない。
(8)
so far︓それまでのところ = thus far
(9)
前後のつながりをつかむことが重要。「今までのところは破滅的な予測は実現していない。(しかし、そ
れまでは)たとえそうだとしても、40 年後の現在、私たちは再びマルサスの恐怖の中を⽣きている」と
いうのが 3 段落の最後と 4 段落の冒頭のつながり。語彙がやや難しいが注がついているので落ち着いて
考えること。
(10)
同じ文の that 節内が根拠であることは明白なので、そこと選択肢を吟味する。本文の内容は「グローバ
ル文明の崩壊を逃れる可能性は十中八九存在しないだろう」というネガティブなもの。(a)は only one
chance left という部分が不可。これだともう⼀回チャンスが残っているとなり本⽂とはずれる。
(b)の
内容は記述なし、(c)が正解で more uncertain future は pessimistic と対応している。(d)はほぼ本
文と同じだが、impossible と⾔い切っているので不可。almost impossible くらいにすればこれも正解
になる。
(11)
「私たちが今まで通りに⾏動すれば、⽂明の崩壊が起こるかどうかという問題ではもはやなく、いつ起
こるのかという問題である」が下線部の趣旨。要するに、
「私たちが⾏動を変えなければ、⽂明は崩壊す
る」ということで(a)が正解。(b)は business practices が business の誤読。本文の business はい
わゆる「仕事」の意味ではない。
(c) / (d)は whether 節、when 節の中⾝と全体の⽂構造を⾒抜け
なかった⼈のためのひっかけの選択肢。この場合は選択肢で使⽤されている語句が本⽂と類似すること
が多く、特に注意して吟味すること。
(12)
「現在どのように⼟地、⽔〜を使い果たしているかということについて統計が⽰されている」という内
容。figure は「数字」、「図」の意味があるので、ようするにどれくらい資源が減少しつつあるのか分か
るデータが発表されたということ。現在進⾏形が使われている点に気づくことも、誤読を防ぐポイント。
ここは(d)とすぐに決められる。
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(13)
「⾷料の配給や値段とは無関係に、主要な問題が存在する」
(14)
国家などの境界のない想像上の世界で、⾷料などの配給について考えている部分。b と d はすぐにおと
せるはず。
(c)は書き出しが不可。みんなに⼗分に⾷料がわたるかどうか調べてみることが fantasy world
を考える目的なので、「みんながちゃんと⾷べられるだろう」は適切ではない。
(15)
SVC の S の部分に設問があるので、C を精読すれば解答は決まる。
2
(16)
下線部は「そこの住人たちの幻想」という意味。ポイントはその部分の主語が関係代名詞の which であ
り、which の中身は ideal types である。よって下線部は ideal types によって作られるもの(=constitute)
だと分かるのでその点を意識しつつ選択肢を調べればよい。
(a)はこの点に触れていないので不可、
(b)
が正解、(c)は ideals という⾔葉は⾒られるが、それが未来に実現するとあるので不可。(d)も(a)
と同様に ideal types への⾔及がないので不可。
(17)
「世界から離れているものでもなく」
of との対比で考えるしかないがやや難しい。
(18)
正解は(b)、第 3 段落の冒頭が not so ~ as の最上級であることを⾒逃さなければ、Dublin / Oxford
ともに Newman の理想を反映していたことは押さえられるはず。
(19)
前段落で Newman は useful knowledge に対して否定的な態度であることをつかむ。Bacon と Newman
が対⽴関係であることはつかめるはずなので、そこを考えれば空所に⼊るものは決まる。次の段落の To
this「これに対して」もヒントになる。Bacon が何のために登場しているのかをつかめず苦労した受験
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生もいたようである。
(20)
「人間の頭脳の作りはとても優れているので、あらゆる知それ自体が報酬になる」という such ~ that
の倒置構造をまずはつかむこと。
(a)は下線部前半部分への⾔及がないので不可。
(b)だと「知が報酬」
ではなく「頭を作り上げること」が報酬になるので不可、(c)だと「知がそれ自体の目的である」が原
因になってしまうが、本文では that の前が原因、後ろが結果という関係になるので因果関係が逆、(d)
が正解になるが消去法が賢明だろう。
(21)
「功利主義哲学は少なくとも仕事は成しえた。それは認めよう。その哲学が目指したことは⼤した事で
なかったとはいえ、目的は達したのだ」が下線部の大意。多少の評価はしつつもほめていないというこ
とがつかめていれば(a)が最も近いと判断できる。
(22)
「⼤学の目的が科学的な発⾒と哲学的な発⾒だったとしたら、⼤学に学⽣がいることは理解できない」
が下線部の意味、さらに後続の⽂で⼤学が知⾒を広げる場であることが書かれているので(b)が最も近
い。
(a)は research を続けなさいという前文と矛盾する、
(c)は disturbed by students に該当する内
容がない、(d)だと「科学や哲学を勉強するな」という意味で本文の内容とはずれる。
(23)
(a)は「(大学での)単位」、
(b)は「評判、名声、手柄」、
(c)は「タイトル」
(d)は「貸付」、本文は
(b)の意味で使われている。
(24)
(a)は「施設」、
(b)は「容易さ」、
(c)は「場所、建物」、
(d)は「能⼒」、本⽂は(b)の意味。with
facility「容易に」は with が問われても解答できるようにしていきたい。
(25)
Science was beginning to take the place of moral philosophy
research was beginning to take the place of teaching
上記の下線部の省略を補えるかどうかが試されている。
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(26)
It is not という前⽂との対応で考えれば「対⽐・逆説」であることは⾒抜ける。
(27)
ここの still は「さらに、そのうえ」という追加を示す表現なので(a)になる。多品詞にまたがる表現は
まずは同じ品詞のものに絞ると正答率を上げることが可能。
(28)
liberal man「教養のある⼈」だが、同じ段落の the specialist と逆の意味であることはつかみやすいは
ず。the liberal arts「教養科目」などを⼤学のパンフレットなどで⾒かけたこともあるのでは。
(29)
「ベルリンがオックスフォードの魂を壊したように、ベルリンのフンボルト大学も壊されつつある」と
いう意味。(a)の competitive や(d)の continued to retain 〜はすぐに落とせる。(b)と(c)が若
干まぎらわしいが、無くなっているのは、「伝統のある大学そのもの」ではなく、「伝統のある大学が持
っていた ideal types」であるので、正解は(b)のほうが適切。
(30)
第 1 段落の最終⽂が根拠。平易な問題だが、いきなり冒頭に⾶ぶので気づいたかどうか。他の設問で翻
弄されていると失点してしまうことも考えられる。
3
(31)
it dawns on 人 that〜︓〜がわかりはじめる
(32)
in line︓⾏儀よく
keep 人 in line︓⼈を⾏儀よくさせる
behave oneself︓⾏儀よくする
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(33)
reference to A︓A に対する言及 / 参照
(34)
challenge︓意義を唱える
(35)
disposition︓傾向、気質
(36)
out of the question︓問題外
(37)
be subject to︓〜されやすい
(38)
assume︓推定する、〜を装う
ここでは後者の意味。assume an air of〜などの⾔い回しでを押さえておく。
(39)
confidentially︓内密に
(40)
make out A︓A を理解する
make A out としても同義
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(41)
with fluency = fluently
with+抽象名詞=副詞のパターン
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(42)
in demand︓需要がある
(43)
acknowledge O to be C︓O=C と認める
(44)
but a few︓わずかの
not a few は「多く」の意味で文脈にあわない。
(45)
最上級の強調
(46)
suspicious︓疑っている
(47)
arouse︓(感情などを)刺激する
raise / arouse の他動詞に絞ってかんがえること
(48)
「もっとも〜しない⼈」という last を用いた慣用表現。
(49)
<(
) a little lower>, our furniture 〜
M
S
V
上記の構造を理解すれば、不定詞の副詞的⽤法と分詞構⽂の 2 択になるが、price は他動詞なので、目的
語がないことから(c)に決まる。
(50)
a blessing in disguise︓悪そうに⾒えてありがたいもの
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5
(51)
(d)⇒ than ever
than の後ろに否定語句はこない。
(52)
(c)⇒ hope
wish だと仮定法になる。
(53)
(a)⇒Whatever
made の後ろに名詞が抜けているので However は不可。
(54)
(b)⇒talk with about
不定詞の形容詞的⽤法で前置詞が最後に残るパターン。
the house to live in などのパターンと同じ。
(55)
(c)⇒waking up
end up doing の形
(56)
(b)⇒what percentage
C の部分が不⾜していることからも(53)と同じ理由で判断可能。
(57)
(a)⇒where
後ろが完全文なので関係副詞になる。
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(58)
(c)⇒to the arts
devote A to B の形
(59)
(b)⇒helping to
分詞構文に気づけばよい。help (to) do︓〜するのに役⽴つ
(60)
(b)⇒for
「会社のために⾏った質の⾼い仕事」と考えることが⾃然。in the quality of A「A の資格で」という表
現を知っていると(a)に反応できるが、それでは意味が通らない。
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