後期高齢者医療制度における自己負担割合の誤判定等の事故について

健康福祉委員会資料
平成27年2月17日
健康生きがい部後期高齢医療制度課
後期高齢者医療制度における自己負担割合の誤判定等の事故について
1 事故の概要
(1)自己負担割合の誤判定
被保険者が医療機関窓口で支払う自己負担割合について、本来3割自己負担と判
定すべき一部の被保険者に対し、1割自己負担と誤判定したものである。
影響被保険者数 22 名。影響額(平成 26 年 11 月末現在での概算)1,014,642 円。
原因は、平成 22 年度の税制改正時に、電算システム修正を実施したが、その修
正内容に不足する部分があったこと、具体的には、上場株式配当金額の加算が漏れ
ていたことによる。
(2)保険料の誤算定
平成 25 年度後期高齢者医療保険料の算定に誤りがあった。
被保険者1名に対し、年間 58,800 円と算定すべきところ 65,600 円と誤算定し、
6,800 円高く請求していたものである。
原因は、所得情報における山林所得額の電算システム上の処理に一部誤りがあっ
たことによる。
2 誤判定等対象者への対応
1 2 月上旬までに事故の概略説明と謝罪、
2 2 月下旬に正しい保険証の発行・交換、
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3 5 月下旬に清算額の確定・通知および返納等に関する相談を戸別訪問等で実施する。
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3 プレス発表
平成 27 年2月6日金曜日
4 再発防止策
電算処理システムは、一度に大量のデータを正確に処理することが可能であるが、
誤りがあった場合、被保険者へ与える影響は甚大なものとなる。システム構築時や制
度改正におけるシステム修正には細心の注意が必要であるため、主管課においては、
担当者だけでなく複数確認を徹底すると共に、仕様書等の資料は必ず保存しておく。
また、新システムが稼働したことで主管課、IT 推進課及び保守等委託業者との連
携体制が整理されたこともあり、システムの運用については、前述の3者が相互確認
体制を整えることで再発を防止していく。