すじかい23号5P

平成 27 年(2015 年)2 月 1 日 千葉県災害対策コーデイネーター連絡会 会報
(5)
また、講習会内容の「市原市バリアフリーワーキング市民グループ」による「障害体験演習」と「グループ」か
ら中学生への「語り:バリアフリー、うれしい事、質疑
応答など」が彼らの心に響いた事と思います。
朝早くからの生徒参加の「炊き出し」から「防災演習」
まで支援する団体があって初めて講演会が成り立ってお
り、「災対コー会とゆかいな仲間たち」の存在の重要性を
認識しました。私自身は比較的簡単な「新聞紙とオイル
ランプ活用」を担当させていただきましたが、実は前回
(千葉市若葉区)担当した時は冷や汗ものでしたので、
今回は事前に練習して臨みました。時間をかけてでも、
先輩方から助言と学びを受け活動を広げて行きたい。
<中学生の
中学生の車椅子体験演習
車椅子体験演習>
体験演習>
又 中学生と指導する高齢者の言葉によるジェネレーションギャップも少し感じ、今使われていない古い?言葉
を分かりやすく伝える事も必要だと感じました。12 月には居住地域で「避難所運営委員会・設立準備会議」が開催
される予定があり、「災対コー」の活動経験を活かし、多くの住民が安心して暮らせるコミュニティーにしたいと考
えています。
袖ケ浦市でのコーディネーター養成講座
岩田 圭介(
圭介(木更津市
木更津市)
私は、災対コーを受講してみたいと思ったのは、地域の防災力向上が必要なことを
広めるのに、まずは自分の防災力を高めたかったからです。講座に「座学と体験」あ
ることが決め手でした。現在、私は地域の小学校のPTA会長をしています。保護者向
けの「防災教室」を小学校で開催するため、学校側と協議する中で、講座で提供され
た資料を参考に様々な知識を得ましたので実践したくなり、手始めに「クロスロード」
を実施することにしました。当日は、地域で初めての防災ゲームに保護者(大半は女
性)は戸惑いながらも、最後にはみんな笑顔になってくれました。
また、12月9日には、岩根公民館で開催された防災講座で初めて避難所運営ゲーム
「HUG」を体験しました。同じく災対コー連絡会の白尾講師を招いて、綿密な地域
分析と地域に関連付けられた題材を元に実施されましたので緊迫感があり、次々に多
くの判断が要求され、最初は頭の中がパニックになりました。
こんな時、チームメンバーと話し合いながら状況を整理するだけで自然と落ち着い
て考えることができました。実際の避難所では、複雑な運
営となることでしょうから事前の顔のつながりを作ってコ
ミュケーションを取ることが重要と感じました。
こうした活動をこれから継続してゆきたいと考えていま
すが、養成講座を受講して、座学だけではない実体験が出
来たことで、障害者との接し方など自分自身の中の“心の
壁”が無くなり、同じ仲間を得たことで自信が深まったよ
うに思います。
私は、まだ駆け出しの災害対策コーディネーターですが、
これからは、自分の地域に自主防災組織を立ち上げたいと
考えています。
<避難所運営ゲームを
地域には、昔からの町内会のしきたりや慣習があったり、
避難所運営ゲームを実践中
ゲームを実践中>
実践中>
若い人がどれだけ参加してくれるかなどの、心配はあります。その辺は地域の同士と連携して乗り越えてゆきたい
と思います。