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件 名:
大 臣
会
見
概
要
日 時 平成 27 年 2 月 17 日 0937~0944
担
当 大臣官房広報課
場 所 官邸エントランスぶら下がり
備
考
1
発表事項
なし。
2
質疑応答
Q:一部報道で、イラクの復興支援の際に、現場の派遣部隊が独自に戦闘が
仕掛けられた際の行動要領を作成していたという報道がありますけれども、
これの事実関係についてお願いします。
A:報道された文書がいかなるものであるのか、まだ私は確認してませんが、
当時部隊とか、隊員の安全確保のために必要なことは、当然周知をされる
ようにしているというふうに認識をしておりますので、そういった主旨の
文書ではないかと思います。
Q:特に問題視はしていないと。
A:これは、部隊の安全とか隊員の命に関わることですから、当然それなり
の部隊としての措置があるものだと認識しています。
Q:副大臣が、佐賀県入りされましたけれども、佐賀県側の感触というのは、
どういうふうに受け止めていらっしゃいますか。
A:副大臣から知事にお会いしたこと、また、お話したこと等の報告はいた
だきました。これは知事のみならず、佐賀県の担当当局や、また、関係の
団体、地域の方にも説明をしておかなければなりませんので、今後は丁寧
に、よく説明をして下さいということでございます。
Q:前向きな感触なりというのはどうだったのでしょうか。
A:内容は、私も正確に聞いていませんけれども、丁寧に行っていただきた
いというような内容だったと思います。
Q:沖縄県と政府が合意している、普天間飛行場の5年以内の運用停止のこ
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とですが、昨年2月が起点となって、1年経ちましたけれども、5年以内
の運用停止が、もう残り4年以内というような捉え方をされているのかど
うか、そこら辺の進捗とかお考えをお聞かせ下さい。
A:5年以内の運用停止については、沖縄県から、平成26年2月から5年
をメドとするという考え方が示されておりまして、その日にちは、2月1
8日、19日と聞いております。その上で、この負担軽減というのは、沖
縄県知事を含む全国の知事の協力があって初めて実現をするものでありま
して、この5年以内の運用停止についても、翁長知事を始めとする全国の
知事の協力が必要であると思っておりますので、今後、政府としても、こ
れが実現できるように努力してまいりたいと思います。
Q:残り4年以内の運用停止ということの実現を、今後やっていくというよ
うな。
A:この5年の起点というふうにとられた場合は、2月18日、19日であ
るというふうに認識しています。
Q:安保法制の与党協議の関連なのですけれども、今、与党内で、自衛隊の
武器防護の対象を米軍以外にも広げるということについて、自公間で協議
をしていますけれども、米軍以外に広げる必要性について、改めて大臣の
お考えをお願いします。
A:昨年7月に閣議決定がされまして、米軍部隊の武器等は、自衛隊の武器
等に相当する重要な物的手段であるかどうか。これはあくまでも「わが国
の防衛に資する活動」に、現に従事する米軍の部隊の武器等ということで
閣議決定をされましたが、それと同様の、極めて受動的かつ限定的な必要
最小限度の「武器使用」を自衛隊が行うことができるというふうに、法整
備を考えておりまして、この「わが国の防衛に資する活動」に現に従事し
ている外国軍の部隊というのは、米軍に限られるものではないことから、
この米軍以外の外国軍の部隊の武器等の防護についても、検討する必要が
あると考えております。この点については、今後、与党協議の中で検討を
されることになっていると認識をしております。
Q:具体的にどういった外国軍、また、どういった場面で、そういう武器防
護の必要性が出てくるとお考えでしょうか。
A:これは、「わが国の防衛に資する活動」においてということでございます。
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当然、日米安保条約ということで、米国は非常に密接に関係をいたします
が、今でも朝鮮戦争時の国連軍の地位協定がありまして、それの関連の施
設提供をわが国も負っております。その国には、米軍以外の国も含まれて
おりますが、実際わが国の防衛に資するという場合に、どういった国が対
象となるのか、こういうことも含めて今後検討していただきたいと思いま
す。
Q:安保の関係でもうちょっと。邦人救出なのですけれども、「イスラム国」
の今回の人質事件を受けて邦人救出も注目を集めているのですけれども、
実際今後の法制でどこまでの邦人救出ができるようにするということまで
イメージしていますか。
A:この邦人救出というのは、現在、海外にお住まいになっている日本人1
50万人、それから年間に1800万人の日本人が海外に出かけていく時
代でありますので、国民の命と幸せな暮らしを守り抜くというのは、政府
の責務でありますので、閣議決定でも書いておりますが、まず領域国の受
け入れ同意がある場合の救出ということでありますので、そういった範囲
で照らしてどういった内容にあたるのか、現在、検討中でありますが、与
党での議論を踏まえて対応していきたいと思っています。現在あるのは、
邦人の輸送任務しかないということです。先だって、タイで訓練が行われ
ましたけれども、ああいった訓練を通じて現実に自衛隊が、どこまでどう
いう対応ができるのか考えていきたいと思っています。
以
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上