「多久市特定個人情報保護条例」の制定についての 意見募集 募 集 期 間 平成27年7月23日(木)~8月21日(金) 平成25年5月に、 「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利 用等に関する法律(以下「番号法」という。 )が制定され、平成27年10月に は国民一人ひとりに個人番号(以下「マイナンバー」という。)が通知され、平 成28年1月からはマイナンバーの利用が始まります。 番号法では、マイナンバーを含む個人情報を「特定個人情報」と定義し、一 般法よりも更に厳格な個人情報保護措置を設けるとともに、地方公共団体に対 しても適切な取扱いを行うための条例整備を求めています。 このことから、 「多久市特定個人情報保護条例」の制定作業を進めております ので、策定にあたり、市民の皆さまからご意見を伺いたいと考えています。 本資料を参考にご意見をお寄せください。 多久市 1 1 条例制定の背景 平成25年5月31日に公布された「行政手続における特定の個人を識別す るための番号の利用等に関する法律」(以下「番号法」という。)により、平成 27年10月より、国民一人ひとりに個人番号(以下「マイナンバー」という。) の通知を行い、平成28年1月からはマイナンバーの利用が始まります。 番号法では、国民一人ひとりに固有のマイナンバーを付番することにより、 各行政機関が管理している税情報や福祉情報などの個人情報を一元的に関連付 けます。これにより、各行政機関は必要な個人情報を迅速かつ正確に把握でき るようになり、番号法で対象となる行政手続きについて簡素化され、みなさん の負担が軽減されるなど様々なメリットが期待されています。 その一方で番号法は、個人情報のやり取りを行うための重要な番号となるた め、マイナンバーを含む個人情報を「特定個人情報」と定義し、一般法よりも 更に厳格な個人情報保護措置を設けるとともに、地方公共団体に対しても適切 な取扱いを行うための条例整備を求めています。 このため、多久市においても番号法の趣旨にのっとり、現行の「多久市個人 情報保護条例」(以下「現条例」という。)とは別に「多久市特定個人情報保護 条例」(以下「新条例」という。)を新たに制定し、その適切な取扱いについて 規定するものです。 ※個人情報や特定個人情報などの関係性については下記イメージ図の通りです。 2 2 多久市特定個人情報保護条例(案)の概要 (1) 目的 番号法の趣旨を踏まえ、市が保有する特定個人情報の適正な取扱いを確保 するとともに、特定個人情報の開示請求等の権利を保障することを目的とし ます。 (2) 用語の定義 特定個人情報 個人番号をその内容に含む個人情報のことです。 特定個人情報ファイル 個人番号をその内容に含む個人情報ファイルのことです。 情報提供等記録 新たに国が設置する「情報提供ネットワークシステム」を通じて国 の機関や他の地方公共団体等と特定個人情報をやり取りしたときに 情報照会者・情報提供者・日時・特定個人情報の項目等の情報を自 動的に記録するものです。 ※情報提供ネットワークシステム:行政機関・情報照会者・情報提供者の 使用する電子計算機を相互に接続し、特定個人情報のやり取りを管理す るために、番号法に基づき新たに総務大臣が設置、管理するシステムで す。 (3) 特定個人情報の目的外利用の制限 現条例では、個人情報の利用を、①法令に定めがあるとき、②本人の同意 があるとき、③出版等により公にされているものを利用し、又は提供するこ とが正当であると認められるとき、④生命、身体又は財産の安全を守るため、 緊急かつやむを得ないと認められるとき、⑤多久市情報公開・個人情報保護 審議会で意見を聴いた上で、公益上の必要その他相当の理由があり、かつ、 本人の権利利益を不当に侵害するおそれがないと認められるときの例外を 除いて、あらかじめ定めた目的以外の利用を禁止しています。 番号法では、情報提供等記録の目的外利用を禁止するとともに、それ以外 の特定個人情報の目的外利用を、人の生命、身体又は財産の保護のために必 要がある場合であって、本人の同意があり、又は本人の同意を得ることが困 難であるときにのみに限定しています。なお、新条例においても、特定個人 情報の目的外利用を制限する規定を設けます。 3 (4) 特定個人情報の提供の制限 現条例では、実施機関以外への個人情報の提供を、5つの例外事由を除い て禁止していますが、番号法では、第 19 条各号に該当する場合を除き、特 定個人情報の提供を禁止しています。なお、新条例においても、特定個人情 報を提供できる場合を番号法の規定に則して、規定を設けます。 (5) 特定個人情報の開示、訂正、削除及び利用中止の請求者 番号法では本人関与を強化する等した上で、任意代理人にも請求を認めて います。情報提供等記録については、削除及び利用中止の請求は認めていま せん。新条例においても、番号法の趣旨に沿って、本人とその法定代理人の 他、任意代理人にも認める旨規定します。 (6) 特定個人情報の削除及び利用中止請求の理由の追加 番号法では、特定個人情報(情報提供等記録を除く)の削除及び利用の中 止の請求の理由について、①目的外利用制限違反、②収集・保管制限違反、 ③特定個人情報ファイル作成制限違反、④提供制限違反の場合を認めている ため、新条例においても、番号法の内容に沿って規定します。 (7) 情報提供等記録における訂正した場合の通知先 番号法では、情報提供等記録の訂正については、総務大臣及び情報提供者 又は情報照会者に対し通知することになっているため、新条例においても同 様に規定します。 3 資料「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に 関する法律(番号法) 参照条文 4 4 意見の募集期間 平成27年7月23日(木)から8月21日(金) 5 意見の提出方法 書面、郵便、ファックス、電子メールでの提出が可能です。 意見書には、住所・氏名・連絡先を明記してください。 意見提出用様式(PDFファイル・WORDファイル) 持参の場合 総務課行政係 郵送の場合 〒846-8501 多久市北多久町大字小侍7番地1 多久市役所総務課行政係宛 ファックスの場合 0952-75-2110 総務課行政係宛てに送信してください。 電子メールの場合 [email protected] 5 お問い合わせ先 多久市役所総務課行政係 〒846-8501 多久市北多久町大字小侍7番地1 電話 0952-75-2112 FAX0952-75-2110 Eメール [email protected] 5
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