R&I BB格以下に拡張したデフォルト率を発表 ~BBB格市場活性化とハイ

NEWS RELEASE
2015年2月20日
R&I BB格以下に拡張したデフォルト率を発表
~BBB格市場活性化とハイイールド債市場の創設に向けて~
格付投資情報センター(R&I)は、「日本企業における中低位格付のデフォルト率~BBB 格と BB 格
の客観的な距離感の算出~」と題するリポートを発表しました。
グローバルな金融緩和と日銀による債券買い入れにより投資対象が枯渇していることから、一部の機
関投資家は信用力が相対的に低い BBB 格の債券へ投資対象を積極的に広げる動きがあります。一方、
より構造的には、再生可能エネルギーやコンセッション等によるインフラ投資の活性化に伴うプロジェ
クトファイナンス、アジア企業の日本市場での資金調達など一般的には BBB 格程度と考えられるよう
な投資対象の増加が見込まれています。
日本の社債市場は歴史的に高格付に偏っていることから、中低位格付の投資にはなじみが薄く、社債
価格は不安定になる傾向があります。これは、BBB 格よりも下の BB 格の市場、いわゆるハイイールド
債市場が存在しないことで、BBB 格の投資において信用リスクに見合ったリターンを見出しにくいこと
が主な要因と考えられます。
そこで、R&I は、従来の BBB 格以上を中心とする格付パフォーマンスに、R&I グループの金融工学
研究所が開発した格付推計モデル「RADAR」による推計結果を加えることにより、BB 格以下までカバ
ーする拡張されたデフォルト率を算出しました。これは、日本の社債市場における BBB 格と BB 格の
デフォルト率の差異に関する情報を客観的な形で得ることにはじめて成功したものです。
今回の取り組みは、BBB 格と BB 格の客観的な距離感を把握、すなわち信用リスクに見合ったリター
ンを明確にすることにより、BBB 格市場の活性化を促すと同時に、中長期的に日本の資本市場の成長に
必要とされるハイイールド債市場の創設に寄与することを意図したものです。
本リポートの詳細は R&I ホームページにてご覧いただけます。本リポートの内容に関するご意見およ
び本リポート掲載のデータにご関心のある方は、下記までお知らせください。
http://www.r-i.co.jp/jpn/body/cfp/topics_others/2015/02/topics_others_20150220_248548390_01.pdf
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