総合研究所公開シンポジウム「冥界からの声を聴く」

佛教大学ニュースリリース
2015 年 2 月 19 日
報道関係 各位
佛教大学総合研究所共同研究「現代社会における宗教の力」プロジェクト
公開シンポジウム「冥界からの声を聴く」
2 月 22 日(土)開催
2011 年の東日本大震災以降、被災者への精神的な救済にかかわって宗教者の役割がクローズア
ップされることで、
「宗教」なるものの力が、今大きく見つめ直されています。こうした時代状況
のなかで、佛教大学総合研究所は「現代社会における宗教の力」を問う共同研究を立ち上げ活動
を続けてきましたが、共同研究の成果をもとに「冥界からの声を聴く」と題したシンポジウムを
開催いたします。
「冥界」とは、まさしく宗教が生み出した世界認識ですが、とりわけ近代以前の時代には、こ
の世(顕界)から見えないが、あの世(冥界)からは見られているという、特異な心性が、人びとの生
活を作り出してきました。
しかし、近代の合理主義、科学主義のなかで、
「冥界」の実在性、リアリティは大きく失われつ
つあるようです。
今回のシンポジウムでは、こちらからは見えない「冥界」の世界との交流、交渉を行う人びと(宗
教者)に注目することで、今、彼らは冥界からいかなる「声」を聴いているのか、それをさまざま
な現場を通じて明らかにして、現代社会における宗教の力の行方を考えていきます。
【概要】
日 時
場 所
2015 年 2 月 22 日(日)13:00~17:30【申込不要・参加費無料】
佛教大学紫野キャンパス 1-420 教室(1 号館 4 階)
京都市北区紫野北花ノ坊町 96 TEL 075-491-2141(代表)
13:10【基調講演】
「冥顕像の展開-<死後再会>願望の視点から-」池見 澄隆(本学名誉教授)
内 容
14:20【パネルディスカッション】
「神道と冥界」斎藤 英喜(本学歴史学部教授)
「幽霊を受けとめる器としての仏教文化」高橋 源(東北大学准教授)
「弔いと霊魂の行方」川村
邦光(大阪大学教授)
16:30【全体討議】
司会 大谷栄一(本学社会学部教授)
●報道機関からのお問い合わせ先
佛教大学 広報課(担当:米林・桝井・米田)
〒603-8301 京都市北区紫野北花ノ坊町 96
TEL (075)493-9050(直通)・(075)491-2141(代)/FAX (075)493-9040
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