新総合計画の策定に向けた 青森市の「人口」の概要 平成22年 3 月 青 森 市 − 目 次 − (1)国・県の人口推移 1 (2)本市の人口推移 2 (3)人口動態の推移 3 (4)本市の人口ピラミッド 6 (1)国・県の人口推移 ①国の人口 (千人) 図1-1 年齢3区分別人口と人口構成割合の推移(国) (%) 実績 推計 ピーク 80 126,926 127,787 127,768 127,560 127,176 125,430 122,735 70 69.4 67.9 66.6 65.8 60 63.9 60.0 50 140,000 120,000 121,049 68.9 68.2 104,665 100,000 80,000 40 29.2 60,000 40,000 24.0 21.5 20,000 0 10.3 7.1 S45 S50 S55 S60 H2 20.1 30 22.7 15.9 17.3 19.5 14.5 14.6 13.9 13.7 13.4 H7 H12 H16 H17 H21 20 10 10.8 H22 H27 年少人口(15歳未満) 生産年齢人口(15∼64歳) 老年人口(65歳以上) 年少人口割合 生産年齢人口割合 老年人口割合 0 H32 (年) ②県の人口 図1-2 年齢3区分別人口と人口構成割合の推移(青森県) (千人) ピーク 1,525 1,600 1,400 1,200 実績 1,476 1,428 67.3 65.8 66.9 65.4 1,448 64.0 1,437 63.4 1,383 (%) 推計 1,386 80 1,330 56.9 800 32.8 27.8 22.2 400 200 0 10.4 6.3 S45 S50 S55 S60 H2 17.0 19.4 16.0 15.1 H7 H12 22.0 22.8 70 60 61.6 1,000 600 1,266 25.4 50 40 30 20 14.1 13.8 12.9 H16 H17 H21 10 10.3 H22 H27 年少人口(15歳未満) 生産年齢人口(15∼64歳) 老年人口(65歳以上) 年少人口割合 生産年齢人口割合 老年人口割合 H32 0 (年) ※S45∼H12、H17は総務省「国勢調査」 ※H16、H21は、国は総務省「推計人口」、県は青森県「青森県人口移動統計調査」 ※国のH22∼H32の数値は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(H18.12推計)」 ※県のH22∼H32の数値は、同研究所「日本の都道府県別将来推計人口(H19.5推計)」 【総人口の減少】 国の人口は、平成17年国勢調査によると、約1億2,776万8千人と、前年の推計人口に比べ約2万人 減少し、戦後初めて前年を下回り、減少局面に入りつつあると見られています。 県の人口は、国勢調査によると、昭和60年の約152万5千人をピークに減少に転じています。 国・県ともに、平成22年以降も減少していくものと見込まれています。 【人口構造の変化】 国・県ともに平成12年に老年人口と年少人口の割合が逆転して以降、その差を年々拡大しながら 推移しており、平成22年以降も、その差が拡大しながら推移するものと見込まれています。 1 (2)本市の人口推移 図1-3 年齢3区分別人口と人口構成割合の推移(青森市) (千人) 350 300 316 68.0 262 68.9 68.6 ピーク 319 315 67.9 66.5 実績 312 66.0 250 302 (%) 推計 302 80 290 70 277 60 63.9 59.2 50 200 40 150 30.4 26.1 22.3 100 16.7 17.3 19.6 20.4 30 23.2 20 12.9 50 0 9.1 5.9 S45 S50 S55 S60 14.1 14.8 13.8 13.7 H7 H12 H16 H17 10.4 10 0 H2 H21 H22 H27 年少人口(15歳未満) 生産年齢人口(15∼64歳) 老年人口(65歳以上) 年少人口割合 生産年齢人口割合 老年人口割合 H32 (年) ※S45∼H17は総務省「国勢調査」 ※H16、H21は青森県「青森県人口移動統計調査」 ※H22∼H32の数値は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の市区町村別将来推計人口(H20.12推計)」 ※H17以前の数値は、旧青森市、旧浪岡町との合算値 【総人口の減少】 本市の人口は、平成12年国勢調査の約31万9千人をピークに減少に転じ、平成21年推計人口では 約30万2千人と、ピーク時に比べ、約1万7千人(5.3%)の減少となっています。 本市の人口も国・県と同様に平成22年以降も減少していくものと見込まれています。 【人口構造の変化】 国・県と同様、平成12年に、老年人口と年少人口の割合が逆転して以降、その差を年々拡大しな がら推移しています。 【少子高齢化の進行】 平成17年の年少人口割合は13.7%、老年人口割合は20.4%と、国と同程度の少子高齢化の状況で したが、平成17年以降は、国平均を上回る速度で少子高齢化が進行しています。 2 (3)人口動態の推移 ①本市の自然動態の推移 (人) 4,000 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 △500 △1,000 図1-4 自然動態の推移(青森市) 3,063 2,922 2,320 2,221 出生数と死亡数が逆転 602 自然動態 227 221 出生数 死亡数 △ 71 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 △ 648 △ 842 H20 H21 (年) ※H12、H17は総務省「国勢調査」、それ以外は青森県「青森県人口移動統計調査」 ②合計特殊出生率※の推移 (合計特殊出生率) ※15歳から49歳までの女性が一生の間に生むと仮定した子どもの人数 図1-5 合計特殊出生率の推移(全国・青森県・青森市) 2.20 全国 青森県 青森市 1.90 県は過去最低を更新 1.75 1.60 1.30 1.25 国、市は過去最低を記録 1.20 1.00 S55 S60 H2 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 (年) ※国、県の数値は、厚生労働省「人口動態統計」 ※市の数値は、厚生労働省「人口動態統計」と青森県「青森県人口動態統計」を用いた本市の試算値 【自然動態の推移】 平成15年に死亡数が出生数を上回る自然減の状態となっており、それ以降も減少幅を拡大しなが ら減少傾向で推移しています。 【合計特殊出生率の推移】 減少傾向で推移しており、昭和55年と平成20年を比較すると0.5ポイントの減少となっています。 また、国・県も同様に減少傾向にある中、平成20年に若干の上昇は見られるものの、依然とし て、長期的に人口が安定的に維持される人口置換水準(2.1前後)を下回る状況が続いています。 3 ③本市の社会動態の推移 (人) 14,000 12,000 10,000 図1-6 社会動態の推移(青森市) 13,107 10,710 12,472 9,733 転入数と転出数が逆転 8,000 6,000 4,000 2,000 社会動態 635 240 転入数 転出数 194 0 △ 525 △2,000 △ 2,317 △4,000 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 △ 1,553 △ 977 H20 H21 (年) ※H12、H17は総務省「国勢調査」、それ以外は青森県「青森県人口移動統計調査」 ④年齢別社会移動 図1-7 平成21年の年齢別社会移動(青森市) (人) 1,200 1,000 転入 800 転出 722 650 18歳、22歳は558人の転出超過 600 497 400 317 200 0 ∼10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52 54 56 58 60∼ (歳) ※青森市人口移動調査各歳別報告書 【社会動態の推移】 平成13年に転出者が転入者を上回る転出超過傾向の社会減となっており、それ以降も減少幅を拡大 しながら推移してきましたが、平成20年からは転出数が減少し減少幅も縮小傾向にあります。 【年齢別社会移動の状況】 18歳と22歳で転出者が転入者を上回る人数が多く558人の転出超過となっており、平成21年内の転 出超過人数682人の81.8%を占めています。 4 青森市の人口減少のイメージ -少子化-平均寿命の延び- S55 H19 比較 男 71.95年 76.92年 4.97年 女 78.20年 85.55年 7.35年 -若年者層の減少◆15∼34歳人口 人口 S55 98,806人 H21 63,688人 増減数 比較 △ 35,118人 構成比 31.9% 21.1% 増減率 △ 35.5% H13年に転出者数が転入 者数を上回り、社会減に 転じ、その後、減少幅が 拡大 -転入者を上回る転出者若年層の市外流出 -高齢者層の増加◆65以上人口 人口 S55 23,952人 H21 70,186人 構成比 7.7% 23.2% 増減数 46,234人 増減率 193.0% 比較 転入数 転出数 転入-転出 S55 15,892人 15,121人 771 H21 9,733人 10,710人 △ 977 増 減 △ 6,159人 △ 4,411人 △ 1,748 -子どもを生む世代の減少◆15歳∼49歳女性人口 人 口構 成 比 S55 86,930人 28.1% H21 63,847人 21.1% 増減数 増減率 比較 △ 23,083人 △ 26.6% 晩婚化の進行、 未婚率の上昇など による出生率の低下 -死亡数の増加- -出生数の減少- 死亡数 S55 H21 比較 増減数 1,184人 出生数 1,879人 3,063人 増減率 63.0% S55 H21 比較 増減数 △ 2,397人 -出生数を上回る死亡数S55 H21 増減 社会動態の減 出生数 4,618 2,221 △ 2,397 死亡数 出生-死亡 1,879 2,739 3,063 △ 842 1,184 △ 3,581 4,618人 2,221人 増減率 △ 51.9% H15年に死亡数が 出生数を上回り、自 然減に転じ、その 後、減少幅が拡大 自然動態と社会動態がともに減少し 人口減少 自然動態の減 5 (4)本市の人口ピラミッド 図1-8 昭和55年(30年前) 85歳以上 【男性】 【女性】 80∼84歳 75∼79歳 70∼74歳 総人口の 7.7% 65∼69歳 60∼64歳 高齢者1人を支える 現役世代は 8.8人 55∼59歳 50∼54歳 45∼49歳 総人口の 68.1% 40∼44歳 35∼39歳 30∼34歳 25∼29歳 20∼24歳 15∼19歳 10∼14歳 5∼9歳 (人) 15,000 (人) 0∼4歳 10,000 5,000 0 0 5,000 10,000 15,000 図1-9 平成21年(基準年次) 85歳以上 【男性】 【女性】 80∼84歳 75∼79歳 70∼74歳 総人口の 23.2% 65∼69歳 60∼64歳 55∼59歳 50∼54歳 45∼49歳 総人口の 63.9% 40∼44歳 35∼39歳 高齢者1人 を支える 現役世代は2.7人 30∼34歳 25∼29歳 20∼24歳 15∼19歳 10∼14歳 5∼9歳 (人) 15,000 (人) 0∼4歳 10,000 5,000 0 0 5,000 10,000 15,000 図1-10 平成32年(計画目標年次) 85歳以上 【男性】 【女性】 80∼84歳 75∼79歳 70∼74歳 総人口の 30.4% 65∼69歳 60∼64歳 55∼59歳 50∼54歳 45∼49歳 総人口の 59.2% 40∼44歳 35∼39歳 30∼34歳 高齢者1人を支える 現役世代は1.9人 25∼29歳 20∼24歳 15∼19歳 10∼14歳 5∼9歳 (人) 15,000 (人) 0∼4歳 10,000 5,000 0 0 5,000 10,000 15,000 昭和55年と平成21年を比較すると、出生数の減少や65歳以上の高齢者層の増加により、「ピラミッド 型」から「つぼ型」に変化しています。 国立社会保障・人口問題研究所推計に基づく平成32年の人口ピラミッドの形態は、出生数の減少や高 齢者層の増加が一層進行し、「逆ピラミッド型」になるものと想定されます。 6
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