解 答 - 難関私大文系専門 増田塾

2015 入試解答速報
難関私大文系専門予備校
2 月 13 日
⽴教⼤学(経済・観光・コミュニティ福祉学部)英語
解答と解説
解 答
(満点︓200 点)
Ⅰ(50 点 各 5 点×10)
1 イ
2 ハ
3 ロ
4 ニ
5 ハ
6 イ
7 ハ
8 ニ
9 ハ
10 イ
Ⅱ(50 点 各 5 点×10)
1 イ
2 ロ
3 ニ
4 ハ
5 ロ
6 ニ
7 イ
8 ハ
9 ロ
10 ニ
4 イ
5 ニ
Ⅲ(40 点 各 5 点×8)
1 ハ
2 ニ
3 ロ
6 ハ
7 イ
8 ニ
Ⅳ(30 点 完答各 6 点×5)
A 1 へ
2 ハ
3 ト
4 ホ
B 1 ハ
2 ホ
3 ニ
4 イ
C 1 ホ
2 ロ
3 ハ
4 ニ
D 1 ハ
2 ホ
3 チ
4 へ
E 1 ニ
2 ト
3 へ
4 ハ
Ⅴ(30 点 各 6 点×5)
1 with
4 make
2 pay
3 wherever (anywhere)
5 instead
(※配点は予想配点です)
1
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解 説
Ⅰ
1 イ
第 2 段落第 2 文「私は工具に興味がなかった」や続く文の「鳥かごやビール缶のランプは作れなかった」
という表現から、筆者は工具を用いて何かを作るということをしなかったと考えられる。したがって選
択肢イ「⾃転⾞のパンクを修理する」を正解とする。また、選択肢ロは第 2 段落第 3 文の I could build
a sandwich から、選択肢ハは第 1 段落第 4 文の I played sports から、選択肢ニは第 1 段落第 5 文か
ら読み取れる。ham-and-cheese や with his friends、afternoon snack という記述自体はないが、設
問のリード文の likely to do「〜する可能性がある」から、あくまでも「可能性がある」⾏為を問うてい
ることが分かるので、この場合は許容範囲である。
2 ハ
第 4 段落第 5 文に「これらのルールは差別的だ」とあるが、these rules「これらのルール」が指すのは
同段落第 1 文の boys weren’t allowed to take home economics「男子は家庭科の授業を受けること
が許可されていなかった」であると考えられる。そこから性別によって差別されていることが分かるの
で、選択肢ハを正解とする。
3 ロ
第 4 段落最終⽂に「両親は、私の決断を⽀持することを記した手紙を書いた」とあるので、選択肢ロ「家
庭科の授業をとるという私の決断に賛成していた」を正解とする。
4 ニ
第 5 段落までで「男⼦は家庭科の授業をとることができない」という趣旨の内容が書かれているのに対
し、第 6 段落からは、第 1 文の I passed a petition around at school, demanding that the
administration establish an all-boys home economics class for the students「私は学校中に嘆願書
を回して、管理者側に男⼦のみの家庭科のクラスを設置するよう要求した」と 7 段落第 1 ⽂「その⺠主
的な⼿法は上⼿くいき、管理者側は折れて、数⽇以内に私たち男⼦は料理を試し始めた」などからも分
かるように、「男子も家庭科の授業をとることができるようになった」という趣旨の内容になっている。
そこで選択肢ニを⼊れると「しかし可能性が⾒えてきた」となり⽂意が通る。
2
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5 ハ
「名詞, 名詞」で前の名詞を後ろの名詞で言い換えるという用法がある。そのルールから、直後の the
ability to satisfy my largest appetite は下線部の the keys to the castle を言い換えたものであること
が分かるが、the keys は the ability に対応しているので、the castle に対応しているのは my largest
appetite であることが分かる。よって選択肢ハ「筆者の食欲」を正解とする。
6 イ
第 10 段落第 3・4 ⽂「私は料理を置き、彼⼥が⾹りを嗅げるようにした。彼⼥は私のものになった」と
いう表現からも分かるように、Rique は筆者の料理の虜になっている。よって選択肢イ「筆者の料理に
感銘を受けた」を正解とする。他の選択肢はいずれも本文からは読み取ることができない。
7 ハ
選択肢イは第 13 段落第 5 文に、選択肢ロは第 11 段落第 4 文に、選択肢ニは第 12 段落第 1 文の cooking
at home is the best way to lose weight「家で料理することは、減量する最良の⼿段である」にそれ
ぞれ合致する。
8 ニ
第 13 段落第 3・4 ⽂に「イルカは⾔語を使⽤し、カラスは道具を作る。だが、⼈間のみが料理をするこ
とができる」とあるので、筆者はイルカやカラスと対⽐して、料理をするという能⼒は⼈間特有のもの
だということを伝えたかったと考えられる。よって選択肢ニ「⼈間は料理をする能⼒があるという点で
独特である」を正解とする。
9 ハ
下線部を含む⼀⽂の意味は「料理をすることによって、私たちは mundane なものを特別なものに変え
る」だが、選択肢ハ「普通の」を入れると、
「ごく普通のものを特別なものに変える」という意味になり
文意が通る。
10 イ
選択肢ロについて、Heathful Living「健康的な⽣活」は例えば第 12 段落第 1 文の cooking at home is
the best way to lose weight「家で料理することは、減量する最良の⼿段である」から読み取ることは
できるが、部分的すぎて不適。選択肢ハは、
「料理のつくり⽅」については具体的な記述がないので不適。
選択肢ニについて、home economics「家庭科」に関する記述は前半のみなので不適。
3
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Ⅱ
1 イ
第 1 段落の趣旨は、「cleanliness は敬虔さ(godliness)、道徳的正しさ(moral righteousness)、信用
(trust)などと結び付けられるが、disorderly wildness は死(death)と結びつく」というものである。
それを言い換えた選択肢イ「messiness と cleanliness には異なる意味合いがある」を正解とする。
2 ロ
選択肢イは第 1 段落第 3 文の moral righteousness に、選択肢ニは第 1 段落第 4 文の promote trust
にそれぞれ合致する。選択肢ハ「社会的協調」は直接的な記述こそないものの、第 1 段落第 4 文の raise
people’s ethical standards「⼈々の倫理的基準を作り上げる」というような表現から読み取ることがで
きる。選択肢ロの「富」については全く触れられていない。
3 ニ
第 3 段落最終⽂の「スムージーは、3 種類の中から選べる“boost”というものと一緒に出された」に合致
する選択肢ニ「3 種類のスムージーの中から 1 つを選んだ」を正解とする。選択肢イの「被験者が前も
って実験の目的を知らせられていた」という記述はない。選択肢ロは第 3 段落第 4 文の Each subject was
assigned to either a messy or a tidy room「すべての被験者は、ちらかっている部屋か整理された部
屋のいずれかに割り当てられた」に反する。選択肢ハは、第 3 段落第 3 文の visit our laboratory
individually「研究室を個別に訪れた」に反する。
4 ハ
第 5 段落第 2 文に「散らかった部屋にいる被験者の場合、“新しいものである”と聞かされるとより頻繁に
health boost を選んだ」とあるので、選択肢ハ「新しいものを試したがった」を正解とする。
5 ロ
下線部を含む Given ~ creativeness の意味は「現状と divergence が創造性の源であるとすると」であ
るが、1 番目の実験の結果である「散らかっている部屋の被験者は“新しいもの”を選びやすい傾向にあっ
た」という内容を受けていると考えられる。したがって選択肢ロ「異なること」を⼊れ「現状と異なる
ことが創造性の源」とすると文意が通る。
4
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6 ニ
設問の In contrast to ~は「〜と対照的に(〜と違って)」という意味なので、2 番目の実験として記述
がある選択肢でも 1 番目の実験として記述があれば不適となる点に注意。第 6 段落第 3 文に「今回我々
は被験者に、ピンポン⽟の新しい使⽤法について、思いつく限り多くのアイディアを書き留めるよう伝
えた」という趣旨が書かれてあるが、これは 1 番目の実験では⾏われなかったことなので、選択肢ニ「ア
イディアを出すよう要求された」を正解とする。選択肢イについては、第 6 段落第 2 文の came to
individually「個別にやってきた」とあるところ、第 3 段落第 3 文から、これは 1 番目の実験においても
⾏われているものであると分かるので不適。選択肢ロとハについては、本⽂から読み取ることはできな
い。
7 イ
第 7 段落第 2 ⽂「にも関わらず、予想通り、散らかった部屋にいる被験者の⽅がより想像⼒豊かであっ
た」に合致する選択肢イ「部屋のタイプが被験者の創造性に大きく影響を与えた」を正解とする。選択
肢ニは第 7 段落第 1 文の the subjects in both types of rooms came up with about the same number
of ideas「どちらの部屋の被験者もだいたい同じ数のアイディアをひらめいた」に反するため不適。
8 ハ
「名詞, 名詞」で前の名詞を後ろの名詞で言い換える、という用法がある。下線部を含む文の cultivating
innovation and creativity, endeavors の部分であるが、endeavors「試み」は cultivating innovation
and creativity「革新性や創造性を養うこと」の言い換えになっている。endeavors に続く that は関係
代名詞で our findings (S) suggest (V) might be (V)と、「主語+動詞+動詞」という構造が
続いていることから連鎖関係詞であり、that ~ movement が endeavors を修飾していることが分かる。
さらに the minimalist movement であるが、minimalist の説明は第 8 段落でなされている。最終⽂に
「今日のオフィスにおいて、机は共有され、一人当たりのスペースが小さくなっている。それは散らか
すスペースがなくなってしまうことを意味する」とあるが、これは「散らかっている方が創造性が増す」
という第 7 段落における研究結果とは反対の趣旨のものである。下線部を含む⼀⽂の endeavors ~
movement の意味は「私たちの発⾒が、minimalist 運動によって hampered されるかもしれないと示
唆している試み」となるが、上記の通り、minimalist 運動は endeavors (cultivating innovation and
creativity)にとってマイナスのものであるはずなので、選択肢イ「帳消しにする」とハ「制限する」に
絞ることができる。cancel はその意味からも分かるように「完全になくしてしまう」という意味合いで
あるが、endeavors (cultivating innovation and creativity)が完全になくなることはないので不適。
よって選択肢ハを正解とする。
5
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9 ロ
選択肢イは「散らかっている⽅が創造性が増す」という本⽂の趣旨に反するため不適。選択肢ハ
「minimalist office design は創造性を刺激するのに役⽴つ」は、設問 8 で確認した通り minimalist と
creativity は相反する関係になっているので不適。選択肢ニ「⼼理学的実験を⾏っても現実世界について
はほとんど分からない」は本文から読み取ることはできない。
10 ニ
「散らかっている方が創造性が増す」というのが本文の趣旨なので、それに合う選択肢ニ「散らかって
いる部屋がもたらす恩恵」を正解とする。選択肢イについて、本文では cleanliness よりも messiness
に関することが主に述べられているので不適。選択肢ロは、office の話は第 8・9 段落にしか出てきてお
らず、部分的すぎるため不適。選択肢ハは、本⽂には Human Creativity「人間の創造性」の中でも「散
らかっている環境における創造性」についてのことしか述べられていないので不適。
Ⅲ〜Ⅴ
映像解説をご覧ください。
6
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