素案・意見用紙(PDF:211.3KB)

「高槻市個人情報保護条例の一部改正」(素案)に対する意見について
~市民の皆様からの意見を募ります~
●意見募集期間
平成27年2月16日(月)~平成27年3月16日(月)
●関係資料
別紙のとおりです。
●関係資料の閲覧場所
法務課(市役所本館4階)、行政資料コーナー(市役所本館1階14番)、各
支所、各行政サービスコーナー、各公民館、各コミュニティセンター、各図書
館、各ふれあい文化センター
※市ホームページにも掲載しています。
(http://www.city.takatsuki.osaka.jp/)
●応募方法
住所及び氏名(団体の場合は、所在地、団体名及び代表者名。以下同じ。)を
記入し、平成27年3月16日(月)までに、法務課へ直接持参するか、郵送
(同日消印有効)、ファックス、又は市ホームページ(簡易電子申込ページ)に
より御提出ください。
*郵送の場合
(宛先)
〒569-0067 高槻市桃園町2番1号 高槻市
*ファックスの場合
072-674-7837
総務部
法務課
【注意事項等】
1 住所及び氏名の記入が無い意見、電話や口頭での意見は受付できません。
また、御意見に対する個別の回答はいたしかねますので、あらかじめ御了
承ください。
2 御記入いただいた個人情報は、この意見募集の目的以外には使用いたし
ません。
●問合先
総務部
法務課(電話番号:072-674-7322)
「高槻市個人情報保護条例の一部改正」(素案)に対する意見について
平成27年 月 日
個人の場合
住所 ※
氏名 ※
法人その他の団体の場合
所在地 ※
法人・団体・グループ名 ※
代表者名 ※
(注) ※印は、必須項目です。
意見欄
高槻市個人情報保護条例の一部改正について(素案)
平成27年1月23日
総 務 部
法 務 課
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律
(以下「番号法」という。)に適切に対応するため、高槻市個人情報保護条例(以
下「条例」という。)の一部改正を予定しています。
1
改正の背景
平成25年5月31日付けで公平な税負担と適正な社会保障給付等の確保
を目的とした番号法が公布されました。これにより、平成27年10月から
国民一人一人に「個人番号」が付番され、本格的に番号制度が導入される予
定です。この番号制度によって、これまでの「個人情報保護」に重点を置い
た行政運営から、個人情報保護に重点を置きつつも効率的な利用を推進する
行政運営へと変化することになります。
個人情報の保護と利用の両立については、個人情報の保護に関する法律(平
成15年法律第57号)第1条においても触れられていますが、個人情報の利
用形態が変更されるならば、それに合わせて保護の形態も変更されなければな
りません。
この点、番号制度では、特定個人情報(個人番号を含む個人情報)を行政機
関等の間で迅速に授受する仕組み(情報提供ネットワークシステム)を新たに
設けていることから、当該特定個人情報の取扱いについて、番号法の中で厳格
な保護規定をおき、運用のバランスを図ろうとしています。
番号法では、地方公共団体に対しても同法の趣旨に沿った保護措置を講じ
るよう求めていますが、番号法で定める厳格な保護規定は、現行条例の保護
規定と異なる部分が多いことから、両者の整合性を図るために条例改正を行
おうとするものです。
1
2 改正内容及び改正理由
(1) 定義(関係規定:条例第2条)
個人情報の範囲の中に特定個人情報を位置づける旨の規定を設けることに
ついて
条例において個人情報は、「個人に関する情報(事業を営む個人の当該
事業に関する情報を除く。)であって、特定の個人が識別され、又は識別さ
れ得るもの」と定義されています。
他方、番号法における特定個人情報の基礎となる個人情報は、
「生存する
個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の
記述等により特定の個人を識別することができるもの」と定義されていま
す。
上記を踏まえると、条例上の個人情報と番号法上の特定個人情報の範囲
については、下図のとおり死者の情報及び個人事業主の事業情報の2点に
おいて相違することとなります。しかし、死者の情報及び個人事業主の事
業情報のうち、個人番号が含まれている情報についても、条例上の個人情
報と同視して保護するべきであることから、特定個人情報を既存の個人情
報の範囲の中に位置付ける旨の規定を設けることが望ましいと考えます。
<個人情報と特定個人情報の範囲の相違点>
条例上の個人情報
番号法上の特定個人情報
死者の情報
(2)
個人事業主の事業情報
収集(関係規定:条例第9条)
本人外収集をすることができる個人情報から特定個人情報を除く旨の規定
を設けることについて
特定個人情報は、情報提供者が番号法第19条各号を根拠として提供した
場合に限り、情報照会者による本人外収集が許されるものであり、これ以外
2
の本人外収集は、番号法上認められていません。
特定個人情報の収集に関する制限は、番号法により新たに設けられた規定
(創設的規定)であり、本市に直接適用されるものではありますが、既存の
条例第9条においては異なる例外規定が設けられていることから、両者の整
合性を図るために、本人外収集ができる個人情報から特定個人情報を除く旨
の規定を設けることが望ましいと考えます。
※
(3)
本人外収集とは、本人の情報を当該本人以外の者から収集することをいいます。
目的外利用(関係規定:条例第10条)
特定個人情報の目的外利用については、番号法の趣旨に則して制限し、情
報提供等記録(アクセスログ)の目的外利用を禁止する旨の規定を設けるこ
とについて
番号法第29条第1項では、特定個人情報(情報提供等の記録を除く。)
の目的外利用を「人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合
であって、本人の同意があり、又は本人の同意を得ることが困難であると
き」に制限しています。そこで、特定個人情報については、上記の趣旨に
限定して実施機関内部での目的外利用を認める旨の規定を設けることが望
ましいと考えます。
また、番号法では、情報提供等の記録の実施機関内部での目的外利用が
一切認められていないことから、条例においても実施機関内部での目的外
利用が認められる特定個人情報から情報提供等の記録を除く旨の規定を設
けることが望ましいと考えます。
※
情報提供等の記録とは、情報提供ネットワークシステムを通じて情報連携をした場合に関
係機関の端末機に記録される「アクセスログ」のことをいいます。
※
実施機関内部とは、市の同一の部局内部のことをいい、例えば、市長部局内部、教育委員
会内部を意味します(部局をまたぐ利用は含まれません)
。
(4)
提供(関係規定:条例第10条)
外部提供をすることができる個人情報から特定個人情報を除く旨の規定
を設けることについて
3
特定個人情報(情報提供等の記録を含む。)の提供に関しては、番号法
第19条各号において、それが可能となる場合を規定しており、同条各号
に基づかずに提供することを禁止しています。
同条は、上記(2)と同様、新たに設けられた規定(創設的規定)であり、
直接的に本市に適用されるものではありますが、既存の条例第10条にお
いては、異なる例外規定が設けられていることから、両者の整合性を図る
ために、提供できる個人情報から特定個人情報を除く旨の規定を設けるこ
とが望ましいと考えます。
(5)
開示等請求
(関係規定:条例第2条、第13条、第14条、第15条、第16条、第16条の2及び第28条)
特定個人情報に対する開示、訂正、削除及び中止の請求を認め、削除及び
中止の請求に係る請求事由を追加するとともに、特定個人情報に係る開示請
求について、他制度との調整規定を適用しない旨の規定を設けることについ
て
番号制度においては、個人番号が持つ強力な個人識別性に鑑み、本人が
特定個人情報にアクセスすることができるよう、適切な配慮が求められて
います。
そのため、特定個人情報(削除、中止請求にあっては、情報提供等の記
録を除く。)に対する開示、訂正、削除及び中止の請求を認めるとともに、
削除及び中止の請求に係る請求事由として、「自己の情報が番号法第20
条の規定に違反して収集され、又は保管されているとき」及び「自己の情
報が番号法第28条の規定に違反して作成された特定個人情報ファイル
に記録されているとき」を追加する旨の規定整備を行うことが望ましいと
考えます。
また、既存の条例では、他制度において開示請求が認められている場合
は、この条例に基づく開示請求は行うことができませんが、特定個人情報
については、たとえ他制度による開示が可能な場合であっても、条例によ
る開示請求を重ねて保障する旨の規定を設けることが望ましいと考えま
す。
4
(6)
訂正通知(関係規定:条例第19条)
訂正請求に基づき特定個人情報を訂正した場合は、関係機関に対して訂正し
たことを通知する旨の規定を設けることについて
特定個人情報は、複数の行政機関等の間で授受が行われるものであるこ
とから、訂正請求に基づき特定個人情報を訂正した場合は、情報の正確性
を確保するため、提供先の機関に対して訂正したことを通知する旨の規定
を設けることが望ましいと考えます。
また、特定個人情報のうち、情報提供等の記録についても情報提供ネッ
トワークシステムにおける適正な情報連携を確保するための記録であるこ
とから、上記と同様の場合に関係機関に対して訂正したことを通知する旨
の規定を設けることが望ましいと考えます。
3
高槻市個人情報保護運営審議会における判断
平成26年8月13日付けで、本件について高槻市個人情報保護運営審議
会に諮問し、同審議会内部に設置された専門部会での審議を経て、同年12
月25日付けで諮問内容を承認する旨の答申を得ています。
4
今後のスケジュール(予定)
(1) 市民への周知(広報たかつき2月1日号及び市ホームページ)
(2) パブリックコメントの実施(平成27年2月16日~同年3月16日)
(3) パブリックコメントの実施結果の公表(平成27年4月下旬頃)
(4) 条例改正議案の提出(平成27年6月市議会を予定)
5