新月祭 2014 基調(案) スローガン:誇り 関西学院大学(以下、関学)における大学祭は、関学生が自らの意思・責任の下で、行う自治学祭です。つまり、大学祭の提起に始まり、 5 企画・模擬店を通じた参加、警備・清掃等の管理や運営、学内外との交渉、総括に至るまで、大学祭に関する全てのことを関学生が行うこと ができます。 現在の関学では、法学部学生自治会、神学部学生会を除く各学部の学生自治会(理工学部、総合政策学部、人間福祉学部、教育学部及び 国際学部には学生自治会が存在しません)の機能が停止しており、また関学生一人ひとりの意見を平等に集約し、反映することができる学 10 生会本部も機能を停止しています。そのため、関学生は全関学生に対して意見を言い出すことができず、完全な学生自治を行うことができ ていません。よって、関学生は自らの意思・責任の下で、活動するという学生自治を最大限行うことができていません。また、学生・大学・ 学院の三者が協力することによって関学をより良くするという全学的な自治を行うこともできていません。 このような状況が 40 年以上続いている要因としては、関学生一人ひとりの関学をより良くしようという意識が不十分であることが挙げ られます。そして、関学をより良くしようという意識を高めるためには、関学生が関学をより誇りに思うことが必要だと考えます。大学祭 15 を通して関学をより誇りに思った関学生は、関学において積極的に活動するようになり、関学をより良くしようという意識を高めることが できると考えます。 関学において完全な学生自治を行えるのは、現在の自治学祭の場のみです。そのため、関学生は新月祭 2014 を自らの意思・責任の下で、 創り上げ、関学生が関学をより誇りに思うことによって、関学をより良くしようという意識を高めることができます。そうすることで日常 20 生活における関学生一人ひとりの意見を平等に集約し、反映することができる機関設立に向けた動きに繋がり、完全な学生自治を行えるこ と、ひいては全学的な自治の復活に繋がると考えます。 新月祭 2014 において、関学生が関学をより誇りに思うためには、以下の方法があります。 一つ目に、関学生が日々の活動の集大成の披露を通して今までの活動を振り返り、今後の活動をより良くしていくための方針を模索して 25 いくことです。それを通して、関学における活動をより高めていくようになり、関学生は関学をより誇りに思うことができます。 二つ目に、関学生が日頃関わる機会の少ない関学生・教職員・同窓・地域住民の方々と交流することによって、日頃関わる機会が少ない関 学生の考えや教職員・同窓・地域住民の方々が持つ関学生に対する考えに触発され、関学における理想の自分像を探究していくことです。そ れを通して、関学において理想の自分像に近づいていくようになり、関学生は関学をより誇りに思うことができます。 三つ目に、関学生が全関学生がまとまって取り組むことのできない関学生に密に関わる事柄について知り、問題意識を持つことです。そ 30 れを通して、問題に対して積極的に取り組んでいくようになり関学生は関学をより誇りに思うことができます。 四つ目に、関学生が同じ目的に向かって同じ場所で同じ時間を過ごし、共に一つのものを創り上げることで、関学生としての一体感を感 じることです。それを通して、一体感を感じるといったような素晴らしいことを目指していくようになり、関学生は関学をより誇りに思う ことができます。 35 私たちの学生生活は、私たち自身が、自らの意思・責任の下で、築き上げていくものです。その上で、全関学生で学生生活を築き上げる ことができればどれほど素晴らしいことでしょうか。そのためにも私たちは一刻も早く日常生活における関学生一人ひとりの意見を平等に 集約し、反映することができる機関を設立し、全学的な自治を復活させるべきだと考えます。 新月祭 2014 を通して、関学生一人ひとりが関学をより誇りに思うことで、関学をより良くしようという意識を高めることができ、日常 生活における関学生一人ひとりの意見を平等に集約し、反映することができる機関設立への動きに繋がると考えます。よって、完全な学生 40 自治を行えること、ひいては全学的な自治の復活に繋がっていくことを願い、新月祭 2014 を開催します。 新月祭 2014 大学祭実行委員会
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