平成26年度 みんなで話そう!つくろう!三行詩 入選作品集 八幡平市教育振興運動推進協議会 協議会長賞 ナニャトヤラ みんないっしょにおどったら たのしくなって心もおどる 安代実践区 審査委員長 安代小学校4年 種市 らん 講評 「ナニャㇳヤラ」は、旧南部領において最古の盆踊りともいわれ、北奥羽を代表す る伝統芸能でもあります。小学生が詩の中に取り上げる様に、地域に根づいていると いう点で絆を感じさせます。 この詩の中の「みんな」は家族や友だちはもとより、ご先祖様も含まれているよう な時間の広がりを思わせます。 皆が楽しく踊ることが、作者を楽しくしてくれているという素直な感情も表現され ています。 -1- 金賞 おじいちゃんが ぼくは 草を 草かりしています はじっこによせています 「じょうずだなぁ」っておじいちゃん 「おつかれさま」ってぼく 寄木実践区 私の笑顔 寄木小学校1年 田村 真佐斗 みんなの笑顔 町も笑顔でいっぱい 笑顔は町のエネルギー 柏台実践区 柏台小学校5年 菊池 真歩 ネットの友もいるけれど 目の前のきみには かなわない 平舘実践区 -2- 西根第一中学校3年 田村 渉 両親に「ありがとう」 たった五文字が言えなくて。 恥ずかしさをこらえて今言おう。 平舘高校2年 髙橋 紗良 あなたの喜びは あなたの悲しみは 私の喜び 私の悲しみ、いつも繁がっているよ あなたを産んだあの日から 大更実践区 -3- 小野 三輪子 銀賞 まいにちあっているのに 「おおきくなった。」というおばあちゃん。 しつこいけどうれしいよ。 がちゃこん 平舘実践区 平舘小学校1年 松浦 直叶 田山実践区 田山小学校1年 齊藤 巧輝 平笠小学校2年 佐藤 茶芽 がちゃこん りんどうきるおと ぼくがわくわくするおと いっぱいあってまよっちゃう 何からはなそう かぞくみんなにわたしのきょう 平笠実践区 -4- 「だいじょうぶが?」 おばあちゃんには おばあちゃんの言葉 平笠実践区 平笠小学校5年 伊藤 唯 寄木小学校6年 澤 健汰 家を出るとき家族にあいさつ 歩いているとき地域にあいさつ 学校で友達とあいさつ やがて幸せの輪が大きくなる 寄木実践区 ごみひろい いつもきれいな地域の道 幸せにつながる、地域の道 寄木実践区 -5- 寄木小学校6年 中軽米 美里 ぼくの母の味は お母さんの お父さんの母の味は どちらも我が家の おばあちゃんの 自慢の味 大更実践区 西根中学校1年 工藤 一輝 朝4時にドアがひらく音がする 父が仕事にいったんだろう 朝早くから夜おそくまで仕事する 父のせなかを見てそだっていくぼく ぼくもいつかお父さんのようになりたい 松野実践区 松尾中学校1年 髙橋 始夢 母は小柄で小さいが その広い心で 今度は私が 家族を優しく包みこむ ぎゅうっと強く抱きしめよう 柏台実践区 -6- 松尾中学校1年 工藤 果乃 若草のにおい 風に乗る 雪のにおい 四季を感じた 窓ぎわの席 平舘高校2年 佐藤 亜沙妃 家には家族 外には仲間 ぼくの行くとこ笑顔あり 平舘高校2年 山口 海翔 窓ぎわの貴方の背中みていたら いろんな妄想しちゃう 私の心トゥクントゥクン 平舘高校3年 三須 藍梨 -7- おばぁが作るごはんが 「おいしい」と 母の立場が 娘たちは言う。 あやういが おばぁの味には、やはり勝てない。 松野実践区 夕やけ空に 長野 真琴 「きれいだね」と言うわが子。 金色に輝く横顔に 「そうだね」とつぶやく。 松野実践区 杣澤 幸代 あなたから聞くお友達の名前 日に日に増えてきたことが 私の不安を解いてくれた。 いっぱい友達作ってね。 田山実践区 -8- 杉本 優 銅賞 おぼんすぎ あきをかんじる むしのこえ 平舘実践区 おうちはね かぞくが 平舘小学校1年 くどう ほのか いるから ほっとする 平舘実践区 平舘小学校1年 ささき ほの ありがとう、かんしゃの気もち わすれずに。 大更実践区 大更小学校2年 いとう るい おはようのこえでつたわる かぞくのけんこう 寄木実践区 寄木小学校2年 くまがい るいと お母さんのメッセージつきのお弁当、いつもよりおいしくかんじた、 きれいに食べてありがとうのきもち。 大更実践区 大更小学校3年 岩崎 めいな 夕ごはん 家族でわいわい 楽しいな。 寄木実践区 -9- 寄木小学校3年 髙橋 星吾 ごはんとおつゆ ぼくの元気なパワーです。 寄木実践区 寄木小学校3年 髙橋 雷稀 お母さんがぼくに手つだいをさせたいとき かわいこちゃは、たまねぎをもってきてって言うんだよ ぼくは、手つだちゃう 柏台実践区 やれば できる やらなきゃ できない 柏台小学校3年 伊藤 煌牙 ふみ出す 一歩の 合言葉 田山実践区 田山小学校3年 山本 遙 「ありがとう」 毎朝、いてくれる みまもり隊の おじいちゃん 今日も、笑顔で おはようございます、うれしいな。 大更実践区 大更小学校4年 田村 朋希 いってきます。ぼく三人目 いってらっしゃいとお母さん。 毎朝三回言うお母さん。ぼくの家のおまもりだ 寄木実践区 - 10 - 寄木小学校4年 髙橋 嶺斗 田植機ガタガタ田植えしよう、みんなで協力あと植しよう できたらたいておいしくたべよう 寄木実践区 寄木小学校4年 渡辺 帆天 おはようと家族みんなであいさつだ 今日も一日はじまりだ 朝からスッキリ気分だな 寄木実践区 寄木小学校4年 髙橋 李歩 いつもげんきに「いってきます」言うと「いってらっしゃい。」 お母さんの声がひびきわたる 寄木実践区 お母さんといっしょに 寄木小学校4年 菊池 風香 すずしいえんがわでやると きもちが落ちつき書ける習字 安代実践区 お父さん お酒を少し 安代小学校4年 立花 結来 ひかえよう 薬がどんどん増えちゃうよ。 平舘実践区 平舘小学校5年 津志田 萌 おばあちゃんだけでなく おじいちゃんももっている ちえぶくろ 平舘実践区 - 11 - 平舘小学校5年 伊藤 愛華 家族には なかなか言いずらい ありがとう 寄木実践区 寄木小学校5年 工藤 翔和 お父さんの大きなせなか やっぱり大きいな 私も大きくなりたいな 寄木実践区 家から学校まで10分 寄木小学校5年 田村 茉奈 あいさつ運動10分間で 今日は何人あいさつできるかな 柏台実践区 柏台小学校5年 岩舘 大樹 ケンカをすることもあるけれど ケンカするほど仲のよい それが私の大切な家族 柏台実践区 柏台小学校5年 東舘 桃愛 晩ごはん、一人で食べるよりも家族みんなで食べたら楽しいね。 平舘実践区 手をふった 平舘小学校6年 藤原 江李 それがじゃあねの あいさつに思った ただ手をふるだけなのに 大更実践区 - 12 - 西根中学校1年 遠藤 勇貴 お母さんのつくるお弁当 栄養も見た目も考えて 私のためにつくってくれる 残さず食べたい お母さんのお弁当 大更実践区 西根中学校1年 仙木 美紅 傷ついて 道をふり返った そうしたらお父さんとお母さんが、「だいじょうぶだよ」と言ってくれた。 前へ進めた。 大更実践区 悩む顔 怒った顔 笑った顔 西根中学校1年 髙山いずみ きりりとした顔・・・ 空は何を見ているのだろう 大更実践区 西根中学校1年 澤口 奈那 私が「ただいま」と言うと お母さんが「おかえりと」と返してくれる そのやりとりが私の宝物 大更実践区 はずかしくて 西根中学校1年 なかなか言えない「ありがとう」 田頭実践区 - 13 - 田村 香純 だけど本当は感謝してる。 西根中学校1年 藤原 佳穂 「今日の夕食なに?」 勉強をしていると、ついつい気になる 夕食のメニュー そうか、僕のパワーの源は、やっぱり家族と食べる食事なのだ。 松野実践区 気をつけて行きなさい 毎日同じ母の言葉に 松尾中学校1年 田村 響 今日もがんばれよ 毎日ただ返事をしていたけれど 本当はとてもありがたい言葉 寄木実践区 松尾中学校1年 髙橋 快生 こだま おはようございますっていうと おはようございますっていう ばかっていうと ばかっていう ごめんっていうと ごめんっていう 人ってこだまだね 平舘実践区 母さんと 僕の身長反比例 強がる母の 寺田実践区 - 14 - 西根第一中学校2年 長内 龍 顔は昔の 僕みたい 西根第一中学校2年 本堂 賢輝 おばあちゃんが毎日歩く散歩道、 いっしょに歩いて健康第一。 「これからも、ずっと、健康でいてね」 なんてこと、いえるわけないよ・・・ はずかしくて 柏台実践区 松尾中学校2年 菊池 美桜 お盆で人が集まる。一年で一番家に笑顔が集まる日。 きっと迎え火よりその笑顔の方が迎え火にふさわしい光だと思う。 寺田実践区 西根第一中学校3年 滝川 望 お母さんのボロボロな手 お父さんの黒い大きな手に支えられて 私達家ぞく 松野実践区 松尾中学校3年 田村 里奈 「いってきます」と僕が言うと 「いってらっしゃい」とかえってくる なんだか、朝からいいスタートが切れる気がする これが僕の朝のエネルギーになる 寄木実践区 - 15 - 松尾中学校3年 髙橋 理玖 昼休み、仲間と話していて 最近思うことがある こうしていられるのもあと一年か・・・ 平舘高校2年 上平 晴輝 人を助け 人を愛して 助け合い 平舘高校2年 田村 知暁 楽しくて、しょうがなかった高校も あと一年半で大学へ これからどんな輝きがまっているのかな 平舘高校2年 和野 ひなた 八幡平に生まれ 八幡平で育ち 八幡平で生きる 平舘高校2年 小笠原 新太 たくさんのものを守った跡 お仕事、家事を頑張ってる証。 優しさを感じる温もり。 私もいつかこんな手になれたらなぁ。 平舘高校2年 竹田 美月 歳重ね 考え始めた 親考行 平舘高校2年 髙橋 幸乃 - 16 - 君がいる 今も昔も 変わらない 平舘高校2年 前野 奈那 小学生 楽しい毎日 好きな時間 中学生 勉強嫌い 発動中 高校生 もう大人 やりたくないは通じない 平舘高校3年 渡辺 楓 長い前髪を切ると 視界がひらいて 夢まで見えた 平舘高校3年 佐藤 佳那 心からの愛情 心からの思いやり あなたへ贈る わたしのカタチ 平舘高校3年 中村 有沙 もう逃げない。背を向けない。 何度転んだっていい。 何度だって立ち上がり 進み続ける。 平舘高校3年 津志田 結輝 勉強、部活、進路 高校生はやる事がいっぱい 時間をあやつる魔法がほしい 平舘高校3年 辻本 有菜 - 17 - 夏休みの君たちは 三人群れて家中を移動する 魚群探知機ほしい母 一関工業高等専門学校3年 大里 俊哉 背もこされ 日々 パワーもこされ 大人へと近づく いつまでも 頭脳もこされ 息子達。でも 人生経験だけは こされない。 人生の先輩なんだな。 大更実践区 延味 絵里子 我が子の顔を、見るだけで 体調、分かる 母の勘 大更実践区 熊谷 美奈子 孫の笑顔は未来の夢。老母の笑顔は現在(いま)の安らぎ。 笑顔を要に一歩づつ。 大更実践区 親ごころ うざいと言われて 腹が立つ 大更実践区 私が小学五年生の時の 工藤 ユミ子 阿部 節子 吹雪の夜 前を歩くとうさんの背中 大きく、広く見えたっけ。 平舘実践区 - 18 - 西山 辰男 こんな時 どんな風に声をかけ 話をすればいいのだろう 自分が小学生の時・・・ 自分が中学生の時・・・ 子供だった頃の自分と ころんでも 親になった自分が 私の中でいつも交錯する 松野実践区 工藤 直子 松野実践区 竹内 祐子 大地の上で 生かされる にぃにぃ、ねぇねぇ、いつも、弟の面倒ありがと。 本当は、もっと、甘えたいんだろうけど・・・・。 でも、これからも、よろしくね。 我が家の小さな、お父さん、お母さん。 松野実践区 山口 新悟 しかっているのに 見おろされ なんだかうれしい 背くらべ 松野実践区 朝、昼、晩 古川 栄美子 みんなが同じ時間にお腹が空く でもそれが健康の証 松野実践区 工藤 聡子 我が家の子供部屋には鍵がない 親の部屋にも鍵がない 家族みんなが 心に鍵をかけないように 松野実践区 - 19 - 佐々木 裕也 手出し 口出し やめてみる そっと見守り 芽生え待つ 寄木実践区 おもちゃの指輪でプロポーズ 伊藤 由香利 「お母さん、ぼくと結婚して下さい。」 返事はもちろんごめんなさい 田山実践区 千葉 絵美 熱帯夜 暑い~と言いながらも ひっついてくる 子の可愛いさ 朝起きて 登校までが 田山実践区 八幡 寛子 田山実践区 山本 ミチ いらいらの ばばー 事務局のまとめ 今年度八幡平市教育振興運動推進活動計画の中に新たに「三行詩」を加え、小・中・高・市 民併せて943作品の応募がありました。 「三行詩」の審査委員会(教育振興運動推進協議会の常任委員に審査をしていただく)を2 回行い賞を決定しました。 ※審査委員からの意見 ・全体的に情景が目にうかぶ作品が多かった。 ・小学校、中学校、高等学校と年齢が上にいくにつれ言葉では言い表せない気持ちを巧み に表現している。 ・小学校低学年が特に作品の中に生活感を素直に表現し、地域性が見られた。 今回は応募者数の予想がつかず心配した時期もありましたが、各実践区の取り組みや市民の 皆様からもたくさんの応募をいただきうれしい悲鳴でした。 これからも「三行詩」をとおして親子や家族での話し合いや地域でも話すきっかけとして広 がっていくことを期待しています。 来年度も継続し取り組んで行きたいと考えておりますので、たくさん応募をしてくださるよ うお願いいたします。 - 20 - - 21 -
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