公募要領(PDF:198KB)

平成27年度産地活性化総合対策事業のうち生産システム革新推進事業
(輸出用GAP等普及推進事業(ICTを活用した既存GAPの高度化支援事業))
に係る公募要領
第1
総則
産地活性化総合対策事業のうち生産システム革新推進事業(輸出用GAP等普
及推進事業(ICTを活用した既存GAPの高度化支援事業))に係る公募の実施
については、この要領に定めるとおりとします。
第2
趣旨
本事業においては、既に農業生産工程管理(GAP)に取り組んでいる産地等
のうち輸出を見据えた取組のため、農業生産工程管理(GAP)の高度化に必要
なシステムの導入等の取組を支援します。
第3
事業内容
本事業により実施できる内容は以下のとおりとします。
なお、事業の実施に当たっては、1から3までの取組の全てを実施し、事業実
施年度内にGLOBALG.A.P.等を取得することとします。
1 ICT機器の操作習熟等を図るための研修会の開催
GLOBALG.A.P.等の取得に必要なICT機器の操作習熟やGLOBALG.A.P.等の専門
知識の習得を図るための研修会を開催するものとします。
2 クラウドによる情報システムの利用
クラウドを通じた、GLOBALG.A.P.等の取得に必要な作業工程管理や作物の状態
の入力、技術者等からのガイダンスを受信するシステムを利用して得られたデー
タを蓄積、分析し、活用するものとします。
3 GLOBALG.A.P.等の取得
GLOBALG.A.P.等想定される輸出先が求める国際的な食品安全規格に係る第三者
認証を取得するものとします。
第4
応募団体等の要件
応募団体は、既にGAPに取り組んでいる農業協同組合、農業生産法人、生産
者団体又はGAPに取り組んでいないがGLOBALG.A.P.等の取得に必要な体制等の
条件を有する農業協同組合、農業生産法人及び生産者団体とします。
第5
事業の成果目標
1 成果目標は、本事業で実施する対象品目の輸出取組が基準年度に対し100%
超を達成することを指標として設定するものとします。なお、輸出取組とは、①
輸出に向けた海外展示会への出品、輸出商談会への参加等の実施回数又は②輸出
金額を設定することとします。
2
第6
成果目標の目標年度は、事業実施年度の翌年度とします。
補助対象経費の範囲
補助対象となる経費の範囲は、ICTを活用した既存GAPの高度化支援事業
に直接要する別紙1の経費であって本事業の対象として明確に区別できるもので、
かつ、証拠書類(請求書、領収書の写し等)によって、金額、内容等が確認でき
るもののみとします。
第7
申請できない経費
1 事業実施に直接関係ない経費
2 事務所の家賃など事業実施主体の経常的な運営経費
3 本事業の業務を実施するために雇用した者に支払う経費のうち、労働の対価と
して労働時間及び日数に応じて支払う経費以外の経費(月極の給与、賞与、退職
金その他各種手当)
4 事業の期間中に発生した事故又は災害の処理のための経費
5 補助対象経費に係る消費税及び地方消費税に係る仕入れ控除税額(補助対象経
費に含まれる消費税及び地方消費税相当額のうち、消費税法(昭和63年法律第
108号)の規定により仕入れに係る消費税額として控除できる部分の金額及び
当該金額に地方税法(昭和25年法律226号)の規定による地方消費税の税率
を乗じて得た金額の合計に補助率を乗じて得た金額。)
第8
補助金の額
1事業実施主体あたり1,800千円程度とします。なお、申請のあった金額
については、予算及び補助対象経費等の精査により減額することがありますので、
ご留意下さい。
第9
補助率
第3の1及び3は定額、第3の2は1/2以内とします。
第10
事業の実施期間
平成27年度の交付決定の日から平成28年3月31日までとします。
第11
1
申請書類の作成及び提出
申請書類の作成
提出すべき申請書類は、別紙2(応募提出資料確認表)に掲げるとおりとしま
す。
2 申請書類の提出期限及び提出先
申請書類の提出期限
平成27年3月12日(木曜日)午後5時まで(厳
守)
提出先 〒100-8950 東京都千代田区霞が関一丁目二番一号
農林水産省生産局技術普及課新技術企画班(電話:03-3593-6497)
3 申請書類の提出にあたっての注意事項
(1)申請書類は、別記様式に従って作成して下さい。
(2)申請書類に虚偽の記載、不備等がある場合は、審査対象となりませんので、
本要領等を熟読の上、注意して作成願います。
(3)申請書類の作成及び提出に係る費用は、応募者の負担とします。
(4)申請書類の提出は、原則として郵送又は宅配便(バイク便を含む。)とし、や
むを得ない場合には持参も可とします。なお、FAX又は電子メールによる提
出は、受け付けません。
(5)申請書類を郵送する場合は、封筒等の表に「既存GAPの高度化支援事業
公募申請書類在中」と朱書きし、簡易書留、特定記録等、配達されたことを証
明できる方法によって下さい。また、提出期限前に余裕を持って投函するなど、
必ず提出期限までに到着するようにして下さい。
(6)提出後の申請書類については、原則として資料の追加や差替えは不可とし、
採用、不採用にかかわらず返却いたしませんので、ご了承下さい。
(7)申請書類は、一つの封筒を利用し、書類一式を入れて提出して下さい。
(8)提出された申請書類については、秘密保持には十分配慮するものとし、審査
以外には無断で使用いたしません。
(9)審査に当たり、農林水産省から応募団体に申請内容の確認を行うとともに、
関連資料等の追加提出を求める場合があります。また、必要に応じて申請内容
に関するヒアリングを行うこともありますので、予め御承知願います。
(10)問合せ先は、別紙3に記載しています。なお、問合せは、月曜日から金曜日
まで(祝祭日を除く)の午前10時から午後6時(正午から午後1時までを除
く。)とします。
第12
1
補助金等交付候補者の選定
審査方法
提出された申請書類については、事業担当課等において書類の内容確認、事前
整理等を行った後、農林水産省生産局長が別に定めるところにより設置する選定
審査委員会(以下「委員会」という。)において、別紙4に掲げる審査の基準等に
基づきポイント付けによる審査基準に基づき審査を行い、審査基準に基づくポイ
ントの高い順に採択優先順位を定め、予算の範囲内で事業実施主体となり得る候
補(以下「補助金等交付候補者」という。)を選定します。なお、申請書類の提出
から過去3年以内に、「補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律」(昭和
30年法律第179号)第17条第1項又は第2項に基づき交付決定の取消があ
った補助事業等において、当該取消の原因となる行為を行った補助事業者等又は
間接補助事業者等については、本事業に係る事業実施主体の適格性の審査におい
てその事実を考慮するものとします。
2 審査結果の通知等
審査の結果については、委員会における最終審査が終了次第、速やかに全ての
応募者に対して通知する予定です。
審査結果の通知については、補助金等交付候補者には補助金等交付の候補者と
なった旨をお知らせするものであり、補助金等の交付は、別途定める必要な手続
きを経て、正式に決定されることになります。
補助金等交付候補者については、農林水産省のホームページ等で公表します。
委員会の議事及び審査内容については、非公開とします。また、審査委員は、
審査において知ることのできた秘密について、委員の職にある期間だけではなく、
その職を退いた後についても第三者に漏洩しないという、秘密保持の遵守が義務
付けられています。
なお、補助金等交付候補者の決定にかかわる審査の経過、審査結果等に関する
お問い合わせにはお答えできませんので、予めご了承下さい。
第13
交付決定に必要な手続等
補助金等交付候補者は、国の指示に従い速やかに、平成27年度予算成立後に
改正される産地活性化総合対策事業実施要綱(平成23年4月1日付け22生産
第10888号農林水産事務次官依命通知。以下「要綱」という。)及び産地活性
化総合対策事業推進費補助金等交付要綱(平成22年4月1日付け21生産第9
814号農林水産事務次官依命通知。以下「交付要綱」という。)に基づき、補助
金の交付を受けるために提出することとなっている交付申請書及び全国推進事業
実施計画書(以下「申請書等」という。)を事業担当課まで提出していただきます。
申請書等を事業担当課等において審査した後、問題がなければ交付決定通知を発
出します。
なお、申請書等の内容(補助金の額を含む。)については、審査結果又はその他
の事情により修正して頂くことがあります。
第14
重複申請等の制限
同一の提案内容で他の事業(農林水産省又は他省庁等の補助事業等)への申請
を行っている場合、申請段階(補助金等交付候補者として選定されていない段階)
で、本事業に応募することは差し支えありませんが、他の事業への申請内容、他
の事業の選定の結果によっては、この事業の審査の対象から除外され、又は補助
金等交付候補者の選定の決定若しくは補助金の交付決定が取り消される場合があ
ります。
第15
事業実施主体の責務等
事業実施主体は、事業の実施及び交付される補助金の執行にあたって、以下の
条件を守っていただきます。
1 事業の推進
事業実施主体は、要綱等を遵守し、事業全体の進行管理、事業成果の公表等、
事業の推進全般についての責任を負っていただきます。特に、申請書等の作成、
計画変更に伴う各種承認申請書の提出、報告書の提出等については、適時適切に
行って下さい。
2 補助金の経理
交付を受けた補助金の経理(預金口座の管理、会計帳簿への記帳・整理管理、
機器整備等の財産の取得及び管理等をいう。以下同じ。)を実施するにあたっては、
次の点に留意する必要があります。
(1)事業実施主体は、交付を受けた補助金の経理にあたっては、補助金等に係る
予算の執行の適正化に関する法律、補助金等に係る予算の執行の適正化に関す
る法律施行令(昭和30年政令第255号)及び農林畜水産業関係補助金等交
付規則(昭和31年農林省令第18号。以下「交付規則」という。)に基づき、
適正に執行すること。
(2)事業実施主体は、補助金の経理を事業実施主体の会計部署等において実施す
ること。なお、特殊な事情により、当該事業実施主体の会計部署等に補助金の
経理を行わせることができない場合は、国内に居住し、各事業実施主体が経理
能力を有すると認める者(学生を除く。)に経理を行わせ、公認会計士又は税理
士に経理状況について定期的に確認を受けるなど、適正な執行に努めること。
3 取得財産の管理
本事業により取得又は効用の増加した事業の設備等の財産(以下「取得財産等」
という。)の所有権は、事業実施主体に帰属します。(事業実施主体の代表者個人
には、帰属しません。)
ただし、財産管理、処分等に関しては、次のような制限があります。
(1)取得財産等については、交付規則に規定する処分の制限を受ける期間(以下
「処分制限期間」という。)においては、事業終了後も善良なる管理者の注意を
もって管理し、補助金交付の目的に従って効果的運用を図らなければなりませ
ん。(他の用途への使用はできません。)
(2)処分制限期間においては、取得財産等のうち1件あたりの取得金額が50万
円以上のものについて、補助金交付の目的と異なる仕様、譲渡、交換、貸付等
を行う場合は、事前に農林水産大臣の承認を受けなければなりません。
なお、農林水産大臣が承認した取得財産等の処分によって得た収入について
は、交付を受けた補助金の額を限度として、その収入の全部又は一部を国に納
付していただくことがあります。
4 特許権等の帰属
本事業を実施することにより特許権、特許を受ける権利、実用新案権、実用新
案登録を受ける権利、商標権、意匠権、意匠登録を受ける権利、著作権、回路配
置利用権、回路配置利用権の設定の登録を受ける権利及び育成者権(以下「特許
権等」という。)が発生した場合、その特許権等は、事業実施主体に帰属しますが、
特許権等の帰属に関し、次の条件を守っていただきます。
また、事業の一部を事業実施主体から受託する団体にあっても同様に以下の条
件を守っていただきます。
(1)本事業により成果が得られ、特許権等の出願及び取得を行った場合には、そ
の都度遅滞なく国に報告すること。
(2)国が公共の利益のために特に必要があるとしてその理由を明らかにして当該
特許権等を利用する権利を求める場合には、無償で当該権利を国に許諾するこ
と。
(3)当該特許権等を相当期間活用していないと認められ、かつ、当該特許権等を
相当期間活用していないことについて正当な理由が認められない場合において、
国が特許権等の活用を促進するために特に必要があるとしてその理由を明らか
にして当該特許権等を利用する権利を求めるときは、当該権利を第三者に許諾
すること。
(4)本事業期間中及び本事業終了後5年間において、事業実施主体及び本事業の
一部を受託する団体は、本事業の成果である特許権等について、国以外の本事
業の第三者に譲渡し、又は利用を許諾する場合には、事前に農林水産省と協議
して承諾を得ること。
なお、事業実施主体と当該事業の一部を受託する団体との間における事業成
果の取扱については、事業開始前に、両者で協議・調整を行って下さい。
5 事業成果等の報告等
事業成果及び交付を受けた補助金の使用結果については、本事業終了後、要綱
等に基づき必要な報告を行っていただきます。また、農林水産省は、あらかじめ
事業実施主体にお知らせした上で、報告のあった事業成果を公表できるものとし
ます。
6 国による事業成果等の評価に係る協力
本事業終了後、次年度以降の政策立案等に反映させるため、事業成果の波及効
果、その活用状況等に関して、必要に応じて国による評価を行います。その際、
ヒアリング等の実施についてご協力をお願いすることがあります。
第16
公示への委任等
この公募要領に定めるもののほか、公募に関し必要な事項は公示で定めます。
公示は農林水産省のホームページ(ホーム>ご意見・お問い合わせ>調達情報・
公表事項>補助事業参加者の公募 URL http://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/
index.html)に掲載されます。
第17
その他
本公募要領に定めるもの以外は、平成27年度予算成立後に改正される要綱、
交付要綱及び産地活性化総合対策事業実施要領(平成23年4月1日付け22生
産第10890号生産局長通知)によるものとします。