学校だより2月10日号

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学校長
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渡
平成27年
部
強
2月10日
◆「凡事徹底」
まだまだ冷たい風も吹き抜けますが、しかし、木々に射し込む陽の光は確実に目映く
なり始め、春の到来を告げています。いよいよ今年度も残り少なくなりました。子ども
たちは、今、学習や生活の1年間のまとめに取り組んでいるところです。
この先に卒業式という大きな行事が控えていますが、この1年間、振り返って見ると
たくさんの行事や活動がありました。どれも子どもたちを確実に成長させてくれました。
そんな中で、『凡事徹底』という
言葉が思い浮かびました。鍵山秀三 ●『凡事徹底』
郎氏の言葉です。鍵山氏は人並以上
人間として生きる上で、
になるためには、特別なことではな
誰でも人並みは嫌です。
く、「誰にでも出来る当たり前のこ
それでは人並み以上に
とを、誰よりも徹底的に行う」とい
なるためには、
う生き方を大切にしています。経営
どうするかというと、
哲学でもあります。
特別なことを探し求めるという考え方が
子どもたちの成長もまさにその通
非常に強いわけです。
りです。あいさつをする、人の話を
しかし世の中はそんな特別なことというのは
聞く、目の前に落ちているごみを拾
まずないわけでして、
う、脱いだ靴を揃える、頼まれたこ
やはり当たり前の平凡なことを
とを喜んでやる、宿題を毎日忘れず
コツコツやる他ないわけです。
にやる、友だちに親切にするといっ
私が平凡なことで一番実行しているのは、
た本当に当たり前なことを確実にや
掃除です。
ってきたからこそ、立派に成長して
鍵山秀三郎(イエローハット創業者)
きたのだと思います。私たちは、万
人が認めてくれるような立派なことをしないと、人間としての価値が大きく高まらない
とつい思いがちですが、当たり前の日常生活を大切にし、そしてその中の凡事を丁寧に
かつ徹底して行うことこそが尊いのではないでしょうか。
「凡事徹底」、今年1年子どもたちが確実に成長してきた姿から、私たち大人も、こ
の言葉に学び、振り返ってみたいものです。
平成26年度も地域、保護者の皆様から学校へのご理解、ご協力をたくさんいただき
ました。ありがとうございました。心から感謝申し上げます。