報告書1 - 姫路市

進路・就労プロジェクト【しごと部会】
議
題
内 容:
・ 7 月 30 日
・ 8 月 20 日
第 1 回「姫路における就労系障害福祉サービスの現状」
第 2 回「就労系障害福祉サービス支給決定手順と利用計画」
専門部会構成員
所属機関
1 職業自立センターひめじ
2 姫路公共職業安定所
3 相談支援事業所 めぐみ
4 空の鳥
5 セレーノおひさま
6 真砂園
7 障害福祉サービス事業所 ひかり館
8 出愛いの里
9 姫路市障害福祉課
進路・就労プロジェクト【しごと部会】テーマ検討の材料
 会議に出された意見のまとめ
 就労移行支援の利用基準を聞いた。相談支援にもよく相談があるが、判断が難し
い。相談支援事業者の仕事の重さを感じる。
 昔は授産施設という歴史背景がある。保護者の思いもあり、中々厳しい意見もあ
った。制度が変わって、保護者からすると、就職しなくてもよいのではないかと
いう意見もある。昔からの利用者は働く必要はないというが、新しい保護者は就
労移行に持っていける。利用者のためというが、代弁者の保護者にどう理解して
もらうのかが課題。
 就労移行を進めたら、保護者に怒られた。本人も親が反対すると反対もしない。
家族の理解が必要。
 B 型の制度変更で、条件を満たさない人が 259 名いる。制度変更への理解ができて
いるかどうか。更新の時に伝えているが、伝わっていない方も多い。今後の方針
としては、相談を含む事業所の制度理解。本人の意思と家族の意思が大切。
 就 B は守られている。人間関係も時間も限られている。そこも大切だが、外に出
して伸びそうな方には、就労移行支援の人に入ってもらうと早く就職に繋がるの
ではないかと思う。保護者に説明する時に、移行のメリットの説明ができる情報
共有のネットワークづくりが必要。
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 給料が欲しくて A 型に来ているので、給料のない移行へ行く事があまりない。移
行より A 型に行く事はあるかもしれない。
 B 型で力を入れているのが、休まない・挨拶・愛想を重視している。仕事内容より
人間関係だと思っている。身だしなみ等はもちろん指導する。今いるケースでも、
本人は計画的にやっていって、次は保護者の問題。
 本人の力の見極めが大切になるが、就労移行を勧めるポイントは何か。 → 本
人の「就職したい」という目的。経験がないから持てないという方については、
段階を踏んでいってほしい。家族の心配は、就職するための精神面のフォローを
どこまでしてもらえるのか。そのような仕組みがあればよいと思う。
 ハローワークにすれば、A も B も就労継続支援。賃金が出るか出ないか。区別はして
いない。
 就労移行には大いに期待している。本人の希望だけではなく、一つの選択肢として福
祉も勧める。姫路では、
「もう少し頑張れば力が出る」という方を支援できる所がない。
 7 つの就労移行が同じ立ち位置でやっているのかというと、一人歩きしてしまってい
る所がある。チーム支援組んで、就労に結び付けていない。
 移行支援の共通言語や質や量を挙げていくということは、早急にしなくてはいけない。
B 型も質を問われる時代になっている。
 一番の理由は、福祉系就労サービスという定義がないので、就労支援の明確なも
のが見えない。役割の明確化、その形づくり、それらをチームとして繋がってい
くネットワーク作り。多機能型と機能分化型の事業所に分かれてくる。参考にな
る図を次回までに考える。
 姫路市における障害者就労支援サービスの課題の整理について
 福祉系就労支援サービスの定義と目的の明確化
 相談支援を含む就労支援の流れの確立
 障害者就労支援にかかわる資源の開発と整理
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 福祉系就労サービスの定義と目的の明確化
日本国憲法
第二十七条 すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。
↓
労働施策としての障害者の就労支援
・ ハローワーク
・ 職業センター
職業自立センター
・
職業訓練校
ひめじ
(就業・生活支援センター)
福祉サービスにおける就労支援(就労移行支援・就労継続支援)
労働施策による就労支援の後方支援として位置づけられる。
障害福祉における就労支援のニーズと事業の整理
福祉的配慮の
もとで作業活
社会技能、生活
リハビリを中
動を中心とし
心としたニー
たニーズ
ズ
福祉的配慮の
就労訓練、職
就職活動・職
もとでの就労
業リハビリを
のニーズ
中心としたニ
場定着を中心
としたニーズ
ーズ
就労継続支援 B 型
就労継続支援 A 型
自立訓練
就労移行支援
職業自立センター
福祉作業所
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 相談支援を含む就労支援の流れの確立
求職・職業相談
・ 一次的な総合窓口(職業自立 C、ハローワーク、障害福
祉課、相談支援、事業所 等 )
インテーク・ア
・ 就労移行支援事業等において支援の必要性を評価
セスメント
マネジメ
特定相談支援事業
福祉サービス
所(情報提供・斡
ント
旋・支給決定等)
就労
就労支援会議(B 型の直接利用)
就業・生活支援センタ
障害福祉課
ーによる支援
(支給決定手続き)
(職業マネジメント)
事業所との契約
(見学・実習・契
ケアマネジ
約)
メント会議
職業紹介・斡旋
職場実習・トラ
職業訓練・リハ
イヤル雇用
ビリ
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職業環境整備
 障害者就労支援にかかわる資源の開発と整理
1)就労移行支援事業所の確保
○ 利用者の状況に合わせた移行事業への転換を推奨
 利用者の状況に合わせて多機能(A・B→移行)に移行することを計画的に
推奨していく
○ 障害種別ごとに就労移行に特定した事業所を確保
 身体、知的、精神の障害ごとに就労支援の核となる就労移行事業所が必要
2)就労移行支援事業の質の確保
○ 姫路市標準の就労移行支援プログラムを作成していく
 現在は作業指導の延長となっているため、就労アセスメントからアフターフ
ォーローに至るまで標準的な支援プログラムが必要。
3)就労支援サービスの弾力的運用
○ 例外利用の仕組みの確立
 現在の就労継続支援会議を継続させることにより、サービス等利用計画に即
した就労支援サービスが受けられるよう例外利用の仕組みを確立することが
必要。
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