香川県保険医協会主催 医科歯科合同セミナーのご案内 【講師メッセージ】 外科系の診療科は、腎臓については泌尿器科、骨については整形外科、腹部の病気は一般外科、というように 臓器別に専門が分かれています。これに対して形成外科における診療内容は、臓器によって特定されるわけでは ありません。このため今一つその診療領域が不明瞭です。さらに、比較的歴史の浅い診療科であるので、どのよ うな疾患を治療の対象にしているのか、どこまで治すことができるのかがあまり正確に理解されていません。 大まかに言うと形成外科は、皮膚・脂肪・筋肉といった軟部組織を取り扱う診療科です。たとえば事故や腫瘍 の切除の結果、体の一部分が欠損した場合、他の部分の組織を移植して欠損部を作り直すことができます。また、 先天的に体表の外形に異常を伴う場合も、皮膚や筋肉を操作することによって修正を行うことが可能です。 形成外科の技術は過去 20 年程度で非常に進歩し、現在においてはかなりのことができるようになっています。 例えば乳癌により乳房を切除した結果生じる変形を修正する技術は、近年長足の進歩を遂げています。また、従 来においては非常に侵襲の高い治療法しか存在しなかった、先天性胸郭変形症(漏斗胸)の治療においては革新 的な治療法が導入され、安全・確実に治療を行うことが可能になっています。美容に関する治療技術もここ数年 で大変に進歩し、ケガなどによる顔の変形に関する、患者さんの悩みをずいぶんと解決することができるように なりました。 このような背景のなかで、本講演においては形成外科で行っている治療内容を網羅的にご紹介いたします。特 に、開業されている先生方が患者さんを診察される上でお知りになっていただければ便利な疾患に関しては、 「な にがどこまでできるのか」について詳しくご紹介いたします。 記 日時:20 15 年 2 月 26 日(木) pm7:30∼9:00 講師:永竿智久先生(香川大学医学部形成外科講座准教授) 会場:マリンパレスさぬき(高松市福岡町 2-3-4) 参加費:会員 無料 未入会員 5,000 円 定員:30 名(先着順) 専門:胸のかたちの修正手術・乳房の形成手術(乳がん手術後の乳房再建など) 手や足・指のかたちの修正手術 鼻や目の形成手術・手足のむくみ(リンパ浮腫) 資格:博士(医学)・日本形成外科学会専門医・日本レーザー医学会専門医・日本皮膚腫瘍外科学会専門医・日本乳房オ ンコプラスティック学会認定医など 受賞など: 2009年4月:第61回日本婦人科学会総会・招待講演(リンパ浮腫の治療) 2010年4月:日本形成外科学会賞(臨床部門・漏斗胸の治療に対して) 2011年4月:日本形成外科学会ポスター賞 2012年10月:第9回中国形成美容外科学会招待講演(胸の形の治しかた) 2012年11月:朝日新聞全国版(患者相談・漏斗胸の治療) 2014年4月:日本形成外科学会賞(臨床部門・頬骨骨折の治療研究) お申込は香川県保険医協会まで Fax 下さい 【永竿智久先生略歴】 平成2年 慶應義塾大学医学部卒業 平成3年 富士重工総合太田病院外科勤務(医員) 平成6年 慶應義塾大学形成外科 研修医 平成8年 弘前大学形成外科 平成10年 慶應義塾大学形成外科勤務(専修医) 平成12年 栃木県立がんセンター 再建外科 平成17年 慶應義塾大学形成外科助手 平成20年 慶應義塾大学形成外科講師 平成22年 慶應義塾大学形成外科准教授 平成24年 香川大学医学部形成外科 准教授 Fax№087-802-1336 2 月 26 日医科歯科合同セミナー参加申込用紙 医院名 ご住所 ご氏名
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