3 月度の知的財産セミナー 岐阜大学 知的財産セミナー のお知らせ (初心者向け/無料) 平成26年度第12回(活用例6) 侵害訴訟における無効審判の活用例 2015/02/13 ◇月日 ◇場所 ◇時間 ◇講師 2015(平成27)年 3 月 13 日(金) 岐阜大学 研究推進・社会連携機構 1階ミーティングルーム 午後4時30分~5時30分 (受講料無料) 特許業務法人 広江アソシエイツ特許事務所 所長 岐阜大学非常勤講師 弁理士 西尾 務 ◇申込先 岐阜大学 研究推進・社会連携機構 知的財産部門 TEL 058-293-3183 FAX 058-293-3346 E-mail [email protected] 内容 知的財産の活用例の平成26年度第 6 回目のお話です。今回は園芸店でよく 見かける表示板を付けられる育苗ポット(以下、「表示育苗ポット」という。) についての侵害訴訟に関するものです。 弊所の顧客 東海化成様は、競合メーカーBの表示育苗ポットに係る特許発 明βの公報発行後に出願し特許を得た特許権者 A から実施許諾を得て、特許発 明である表示育苗ポットαを安心して製造販売していました。 ところが、Bは、βに係る出願を分割し、αの特許公報発行後にこの分割出 願に係る発明をβからα1とする補正をして特許を取得し、この分割に係る特 許発明α1に基づいて、表示育苗ポットαに関して侵害訴訟を提起しました。 そこで、当方は、上記補正は新規事項を追加するという無効理由を有すると して相手のα1に係る特許の無効審判を請求し無効審決を得、知財高裁でも無 効との判決を得、この侵害訴訟に勝ちました。 実物をお見せしながら、その経緯をご説明します。
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