Taro-150208-2 実施取極全体版(HP

目次
経済上の連携に関する日本国とモンゴル国との間の協定第一・十二条の規定に基づく日本国政府とモ
総則
定義
ンゴル国政 府との間の実施 取極
前文
第一章
第一・ 一条
第二・ 二条
第二・一条
危険度に応じた管 理手法
情報通 信技術
協力
税関手 続及び貿易円滑 化
第二・三条
不正取引への 対応
第 二章
第二・四 条
1
第二 ・七条
第二・六条
第 二・五条
税関 手続及び貿易円滑 化に関する小委 員会
情報の交換
知 的財産権
第三・ 四条
第三・三条
第三 ・二条
第三・一 条
情 報の交換
執行活動における協力
通報
定義
目的
競争
第 三・五条
執行活動の調 整
第三章
第三・六条
一方の 締約国における 反競争的行為であ って他方の締 約国政府の利益 に悪影響を及 ぼすも
執行活動に関 する紛争の回 避
のに関する協力
第三・ 七条
第三・八 条
2
第三 ・十一条
情報の秘密性
協議
技 術協力
第三・十二条
刑事手続 のための情報 の使用
第 三・九条
第三・十 三条
連絡
透明性
第三 ・十四条
雑則
第三・十条
第三・十五 条
ビジネス環 境の整備
ビ ジネス環境の整 備に関する小委 員会
第四章
第 四・一条
連絡事務所
協力
農業、林業及び漁業(基本協定第五章に規定する衛生植物検疫措置に関連する事項を含
第四・二条
第五章
第五・一条
む。)
3
製 造業(基本協定 第六章に規定 する強制規格、任 意規格及び適合 性評価手続に 関連する事
第五 ・六条
第五・五 条
第五・四条
第五 ・三条
金融サービス
科学 技術及び知的財 産
公共基盤、 建設及び都市 開発
貿易及び投資
中小 企業
第 五・二条
第五・七条
教育及び人材養成
項を含む。)
第五・ 八条
観光
鉱業 及びエネルギー
第 五・九条
第五・ 十一条
保健
環境
第五・十二条
競争
第五・十条
第五・十 三条
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第 五・十四条
第六・二条
第六 ・一条
改正
目次及び見出し
実施
情報通信技術
第六・三 条
効力 発生
最 終規定
第六 ・四条
紛争解決
第六章
第六・五条
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前文
日本国政府 及びモンゴル国 政府は、
経済 上の連携に関 する日本国とモン ゴル国との間 の協定(以下「 基本協定」という 。)第一・十 二条の規
定に従って、
次のとお り協定した。
総則
定義
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第一 章
第一・一条
この取極の適用上、
「 両 締 約 国 」 と は 、日 本 国 及 び モ ン ゴ ル 国 を い い 、 「 締 約 国 」 と は 、 日 本 国 又 は モ ン ゴ ル 国 を い う 。
協力
税関手続 及び貿易円滑化
第二・一条
第二 章
はモンゴ ル国政府をいう 。
「両締約国政 府」とは、日本国 政府及びモン ゴル国政府をい い、「締約国政府 」とは、日本 国政府又
(b) (a)
1
2
両 締 約 国 政 府 は 、 関 税 法 令 の適 正 な 適用 を 確 保す る た め、 並 び に 関税 法 令 の違 反 及 びそ の 未 遂を 防 止
し、調査し 、及び抑止する ため、両締約 国政府の税関当局 を通じて相互 に支援するよう 努める。
両 締 約 国 政 府 は 、 必 要 か つ 適 当 な 場 合 に は 、 両 締 約 国 政 府 の 税 関 当 局 を 通 じて 、 研 究 、 開 発 及 び 試 験 で
あって、新た な税関手続並びに 取締りのため の新たな装置及 び技術に関す るもの、税関職員 の訓練活動並
情報通 信技術
びに税関 当局間の人的 交流の分野にお いて協力するよう 努める。
第二 ・二条
両締約国政 府の税関当局は、 その税関手続 を改善すること を目的として 、その税関手続に おける情報通 信
危 険度に応じた管 理手法
両締 約国政府は、 セミナー、研修課 程その他の措置 を通じて、両 締約国政府におけ る危険度に応 じた管
び移動を簡素 化するものを維持 する。
の検査活動に集中することができる危険度に応じた管理手法の制度であって、危険度の低い物品の通関及
両締約 国間で取引さ れる物品の通関 を容易にするため 、両締約国政 府の税関当局は 、危険度の高 い物品
第 二・三条
技術の 利用を促進す るために協同の努 力を払う(最 良の慣行を共有 することを含む。 )。
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3
理 手法の使用及 び危険度に応じ た管理手法に 関する技術の向上 を促進するよ う努める。
両締約 国政府の税関 当局は、危険度 に応じた管理手法 に関する技術 その他の取締り のための技術 に関し
て最 良の慣行を共 有する。
不正取引への対応
両締約国政府の税関当局は、物品の不正取引への対応の分野において協力する。
第二・四条
1
両締約国政府 は、物品の不正 取引への対応 の分野において、 関税協力理事 会の下での地域 的な協力を促
知的財産権
2
進するよう 努める。
第二・ 五条
両 締約国政府の 税関当局は、知 的財産権を侵害 する疑いのある 物品の輸入及 び輸出への対応の 分野におい
情報の交 換
一方の締 約国政府は、他方 の締約国政府 が基本協定第四 ・七条及びこ の章の規定に従っ て秘密のもの と
第二・ 六条
て協力する よう努める。
1
して提供するあらゆる情報の秘密性を保持する。ただし、当該他方の締約国政府が当該情報の開示に同意
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2
3
4
5
6
す る場合は、こ の限りでない。
一方の 締約国政府は 、情報の使用目 的の制限に関し、 自己が要請す る保証を他方の 締約国政府か ら得る
こと ができない場 合には、当該他方 の締約国政府 に提供する情報 を限定することが できる。
情報を要 請する一方の締約 国政府は、同 様の要請が他方 の締約国政府 により行われたな らば応ずるこ と
ができな い場合には、 自己の要請にお いてその事実につ いて注意を喚 起する。当該要 請に応ずるか 否かに
つい ては、当該他 方の締約国政府 の裁量に委ね られる。
基本協定第四・七条及びこの章の規定に従って一方の締約国政府の税関当局から他方の締約国政府の税
関当局 に提供される 情報については、 当該他方の締約 国の関税法令 に基づく当該他方 の締約国政府 の税関
当 局の職務の遂 行のためにのみ 使用する。
基 本 協 定 第 四 ・ 七 条 及 び こ の 章の 規 定 に従 っ て 提 供さ れ る 情報 に つ いて は 、 提供 を 受 け る締 約 国 政府
は、裁判所又は裁判官が行う刑事手続において使用してはならない。
基本協定 第四・七条及びこ の章の規定に 従って一方の締 約国政府から 他方の締約国政府 に提供される 情
報を刑事手続において裁判所又は裁判官に提示することが必要とされる場合には、当該他方の締約国政府
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7
1
は 、当該情報に 対する要請を外 交上の経路又 は当該一方の締約 国の法令に従 って設けられた その他の経路
を通じて当 該一方の締約国 政府に提出す る。当該一方の締 約国政府は、 当該他方の締約 国政府が示す 合理
的な 期限内に迅速 かつ好意的に回答 を行うよう最 善の努力を払う 。
この章の 他の規定にかかわ らず、一方の 締約国政府は、 他方の締約国 政府への情報の提 供が自国の法 令
によって 禁止されてい る場合又は自己 の重要な利益と両 立しないと認 める場合には、 当該提供を行 うこと
税関手続及び貿 易円滑化に関 する小委員会
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を要 しない。
第二・七条
基 本協定第四・ 八条の規定に基づ き設置される 税関手続及び貿 易円滑化に関する 小委員会(以 下この条
に おいて「小委 員会」という。 )は、次の職員 から成る。
共同議長と して、日本国財 務省又はその 後継機関及びモン ゴル国関税庁 又はその後継機 関の職員
モンゴル 国については、関 税庁又はその 後継機関の職員 及び特例的な 場合には討議され る問題に関連
る問題に関連 する必要な専門知 識を有する他 の政府職員
日本国 については、財 務省及び外務 省又はこれらの後 継機関の職員 並びに特例的な 場合には討議 され
(b) (a)
(c)
2
す る必要な専門 知識を有する他 の政府職員
小委員 会は、両締約 国政府の合意に より、両締約国政 府以外の関係 団体の代表者で あって、討議 される
競争
目的
問題 に関連する必 要な専門知識を有 するものを招 請することがで きる。
第三章
第三・一 条
定義
「競争法 」とは、
モンゴル国に ついては、公正競 争・消費者保護 庁又はその後 継機関をいう。
(ii) (i)
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こ の 章 は、 基 本 協定 第 十 一・ 二 条 に 規定 す る 協力 の 実 施に 関 す る詳 細 及 び 手続 を 定 める こ と を目 的 と す
る。
第三・ 二条
こ の章の規定の 適用上、
日本国 については、公 正取引委員会 又はその後継機関 をいう。
「競争当局 」とは、
(a)
(b)
1
日 本国について は、私的独占の 禁止及び公正取引 の確保に関す る法律(昭和二 十二年法律第 五十四
モンゴル国に ついては、二千十 年六月十日の競 争に関するモ ンゴル国の法律及 びその実施に ついて
びにそれらの改正をいう。
号)(以下 この章において 「独占禁止法 」という。)並び にその実施に ついて定める命 令及び規則並
(i)
「執 行活動」とは 、締約国政府が 自国の競争法の適 用に関連して 行う審査若しく は捜査又は手 続をい
定める規 則並びにそれら の改正をいう 。
(ii)
い、次のも のを含まない。
事業活 動の監視又は通常 の届出、報告 若しくは申請の 審査
いて通報 する。
通報
対し、当該他 方の締約国政府の 重要な利益に 影響を及ぼす可 能性があると 認める自国政府の 執行活動につ
一 方の締約国政 府の競争当局は 、自国の法令 に適合する限りに おいて、他方の 締約国政府の 競争当局に
第三・三条
経 済概況又は特 定の産業分野に おける概況の調査 を目的とする 調査研究活動
(ii) (i)
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(c)
2
一方の締約 国政府の執行活 動であって、 他方の締約国政府 の重要な利益 に影響を及ぼす 可能性がある も
のには、次 の執行活動を含 む。
当該他方の締約国政府の執行活動に関連する執行活動
に規定す るものが、当該他 方の締約国の 関係法令に基づ いて設立され 、又は
当該他方の締 約国の国民又は当 該他方の締約 国の関係法令に 基づいて設立され 、若しくは組 織された
又は
企業に対 して行う執行活 動
企業 結合(次の
(ii)
当事者 の一又は二以上
組織された 企業である場合に 限る。)に関 する執行活動
(i)
当該一方の締 約国政府の競争当 局により、当 該他方の締約国 政府が要求し、奨 励し、又は承 認したと
行活動
企業結合以 外の反競争的行 為であって、 実質的に当該他方 の締約国にお いて行われるも のに関する執
当 事者の一又は 二以上を支配す る企業
(ii) (i)
認められ る行為に関係する 執行活動
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(b) (a)
(c)
(d)
(e)
3
4
動
排除に係る措置であって、当該他方の締約国における行為を要求し、又は禁止するものを含む執行活
1の規定に基づく通報は、一方の締約国政府の執行活動が他方の締約国政府の重要な利益に影響を及ぼ
す可能性があ ることを当該一方 の締約国政府 の競争当局が了 知した場合に は、当該一方の締 約国の法令に
反しない こと及び当該 競争当局が実施 している審査若し くは捜査に影 響を及ぼさない ことを条件と して、
でき る限り速やか に行う。
この条の規定に基づく通報は、通報を受けた競争当局が自国政府の重要な利益への影響について当初の
執 行活動における 協力
評価を 行うことがで きるよう、十分詳 細な内容を伴う ものでなけれ ばならない。
第 三・四条
一方の締約 国政府の競争当 局は、自国の 法令及び自国政府 の重要な利益 に適合する限り において、か つ、
情報の交換
自己の 合理的に利用 可能な資源の範 囲内で、他方 の締約国政府の競 争当局に対し自 己の執行活動 について支
援を提供する 。
第三・五 条
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(f)
前 条に規定する 協力のために、 一方の締約国 政府の競争当局は 、自国の法令 及び自国政府の 重要な利益に
他方の締約国における競争に対しても悪影響を及ぼす可能性があると認める反競争的行為に関係する
適合する限 りにおいて、 次のことを行う 。
1
自己の執行活動について、当該他方の締約国政府の競争当局に通報すること。
他方の締 約国政府の競争 当局に対し、 反競争的行為に関 する重要な情 報(自己が保有 し、かつ、そ の
注意の対象となっているものに限る。)であって、当該他方の締約国政府の競争当局の執行活動に関連
し、又はそ の執行活動を正当 化する可能性 があると認める ものを提供す ること。
要請が あった場合には、 この章の規定 に従い、他方の 締約国政府の 競争当局に対し、 自己が保有す る
執行活動の調 整
情 報であって、 当該他方の締約 国政府の競争当 局の執行活動に 関連するものを 提供すること。
第三・六条
両 締約国政府の 競争当局(以下 この章におい て「両競争当局」 という。)が相 互に関連する 事案に関し
て執行活動を 行う場合には、次 のとおりとす る。
両競争当 局は、それぞれの 執行活動の調 整について検討 する。
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(a)
(b)
(c)
(a)
2
3
一方の締約国政府の競争当局は、他方の締約国政府の競争当局の要請があった場合において、自国政
府の重要な 利益に適合する ときは、自己 の執行活動に関連 して秘密の情 報を提供した者 に対し、当該 情
報を 当該他方の締 約国政府の競争当 局と共有するこ とに同意する か否かを照会する ことを検討す る。
両競争当 局は、特定の執行 活動の調整を 行うべきか否か を検討するに 当たり、特に次の 要素を考慮す べ
きである 。
当該 執行活動の目 的を達成する上 で両競争当局が有 する能力に対 して当該調整が 及ぼす効果
当 該 執 行 活 動 に 必 要 な 情 報 を 入 手 す る 上 で 両 競 争 当 局 が 有 す る 相 対 的 な 能力
いずれ かの締約国政府の 競争当局が、 関連する反競争 的行為に対し て効果的な排除に 係る措置を確 保
す ることができ る程度
両締約国政 府及び当該執行 活動の対象者 にとっての費用の 削減可能性
排除に 係る措置の調整 が両締約国政 府及び当該執行活 動の対象者に もたらす潜在的 な利益
一方の締 約国政府の競争当 局は、他方の 締約国政府の競 争当局に適切 な通報を行うこと を条件として 、
執行活動の調整をいつでも限定し、又は終了し、及び自己の執行活動を独自に行うことができる。
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(b)
(c) (b) (a)
(e) (d)
1
2
3
第 三・七条
一 方の締約国にお ける反競争的行為 であって他方 の締約国政府の 利益に悪影響 を及ぼ
すものに関す る協力
一方の締約国政府の競争当局は、他方の締約国において行われた反競争的行為が自国政府の重要な利益
に悪影響を及 ぼすと信ずる場合 には、当該反 競争的行為に関 する自己の執 行活動から生ずる 紛争を回避す
ることの 重要性及び当 該他方の締約国 政府の競争当局が 当該反競争的 行為に関してよ り効果的な執 行活動
を行 うことができ る可能性がある ことに留意し て、当該他方の締 約国政府の競争 当局に対し、 適切な執行
活動を開始 するよう要請する ことができる 。
1 の規定に基づ く要請には、反競 争的行為の性 質及び当該要請 を行う競争当局が 属する締約国 政府の重
要 な利益に当該 反競争的行為が 及ぼす影響につ いて、できる限 り具体的な説 明を付するものと し、また、
当該要請を 行う競争当局が 提供すること ができる追加的な 情報その他協 力についての申 出を含める。
1 の規定に基づ く要請を受けた 競争当局は、 当該要請において 特定される反競 争的行為に関 し、執行活
動を開始する か否か、又は現に 行われている 執行活動を拡大 するか否かを 慎重に検討する。 当該要請を受
けた競争当局は、当該要請を行った競争当局に対し、実行可能な限り速やかに自己の決定を通報する。執
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4
1
2
3
行 活動を開始す る場合には、当 該要請を受け た競争当局は、当 該要請を行っ た競争当局に対 し、当該執行
活動の最終 的な結果を通報 し、かつ、暫 定的な進展のうち 重要なものを 可能な範囲で通 報する。
こ の 条 の い か な る 規 定 も 、 1 の 規 定 に 基 づ く 要 請 に お い て 特 定 さ れ た 反 競 争的 行 為 に つ い て 執 行 活 動 を
行うか否かに 関し、当該要請を 受けた競争当 局が自国の競争 法及び執行政 策の下で有する裁 量を制限する
執行活 動に関する紛 争の回避
ものでは なく、また、 当該要請を行っ た競争当局が当該 要請を取り下 げることを妨げ るものでもな い。
第三 ・八条
一方の締約国政府は、自己の執行活動のあらゆる局面(執行活動の開始及び範囲に関する決定並びに各
事案に おける罰則又 は排除に係る措置 の性質に関する 決定を含む。 )において、他方 の締約国政府 の重要
な 利益に慎重な 考慮を払う。
いずれ か一方の締約 国政府が、他方 の締約国政府によ る特定の執行 活動が自己の重 要な利益に影 響を及
ぼす可能性があることを当該他方の締約国政府に通報した場合には、当該他方の締約国政府は、自国の法
令に適合する 限りにおいて、当 該執行活動の 重要な進展につ いて適時に通 報するよう努める 。
一方 の締約国政府 の執行活動が他方 の締約国政府の 重要な利益に 悪影響を及ぼす可 能性があると 当該一
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方 の締約国政府 が認める場合に は、両締約国 政府は、利害の競 合を適切に調 整しようとする に当たり、次
の要素その 他関連し得る要 素を考慮すべ きである。
執 行 活 動 を 行 う 側 の締 約 国 に お け る 行 動 又 は 取 引 が 、 他 方 の 締 約 国 に お け る 行 動 又 は 取 引 に 比 し て 有
している反競 争的行為について の相対的な重 要性
反競争的 行為がそれぞれ の締約国政府 の重要な利益に及 ぼす相対的な 影響
反競 争的行為に関 与している者が 、執行活動を行う 側の締約国に おける消費者、 供給者又は競 争者に
影響を及ぼ す意図を有するこ とに関する証 拠の存否
反競争 的行為が各締約国 の市場におけ る競争を実質的 に減殺する程 度
一 方の締約国政 府の執行活動と 他方の締約国の法 令又は当該他 方の締約国政府 の政策若しくは 重要な
利益との間 の抵触又は一貫 性の程度
私人( 自然人であるか 法人であるか を問わない。)が 両締約国政府 による相反する 要求の下に置 かれ
ることとなる か否か。
関連する 資産及び取引の当 事者の所在地
19
(a)
(c) (b)
(e) (d)
(f)
(g)
1
2
締約国政府の執行活動が、反競争的行為に対する効果的な制裁その他の排除に係る措置を確保するこ
とができる 程度
技術協力
同 一 の 私 人 ( 自 然 人で あ る か 法 人 で あ る か を 問 わ な い 。 ) に 関 す る 他 方 の 締 約 国 政 府 の 執 行 活 動 が 影
響を受ける程 度
第三・九 条
両締約国政府 は、両競争当局 が競争政策を 強化し、及び自国 の競争法を実 施するための技 術協力活動に
おいて協力 することが共通の 利益であるこ とに合意する。
1 に規定する技 術協力活動の形態 は、次のとお りとする。
研 修のため両競 争当局の職員を 交流させること。
競争政策の 強化及び競争法 の実施に関す る研修課程であっ て、一方又は 双方の競争当局 が組織し、又
は後援 するものにお いて、両競争当 局の職員が講師又 はコンサルタ ントとして参加 すること。
透明性
両競争当局が 合意するその他の 形態
第三・十 条
20
(h)
(i)
(b) (a)
(c)
一 方の締約国政 府の競争当局は 、次のことを 行う。
自国の競争 法の改正及び反 競争的行為を 規制する自国の新 たな法令の制 定について他方 の締約国政府
の競 争当局に速や かに通報すること 。
適当な場合に は、自国の競争法 に関連して発 出し、及び公表 した指針又は政策 声明の写しを 他方の締
約国政府 の競争当局に提 供すること。
適当 な場合には、 当該一方の締約 国政府の競争当局 の年次報告そ の他の公表資料 であって、公 衆が一
協議
般に利用可 能であるものの写 しを他方の締 約国政府の競争 当局に提供す ること。
第三・ 十一条
両 競争当局は、 いずれかの競争 当局の要請があ った場合には、 この章の規定 に関連して生ずる ことがある
情報の 秘密性
この章 の規定に従って一 方の締約国政 府から他方の締 約国政府に提 供される情報(公 に利用可能な 情
第三・ 十二条
いかなる事 項についても 、相互に協議す る。
1
報を除く 。)については、 当該一方の締 約国政府が別段 の承認を与え た場合を除くほか 、当該他方の 締
21
(a)
(b)
(c)
(a)
2
3
約 国政府は、自 国の競争法の効 果的な執行の ためにのみ使用す るものとし、か つ、第三者に 伝達しては
ならない。
この章の規定に従って一方の締約国政府の競争当局から他方の締約国政府の競争当局に提供される情
報(公に利用可能な情報を除く。)については、当該一方の締約国政府の競争当局が別段の承認を与え
た場合を 除くほか、当該 他方の締約国 政府の競争当局は 、自国の競争 法の効果的な執 行のためにの み使
の 規 定 に か か わ らず 、 こ の 章 の 規 定 に 従 っ て 情 報 ( 公 に 利 用 可 能 な 情 報 を 除 く 。 ) を 受 領 す る 一 方
用するものとし、かつ、第三者又は他の当局に伝達してはならない。
1
提供するあら ゆる情報の秘密性 を保持する。 ただし、当該他 方の締約国政 府が当該情報の開 示に同意する
一 方の締約国政 府は、自国の法 令に従い、他 方の締約国政府が この章の規定に 従って秘密の ものとして
行当局は、 次条に規定する 条件に従って 当該情報を使用す ることができ る。
を 競争法の執行 のために当該一 方の締約国政府 の関連する法執 行当局に伝達 することができる 。当該法執
の締約 国政府の競争 当局は、他方の締 約国政府の競争 当局が別段の 通報を行う場合を 除くほか、当 該情報
(b)
場合は、この限りでない。
22
(b)
4
5
6
一方の締約 国政府は、秘密 性又は情報の 使用目的の制限に 関し、自己が 要請する保証を 他方の締約国 政
府から得る ことができない 場合には、当 該他方の締約国政 府に提供する 情報を限定する ことができる 。
この章の他の規定にかかわらず、いずれの一方の締約国政府も、自国の法令によって禁止されている場
の規
合又は自己の 重要な利益と両立 しないと認め る場合には、他 方の締約国政 府に情報を提供す ることを要し
ない。特 に、
日本 国政府は、独 占禁止法第三十 九条の規定の適用 を受ける「事 業者の秘密」( 第三・六条1
モ ンゴル国政府 は、千九百九十 五年五月十六日の 組織の秘密に 関する法律第三 条の規定の適用 を受け
政 府 に 提 供 す る こ と を要 し な い 。
定に従って 行われる照会の結 果として関係 事業者の同意を 得て提供され るものを除く。) をモンゴル国
(b)
る「組織の 秘密」を日本国 政府に提供す ることを要しない 。
こ の 条 の 規 定 は 、 情 報 を 受 領 し た 締約 国 政 府が 、 自 国の 法 令 に従 っ て 義 務付 け ら れて い る 限度 に お い
て、当該情報 の使用又は開示を 行うことを妨 げない。当該情 報を受領した 締約国政府は、可 能な限り、当
該情報を提供した締約国政府に対し当該使用又は開示について事前に通報する。
23
(a)
(b)
1
2
第 三・十三条
刑事手続のため の情報の使用
この章 の規定に従っ て一方の締約国 政府から他方の締 約国政府に提 供される情報( 公に利用可能 な情報
を除 く。)につい ては、当該他方の 締約国の裁判 所又は裁判官が 行う刑事手続にお いて使用して はならな
い。
この章の規定に従って一方の締約国政府から他方の締約国政府に提供される情報(公に利用可能な情報
を除 く。)を当該 他方の締約国の 裁判所又は裁 判官が行う刑事手 続において提示 することが必 要とされる
場合には、 当該他方の締約国 政府は、当該 情報に対する要 請を外交上の 経路又は当該一方 の締約国の法 令
連絡
に従っ て設けられた その他の経路を通 じて当該一方の 締約国政府に 提出する。
第 三・十四条
この章に別 段の定めがある 場合を除くほ か、この章の規定 に基づく連絡 については、両 競争当局間で 直接
行うこ とができる。 ただし、第三・ 三条の規定に 基づく通報及び第 三・七条1の規 定に基づく要 請について
は、外交上の 経路を通じ、書面 により確認す る。その確認に ついては、関 係する連絡が両競 争当局間にお い
て行われ た後、実行可 能な限り速やかに 行う。
24
この章 の規定を実施 するための詳細 な取決めは、両競 争当局間で行 うことができる 。
雑則
1
こ の 章 の い か な る 規 定 も 、 他 の 二 国 間 又 は 多 数 国 間 の 協 定 又 は 取 決 め に 従 って 両 締 約 国 政 府 が 相 互 に 支
第 三・十五条
2
援を求め、又 は提供することを 妨げるもので はない。
この章のいかなる規定も、管轄権に関連するあらゆる問題に関するいずれの締約国政府の政策又は法的
立場 をも害するも のと解してはな らない。
この章のいかなる規定も、他の国際協定若しくは国際的な取決め又は自国の法律に基づくいずれの締約
25
3
4
に 規定する問題 であってビジネス 環境の整備に 関する小委員会 (以下この章 に
ビジネス環境 の整備に関す る小委員会
ビジネ ス環境の整備
国政府 の権利及び義 務にも影響を及ぼ すものと解して はならない。
第 四章
第四・一条
基本協定第十四・二条2
おい て「小委員会 」という。)が 取り組むもの には、次の事項を 含めることが できる。
(b)
ビジネスに関 連する規則、行 政上及び司法 上の手続並びに行 政上及び司法上 の決定におけ る透明性の
(a)
1
向上
行政上の手 続を簡素化し、 及び迅速にす るための措置
両締約国における事業活動を円滑化するための方法
連絡事務所
ビジネス環境 に関連するその他 の問題
第四・二 条
基本協定第十 四・三条1の規 定に従って各 締約国において指 定される連絡 事務所は、次の ことを任務と
する。
自国の 法令その他の措置 であって、他 方の締約国の企 業の事業活動 に悪影響を及ぼす おそれがある も
に規定する苦 情及び照会を送付 すること。
の に関する当該 他方の締約国の 企業からの苦情 及び照会を受領 すること。
自国の関係 当局に対し、
に規定 する自国の関係 当局から、合 理的な期間内に、 適当な場合に は書面にて、十 分な説明、理 由
(a)
に規定す る企業に対し、
に規定する回 答を送付するこ と。
及び法的根拠 (該当する場合に 限る。)を付 した回答を求め ること。
(b)
(a)
(c)
26
(d) (c) (b)
(a)
(c) (b)
(d)
2
自 国の関係当局 と協力して、
に規定する企業に対し、必要な情報及び助言を提供すること。
小委員会に 対して所見を報 告すること。
一方の締約国政府は、他方の締約国に所在する団体であって当該他方の締約国の連絡事務所と自国の企
業との間の連 絡を円滑にするも のを指定する ことができる。
1及び2の規定は、一方の締約国の企業が他方の締約国の関係当局に直接接触することを妨げ、又は制
協力
農業、林業 及び漁業(基 本協定第五章に 規定する衛生 植物検疫措置に関 連する事項を
限す るものと解し てはならない。
第五章
第五・ 一条
に 規定 す る 分 野に お け る協 力 に つい て
(a)
含 む。)
基 本協 定 第 十五 ・ 二 条の 規 定 に基 づ き 、 基本 協 定 第十 五 ・ 一条
当該協力の範 囲には、次の事項 を含めること ができる。
は、次 のとおりとす る。
3
(a)
食料及び 農業のための遺伝 資源
(i)
27
(f) (e)
(a)
かん がい
演示のため の及び模範とな る農場及び施 設の設置
乳製 品、牛肉、有機食 品、穀物及び 野菜の生産
園芸
養蜂
飼料 の生産及びペッ トフードの加 工
動物の繁殖 に関するバイオテ クノロジー
動物の 保健及び獣医のサ ービス
次 の事項を含む 衛生植物検疫措 置に関する全ての 事項
有害動植物 又は病気の無発 生区域の設置
食品のマ ーケティング
食品の加工( 加熱加工をした食 肉の生産を含む 。)
衛生植 物検疫措置に関 する管理、検 査及び承認の手続
(B) (A)
28
灌 漑及び種子の 生産
(x) (ix) (viii) (vii) (vi) (v) (iv) (iii) (ii)
(xii) (xi)
農 業協同組合
木材の加工
養殖
人材養成
両締約国 政府が合意する その他の範囲
フード・バ リューチェーンに 関する実行可 能性調査の実施
貿易見本市、 セミナー、研究集 会、事業取引の あっせんの催 し及び展示会の機 会の提供並び にこれ
職業訓 練及び実地研修 の実施
意見及び情 報の交換並びに 専門家の交流
共 同研究活動
開発調 査
(vi) (v) (iv) (iii) (ii) (i)
らへの参 加の奨励
29
(xvii) (xvi) (xv) (xiv) (xiii)
当該 協力の形態に は、次の事項を 含めることができ る。
(b)
官 民間の連携の 奨励
技術に関す る相談サービス
技術 の普及
衛生植物検疫 措置の調和及び同 等の認定に関す る技術援助
製造業 (基本協定第 六章に規定する強 制規格、任意 規格及び適合性 評価手続に関 連す
に 規 定す る 分 野 にお け る 協力 に つ いて
30
両締約国 政府が合意する その他の形態
第五 ・二条
る事項を含む。 )
基 本 協定 第 十 五・ 二 条 の規 定 に 基 づき 、 基 本協 定 第 十五 ・ 一 条
は 、次のとおり とする。
製造業 の多角化の強化
製造業の 経営、競争力及び 技術的能力の 強化
工業団地及び 技術団地
(iii) (ii) (i)
(b)
(xi) (x) (ix) (viii) (vii)
当該協力の 範囲には、次の 事項を含める ことができる。
(a)
環 境上適正な技 術による環境保 護の促進
次の事項の ための技術援助
基本 協定第六章及び千 九百九十四年 四月十五日にマ ラケシュで作 成された世界貿易 機関を設立す
標準化、 強制規格及び適 合性評価に関 連する機関の強化 (人的資源の形 成及び訓練を 含む。)
るマラケシュ 協定附属書一A貿 易の技術的障害 に関する協定 の執行の奨励
(A)
両締約 国政府が合意する その他の範囲
人材養成
標準 化及び適合性評 価の分野にお ける国際機関にお ける協力の増 進
(C) (B)
実行可能性 調査及び開発調 査の実施
研修プロ グラムの提供
専門家の交流 の奨励
政策及 び最良の慣行に 関する情報の 交換
(iv) (iii) (ii) (i)
31
(v) (iv)
(vii) (vi)
当 該協力の形態 には、次の事項 を含めることがで きる。
(b)
セ ミナー及び研 究集会の開催
技術援助
国際 的かつ高度な任意 規格の導入に よる技術の普及
中小企業
両締約国政府 が合意するその他 の形態
第五・三 条
当該協力 の形態には、次の 事項を含める ことができる。
両締約国政府 が合意するその他 の範囲
人材養 成
中小企業の 経営、競争力及 び技術的能力 の強化
(iv) (iii) (ii) (i)
に 規 定 す る分 野 に おけ る 協 力に つ い て
32
基 本 協 定第 十 五 ・二 条 の 規定 に 基 づ き、 基 本 協定 第 十 五・ 一 条
は、次のと おりとする。
中 小企業の革新 的な活動の促進 (知的財産の創造 、保護及び利 用のための支援 を含む。)
(c)
(viii) (vii) (vi) (v)
当該協 力の範囲には、次 の事項を含め ることができる 。
(a)
(b)
注釈
政 策及び最良の 慣行に関する情 報の交換
専門家の交 流の奨励
研修 プログラムの提供
セミナー及び 研究集会の開催
両締約国 政府が合意する その他の形態
貿易及び投資
に 規 定す る 分 野 にお け る 協力 に つ いて
この条の規 定の適用上、「 中小企業」に は、零細企業を含 む。
第五・四条
基 本 協定 第 十 五・ 二 条 の規 定 に 基 づき 、 基 本協 定 第 十五 ・ 一 条
は 、次のとおり とする。
貿易及 び投資の促進
(d)
独 立 行 政 法 人 日 本 貿 易 振 興 機 構 又 は そ の 後 継 機 関 と モ ン ゴ ル 投 資 庁 又 はそ の 後 継 機 関 と の 間 の 協 力
サービス分野 の発展の促進
(iii) (ii) (i)
33
(v) (iv) (iii) (ii) (i)
当該協力の 範囲には、次の 事項を含める ことができる。
(a)
の 奨励
人材養成
両締 約国政府が合意す るその他の範 囲
当該協力の形 態には、次の事項 を含めること ができる。
両締約国 間の貿易及び投 資並びに関連 する業務の更なる 促進のための 貿易及び投資( 投資環境及び
企業 に関係する法 令を含む。)に 関する意見及び情 報の交換
貿易及び投 資に関する知識の 普及及び改善 のための専門家 、研修生及び研究 者の交流の奨 励
貿易ミ ッション、貿易見 本市、セミナ ー、事業取引の あっせんの催 し及び展示会の開 催並びにこれ
ら への参加の奨 励
政府職員の 能力の開発
公共基盤、建設及 び都市開発
両締約 国政府が合意す るその他の形 態
第五・五条
に 規 定す る 分 野に お け る協 力 に つ いて
34
(v) (iv)
(i)
(iii) (ii)
(v) (iv)
基 本協 定 第 十五 ・ 二 条 の規 定 に 基づ き 、 基本 協 定 第十 五 ・ 一 条
(e)
(b)
は 、次のとおり とする。
海運 の導入
道路及 び輸送の分野にお ける研究及び 開発の能力の強 化
道路及び輸 送についての監視 能力及び監督 能力の向上
車両 に関する安全基 準の向上
高度道路 交通システムの 導入及び開発
空港の質の改 善
(vii) (vi) (v) (iv) (iii) (ii) (i)
次 の事項のため の技術の導入
エネルギー 効率
飲料水の 処理用及び浄化用 の薄膜
建設廃棄物の再使用及び再生利用
耐震
(D) (C) (B) (A)
35
当該協力の 範囲には、次の 事項を含める ことができる。
(a)
建 築の安全に関 する規則、規制 及び執行の制度の 改善
人材養成
両締 約国政府が合意す るその他の範 囲
空港周辺 の都市の開発に 関する共同研 究
専門家の訪 問及び交流の奨励 及び円滑化
研修プ ログラムの提供
セ ミナー及び研 究集会の促進
技師及び技 術者の能力の開 発
科学技術及び知的 財産
両締約 国政府が合意す るその他の形 態
第五・六条
に 規 定す る 分 野に お け る協 力 に つ いて
36
意見 及び情報の交換
(vii) (vi) (v) (iv) (iii) (ii) (i)
基 本協 定 第 十五 ・ 二 条 の規 定 に 基づ き 、 基本 協 定 第十 五 ・ 一 条
(f)
(x) (ix) (viii)
当該協力の形 態には、次の事項 を含めること ができる。
(b)
は 、次のとおり とする。
イノ ベーションの奨励
共同研 究開発の奨励
当該協力の 形態には、次の 事項を含める ことができる。
両 締約国政府が 合意するその他 の範囲
高度な 知識及び技能を有 する人材の養 成
著作権及び 関連する権利を集 中管理する団 体の能力の開発
国境 における知的財 産権の行使の 分野での能力の開 発
イノベー ション及び経済 成長のための 知的財産権の利用
先端科学技術
(vii) (vi) (v) (iv) (iii) (ii) (i)
科学者、 技術者その他の専 門家の交流の 奨励
政策及び法令 に関する情報の交 換
(iii) (ii) (i)
37
当該協力の 範囲には、次の 事項を含める ことができる。
(a)
(b)
科 学者の意識及 び知識を向上さ せることを目的と する共同セミ ナー、対話、研 究集会及び研 修の開
催の促進
先端 科学技術に係る団 体間の協力の 奨励
金融サービ ス
両締約国政府 が合意するその他 の形態
第五・七 条
に 規 定 す る分 野 に おけ る 協 力に つ い て
38
基 本 協 定第 十 五 ・二 条 の 規定 に 基 づ き、 基 本 協定 第 十 五・ 一 条
は、次のと おりとする。
ア ジア地域にお ける金融市場及 び資本市場の発展 の円滑化
人材養成
銀行以外の金 融及び保険の機能 の強化
金融サ ービスの分野に おける規制に 関する協力の促進
金融市場の 基盤の整備(金 融その他の関 連する取引の監視 における能力の 向上を含む。 )
(v) (iv) (iii) (ii) (i)
(g)
(iv)
(vi) (v)
当該協 力の範囲には、次 の事項を含め ることができる 。
(a)
両 締約国政府が 合意するその他 の範囲
当該協力の 形態には、次の 事項を含める ことができる。
情報 の交換並びに経験 及び技能の交 流
研修の促進
教育及 び人材養成
両締約国 政府が合意する その他の形態
第五 ・八条
基本 協 定 第 十五 ・ 二 条の 規 定 に基 づ き 、基 本 協 定第 十 五 ・ 一条
は、次 のとおりとす る。
当 該協力の範囲 には、次の事項 を含めることがで きる。
高度な知識 及び技術を有す る人材の養成
両締約 国政府が合意す るその他の範 囲
当該協力の形 態には、次の事項 を含めること ができる。
情報(良 き慣行に関するも のを含む。) の交換
に 規定 す る 分野 に お ける 協 力 に つい て
39
(vi)
(iii) (ii) (i)
(ii) (i)
(i)
(h)
(b)
(a)
(b)
専 門家、学者、 教員、研修指導 者及び政府職員の 訪問及び交流 の奨励
技師及び技 術職員の技術訓 練及び職業訓 練の提供
大学 において得る教育 又は経験の認 定の奨励
共同セミナー 、研究集会及び会 合の促進
教育機関 間の協力の奨励
観光
に 規 定す る 分 野 にお け る 協力 に つ いて
40
両締 約国政府が合意 するその他の 形態
第五・九条
基 本 協定 第 十 五・ 二 条 の規 定 に 基 づき 、 基 本協 定 第 十五 ・ 一 条
は 、次のとおり とする。
観光産 業の奨励
観光にお ける経営及び能力 の強化
観光の持続可 能な発展
(iii) (ii) (i)
(i)
(vii) (vi) (v) (iv) (iii) (ii)
当該協力の 範囲には、次の 事項を含める ことができる。
(a)
人 材養成
両締約国政 府が合意するそ の他の範囲
観光の促進及 び開発計画に対す る適当な支援の 提供
専門 家の交流の奨励
観光産業に 従事する者に対す る研修の促進
民間団 体間の協力の奨励 及び円滑化
環境
両 締約国政府が 合意するその他 の形態
第五・十条
基 本 協定 第 十 五 ・二 条 の 規定 に 基 づき 、 基 本協 定 第 十五 ・ 一 条
は、次のとお りとする。
に 規 定 する 分 野 にお け る 協力 に つ い て
41
情報の交 換及び経験の共 有
(vi) (v) (iv) (iii) (ii) (i)
当該協力 の範囲には、次の 事項を含める ことができる。
(j)
(v) (iv)
当 該 協 力 の 形 態 に は、 次 の 事 項 を 含 め る こ と が で き る 。
(b)
(a)
環 境の保全及び 改善
環境検査の 制度の強化
持続 可能なかつ自然に 配慮した開発 (気候変動への 対処及び炭素 の排出が少ない開 発を含む。) の
ための戦略及 び技術の確立及び 促進
浄水技術 の導入
廃棄 物の管理及び廃 棄物に係る技 術の改善
車両からの 排出ガスの削減
人材養 成
両 締約国政府が 合意するその他 の範囲
情報( 政策及び法令に 関するものを 含む。)の交換
研修の機 会の増大
専門家の訪問 及び交流の奨励及 び円滑化
(iii) (ii) (i)
42
(iii) (ii) (i)
(viii) (vii) (vi) (v) (iv)
当該協力の 形態には、次の 事項を含める ことができる。
(b)
能 力開発の促進
鉱業及 びエネルギー
両締約国政 府が合意するそ の他の形態
第五 ・十一条
基本 協 定 第十 五 ・ 二条 の 規 定 に基 づ き 、基 本 協 定第 十 五 ・一 条
政策及び法令 に関する意見及び 情報の交換
に規 定 す る 分野 に お ける 協 力 につ い て
鉱 業 及 び エ ネ ル ギ ー の 開 発 に 関 す る 知 識 の 普 及 及 び 改 善 の た め の 専 門 家及 び 技 術 者 の 交 流 の 奨 励
43
は、次の とおりとする 。
鉱業及びエ ネルギーに関連す る技術の開発 及び促進
実行可 能性調査及び開 発調査の実施
当該協力の 形態には、次の 事項を含める ことができる。
両 締約国政府が 合意するその他 の範囲
人材養 成
(iii) (ii) (i)
(iii) (ii) (i)
(k)
(v) (iv)
当該 協力の範囲に は、次の事項を 含めることができ る。
(a)
(b)
共 同セミナー、 対話及び研究集 会の開催の促進
官民間の連 携の奨励
保健
両締 約国政府が合意す るその他の形 態
第五・十二条
基 本協 定 第 十 五・ 二 条 の規 定 に 基づ き 、 基本 協 定 第 十五 ・ 一 条
情報の交 換
に 規 定す る 分 野に お け る協 力 に つ いて
44
は、 次のとおりと する。
高度な 保健技術及び科学 技術の開発及 び促進
共同研究開発 の奨励
当該協 力の形態には、 次の事項を含 めることができる 。
両締約国政 府が合意するそ の他の範囲
人 材養成
(iii) (ii) (i)
(ii) (i)
(l)
(vi) (v) (iv)
当該協力の 範囲には、次の事 項を含めるこ とができる。
(a)
(b)
に 規 定す る 分 野に お け る協 力 に つ いて
医 療専門家のた めの研修の提供 並びに専門家の現 場視察及び交 流の奨励
官民の保健 機関の活動の促 進
競争
両締 約国政府が合意す るその他の形 態
第五・十三条
基 本協 定 第 十 五・ 二 条 の規 定 に 基づ き 、 基本 協 定 第 十五 ・ 一 条
専門家の訪問 及び交流の奨励及 び円滑化
セミナー 及び研究集会の促 進
45
は、 次のとおりと する。
人材養 成
意見及 び情報の交換
当該協力の 形態には、次の 事項を含める ことができる。
両 締約国政府が 合意するその他 の範囲
(ii) (i)
(iii) (ii) (i)
(m)
(v) (iv) (iii)
当該協力の 範囲には、次の事 項を含めるこ とができる。
(a)
(b)
情報通信技 術
両 締約国政府が 合意するその他 の形態
第五・十四 条
基 本 協定 第 十 五 ・二 条 の 規定 に 基 づき 、 基 本協 定 第 十 五・ 一 条
は、次のとお りとする。
政策及 び法令に関する 情報の交換
科学者、技術 者その他の専門家 の交流の奨励
共同セミ ナー、対話、研究 集会及び研修 の開催の促進
に 規 定 する 分 野 にお け る 協 力に つ い て
46
情報 通信技術におけ る経営、競争 力及び技術的能力 の強化
共同研究開 発の奨励
当 該協力の形態 には、次の事項 を含めることがで きる。
両締約 国政府が合意する その他の範囲
高度な知識 及び技術を有する 人材の養成
(iii) (ii) (i)
(iv) (iii) (ii) (i)
(n)
(iv)
当該協力 の範囲には、次 の事項を含め ることができる。
(a)
(b)
高 度な情報通信 技術に係る団体 間の協力の奨励
事業取引の あっせんの促進
実施
最終 規定
両締 約国政府が合意す るその他の形 態
第六章
第六・一 条
この 取極は、両締 約国政府により 、基本協定及 び両締約国それぞ れにおいて効力 を有する法令 に従って、
目次及び見 出し
か つ 、 各 締 約 国 政 府 の 利 用可 能 な 資 源 の 範 囲 内 で 実 施 さ れ る 。
第六・ 二条
こ の取極の目次 並びにこの取極 中の章及び条の 見出しは、引用 上の便宜のた めにのみ付された ものであっ
改正
て、この取 極の解釈に影 響を及ぼすもの ではない。
第六・ 三条
この取極は、 両締約国政府間の 合意により改 正することがで きる。改正は 、改正に係る文書 において特定
する手続 に従って効力 を生ずる。
47
(vii) (vi) (v)
第 六・四条
効 力発生
紛争解決
この取極は、基本協定の効力発生の時に効力を生じ、基本協定が有効である限り効力を有する。
第六・五条
基本協定第十六章の規定は、必要な変更を加えた上で、この取極の第一章、第二章及びこの章の規定の解
釈 又は適用に関 する両締約国政 府間の紛争の 解決について適用 する。
以上の証拠として、下名は、各自の政府から正当に委任を受けてこの取極に署名した。
二千十五年 二月十日に東京で 、ひとしく正 文である日本語 、モンゴル語 及び英語により本 書二通を作成 し
た。正 文の間に相違 がある場合には、 英語の本文に よる。
48
日本国政府のために
安倍晋三
モンゴル国政府のために
チ メド・サイハ ンビレグ
49