BF式風呂釜の変形事故(4件)

消費機器に係る事故(平成28年7月~8月)
■BF式風呂釜の変形事故(4件)
発生日
ガス種 ( )内は覚知
日
簡易
(LP
G)
不明
(7月18日)
人身被害
参考情報
都県
事 故 概 要
機器分類
死亡 中毒 負傷
山梨県
製造・輸入者
0
0
需要家より風呂釜の点検希望の連絡を受け、訪問したところ、BF式風呂釜本体のケーシングが変形していた。需要家によると、前日、
点火作業を何度か行った際に大きい音がして風呂がまが変形してしまったとのこと。メーカーでの調査の結果、機器本体に異常がない
ことを確認。
0
風呂釜
原因は、何らかの原因で正常に点火、燃焼しない状態で当該機器の口火の点火操作を繰り返し行ったため未燃ガスが滞留し、点火時
のスパークが引火したことによると推定。
物損:BF式風呂釜のケーシング変形
0
0
0 上記のほか、同様のBF式風呂釜のケーシング変形に係る事故は3件。
風呂釜
型式
製造年月
リンナイ(株)
RBF-101S
2003年12月
(株)ノーリツ
GUQ-5A-1,
GUQ-5A:2件
■レンジフード一体型FF式給湯器の変形事故(1件)
発生日
ガス種 ( )内は覚知
日
一般
(13A)
不明
(7月9日)
人身被害
参考情報
都県
事 故 概 要
機器分類
死亡 中毒 負傷
埼玉県
0
0
製造・輸入者
定期保安調査委託企業より、需要家宅の給湯器が変形しているとの連絡があり、訪問したところ、レンジフード一体型FF式給湯器の
ケーシングが変形していた。需要家によると、過去に当該機器を使用中に異常は感じたことがなく、今回指摘されるまで気付かなかった
とのこと。調査の結果、当該機器までに漏えいはなかった。
0 原因は、何らかの原因で排気口部が閉塞状態になり、給湯運転時に排気経路あるいは製品内の滞留ガス量と酸素量、バーナー部に 瞬間湯沸器
残った炎あるいは点火のタイミング等の条件が合致した場合や、元電磁弁が一時的に閉弁遅れになり、点火時のガス量が増えた場合
に偶発的な異常着火に至ると推定。
物損:レンジフード一体型FF式給湯器のケーシング変形
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パナソニック(株)
型式
製造年月
GW-5RH5F
2004年11月
■その他の事故(11件)
発生日
ガス種 ( )内は覚知
日
一般
(13A)
一般
(13A)
一般
(13A)
一般
(13A)
一般
(13A)
7月3日
不明
(7月20日)
不明
(7月22日)
7月29日
不明
(7月29日)
人身被害
参考情報
都県
事 故 概 要
機器分類
死亡 中毒 負傷
東京都
東京都
神奈川県
神奈川県
東京都
0
0
0
0
0
製造・輸入者
型式
製造年月
0
需要家より、ガス栓付近に火が着いたとの連絡を受け、事業者緊急部署が訪問したところ、台所の木製の物置台及び汚れ防止用
シートの一部が焦げていた。需要家によると、ガステーブルの右バーナーが点火しにくかったため、ガス栓に原因があると思い、誤って
不使用ガス栓を開にして点火操作をしてしまったとのこと。また、ガス栓付近に着火したため、メーターガス栓を閉にして、やかんの水を
かけて消火したとのこと。調査の結果、不使用ガス栓閉止後の漏えい検査に異常はないが、当該不使用ガス栓の過流出安全機構が作
動しかった。
ガス栓(迅速
0
不明
原因は、当該不使用ガス栓にゴムキャップが装着されてなかったこと及び、油が付着して固着した等、何らかの要因により、当該不使 継ぎ手なし)
用ガス栓の過流出安全機構が作動しなかったことにより、当該不使用ガス栓を誤開放した際に微量の未燃ガスが漏出する状態となっ
た。その状態でガステーブルの点火操作をしたため、点火時のスパークもしくは燃焼炎が漏出した未燃ガスに引火したことによるものと
推定。
物損:木製物置台及び汚れ防止シートの一部焦げ
1/2ゴム管口ガス栓
不明
0
店舗従業員より、コンロの器具接続付近に火が着いたとの連絡を受け、事業者緊急部署が訪問したところ、業務用コンロに接続され
ているソフトコードの一部が焦げていた。需要家によると、コンロ掃除後、コンロの点火が悪く繰り返し点火操作をした際に、コンロの機
器側接続付近に火が着いたため、ガス栓を閉めて消火したとのこと。
原因は、業務用コンロを載せている台の天板の穴に当該ソフトコードを通して、業務用コンロへと接続し、業務用コンロを天板の左端部 ソフトコード
0 へ移動させていたことで、当該ソフトコードが屈折する状態となった。その状態のまま長期にわたり使用していたこと及び清掃等で業務 (迅速継ぎ手 不明
用コンロの移動を繰返し行っていたことにより、当該ソフトコードの屈折箇所に亀裂が入り、過流出安全機構が作動しない程度の微量の なし)
未燃ガスが漏出する状態となった。その状態で業務用コンロを使用したため、点火時のスパークもしくは燃焼炎が漏出した未燃ガスに
引火したことによるものと推定。
物損:ソフトコードの一部焦げ
13mmソフトコード
不明
0
協力企業が定期保安点検で訪問した需要家宅の風呂釜が変形しているとの連絡を受け、需要家の都合に合わせて、メーカーと訪問
したところ、RF式風呂釜のフロントカバーが変形していた。需要家によると、数年前から当該機器の変形には気づいていたが、機器使
用の際に大きな音等がした記憶はないとのこと。調査の結果、当該機器内部のガス・水通路部に漏えいはなく、点火・火移り性能、燃焼
状態においても異常がなかった。
風呂釜(RF
0
原因は、過去の降雪時に当該建物の屋根からの落雪等、何らかの要因により上方排気カバーが閉塞され、その状態で給湯運転を
式)
行ったことにより、燃焼バランスが崩れ機器内部に未燃ガスが滞留した。その後の点火動作時のスパークが滞留した未燃ガスに引火し
たことによるものと推定。
物損:RF式風呂釜のフロントカバー変形
(株)ノーリツ
GT-1612SAWX
1997年11月
0
店舗従業員より、業務用七輪に接続しているホースに火が着いたとの連絡を受け、事業者緊急部署が訪問したところ、強化ガスホー
スが一部焦げていた。店舗従業員によると、仕込み中に当該業務用七輪を使用したところホースに火が着いたため、ガス栓を閉止し消
火したとのこと。
原因は、ガス栓から当該業務用七輪の設置場所に対し、当該強化ガスホースの長さが短かったことで、許容曲げ半径よりも小さい曲 強化ガス
0
げ半径となり、曲げ応力が集中した箇所が偏平し内部のワイヤーが切断され、食い込んだ箇所に亀裂が生じた。並びに、当該業務用 ホース
七輪使用時の熱影響等も含め劣化が進み、ガス栓を「開」にすると微量の未燃ガスが漏出する状態となった。その状態で当該業務用七
輪を使用したため、燃焼炎が漏出した未燃ガスに引火したことによるものと推定。
物損:強化ガスホースの一部焦げ
(株)十川ゴム
強化ガスホース13
mm
不明
0
協力企業が定期保安点検で訪問した需要家宅の風呂釜が変形しているとの連絡を受け、需要家の都合に合わせ、メーカーと訪問し
たところ、RF式風呂釜のフロントカバーが変形していた。需要家によると、当該機器使用の際に大きな音等がした記憶はなく、機器の変
形についても定期保安点検時に指摘を受けるまで気付かなかったとのこと。調査の結果、当該機器内部のガス・水通路部に漏えいはな
風呂釜(RF
0 く、点火・火移り性能、燃焼状態においても異常がなかった。
式)
原因は、過去の降雪時に屋根からの落雪により上方排気カバーが一時的に閉塞された。その状態で給湯運転を行ったことにより燃焼
バランスが崩れ機器内部に未燃ガスが滞留し、その後の点火動作時のスパークが滞留した未燃ガスに引火したことによるものと推定。
物損:RF式風呂釜のフロントカバー変形
(株)ノーリツ
GT-2422SAWX
2000年1月
2 / 3 ページ
発生日
ガス種 ( )内は覚知
日
一般
(13A)
一般
(13A)
一般
(13A)
一般
(13A)
一般
(13A)
一般
(13A)
不明
(7月30日)
7月31日
(8月1日)
不明
(8月3日)
8月19日
8月24日
(8月25日)
8月30日
人身被害
参考情報
都県
事 故 概 要
機器分類
死亡 中毒 負傷
東京都
神奈川県
新潟県
千葉県
東京都
神奈川県
0
0
0
0
0
0
製造・輸入者
型式
製造年月
0
協力企業が定期保安点検で訪問した需要家宅の風呂釜が変形しているとの連絡を受け、需要家の都合に合わせ、メーカーと訪問し
たところ、RF式風呂釜のフロントカバーが変形していた。需要家によると、当該機器の変形には気づいていたが、機器使用の際に大き
な音等がした記憶はないとのこと。調査の結果、当該機器内部のガス・水通路部に漏えいはなく、点火・火移り性能、燃焼状態において
も異常がなかった。
風呂釜(RF
0
原因は、過去の降雪時に当該建物の屋根からの落雪等、何らかの要因により上方排気カバーが閉塞され、その状態で給湯運転を
式)
行ったことにより、燃焼バランスが崩れ機器内部に未燃ガスが滞留した。その後の点火動作時のスパークが滞留した未燃ガスに引火し
たことによるものと推定。
物損:RF式風呂釜のフロントカバー変形
0
需要家より、小型湯沸器の下部に火がついたとの連絡を受け、事業者緊急部署が訪問したところ、小型湯沸器下部の電池ケース及
び周辺の一部が焦げていた。需要家によると、小型湯沸器を譲り受け、自身で交換、取付け及びソフトコードによる接続を行い、小型湯
沸器を使用していたところ、小型湯沸器の下部に火が着いたため、ガス栓を止め消火したとのこと。調査の結果、ゴム管口と小型湯沸
器の接続部に漏えいがあった。
その他(接続
0
不明
原因は、需要家が以前使用していた小型湯沸器のゴム管口を取り外し、当該小型湯沸器に取り付けて再使用した際に、接続部の締 具)
め込みが不完全であったため、ねじ山部より微量の未燃ガスが漏出した。その状態で当該小型湯沸器を使用したため、点火時のス
パークもしくは燃焼炎が漏出した未燃ガスに引火したことによるものと推定。
物損:小型湯沸器下部の電池ケース及び周辺の一部焦げ
ゴム管口
不明
0
協力会社の検針作業員からの使用量の異常等によるガス漏れ調査依頼による調査の結果、当該機器フロントカバーの変形及び機器
内部のガス漏えいを確認した。需要家によると、当該機器の変形については、今回の調査で指摘を受けるまで気付かなかったとのこと。
機器回収によるメーカー調査の結果、機器内部ガス通路部には腐食による亀裂が生じており、当該部分においてガス漏れが確認され
瞬間湯沸器
0 た。また、機器底部、吸気口部には湿気等による顕著な腐食があった。
(RF式)
原因は、外部からの湿気・塩分、機器本体腐食穴からの雨水侵入により、当該部品に腐食による亀裂が生じ、漏出した未燃ガスが機
器内部で滞留し、点火時のスパークが着火源となり異常着火、フロントカバーの変形が発生したものと推定。
物損:RF式瞬間湯沸器のフロントカバー変形
GT-2422SAWX
2002年3月
0
開店前仕込み中の需要家より、業務用レンジのホースが燃えたとの通報を受け出動したところ、業務用レンジの点火棒ホースの一部
が焼損し又壁の一部が焦げていた。需要家自身で消火済みであった。調査の結果、業務用レンジの点火棒ホースに亀裂箇所があり、
需要家がガムテープを巻いていた。なお、点火棒は通常使用せずチャッカマンを使用してるとのこと。点火棒用元栓が完全に閉止され
0
業務用レンジ (株)マルゼン
ていなかった。
原因は、点火棒用ホースの亀裂箇所が完全に閉塞されず、そこから漏えいしたガスにガスレンジの火が引火したものと推定。
物損:業務用レンジの点火棒ホースの一部焼損及び壁の一部焦げ
MGRD-096
2006年4月
0
消防より火災の連絡を受け、事業者緊急部署が訪問したところ、ガステーブル周辺が消火器にて消火済みの状態にあり、ガステーブ
ルに接続しているガス栓付近が煤けていることを確認した。また、消防によると揚げ物をしていた際に、炎が上がったため、お客さま自
身で消火器を用いて消火したとのこと。現場検証での消防の見解によると、ガステーブルに接続しているゴム管用ソケットから漏えいし
た未燃ガスが、調理中のガステーブルの燃焼炎に引火したことにより発生したとのこと。需要家によると、揚げ物が終わった後にフライ
ソフトコード
パンを用いて炒め物をしていた際に、ガステーブル背面に炎が上がったため消火器を用いて消火したとのこと。メーカー報告書による
0
(迅速継ぎ手 (株)ハーマン
と、当該ゴム管用ソケットの漏えい検査に異常はなく、当該ゴム管用ソケットの摺動環が縮んだ状態で溶解していることを確認した。
あり)
原因は、当該ゴム管用ソケットが不完全な状態でガス栓に接続されていたこと、並びにソフトコードの湾曲による反力でガス栓側に押さ
れる力が働き、当該ゴム管用ソケットが離脱せず、ガス栓を「開」にすると過流出安全機構が作動しない程度の微量の未燃ガスが漏出
する状態となった。その状態でガステーブルを使用したため、ガステーブルの燃焼炎が漏出した未燃ガスに引火したことによると推定。
物損:ガス栓付近煤け
ゴム管用ソケット(S
型)
不明
0
需要家より、風呂釜から火が出たとの連絡を受け、事業者緊急部署が訪問したところ、CF式風呂釜のバーナー機構部の一部が焦げ
ていた。需要家によると、風呂釜を点火したところ、接続部付近に火が着いたため、水をかけた後にガス栓を閉めて消火したとのこと。
調査の結果、灯内内管からガス栓までの漏えい検査に異常はないが、当該風呂釜のホースエンド部分に漏えい個所があった。
風呂釜(CF
0
原因は、長期の使用により当該風呂バーナーのホースエンド部分が腐食し、微量の未燃ガスが漏出する状態となった。その状態で風 式)
呂釜を使用したため、点火時のスパーク、または燃焼炎が、漏出した未燃ガスに引火したことによるものと推定。
物損:CF式風呂釜のバーナー機構部一部焦げ
TA-292
1981年10月
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(株)ノーリツ
(株)ノーリツ
(株)世田谷製作所
GT-2450SAWX
2010年1月