釜石市民買物行動調査の結果について 1 調査の概要 商業活性化施策への反映と消費者のより良い買物環境づくりに向けた基礎資料とす るため、釜石市民の買物行動の変化について調査・分析した。 ・実施主体 釜石市、室蘭工業大学大坂谷研究室 ・対 象 釜石市に居住する18歳以上79歳以下の市民1,000人 ・方 法 住民基本台帳から地区別・年齢別に任意抽出し、郵送により調査 ・期 間 平成26年10月6日(月)~10月24日(金) ・有効回答 350通(有効回答率35.0%) 2 調査結果(要旨) ■質問:震災後、あなたの買物環境(商店・買い物先)はどのように変化しましたか ・「変わらない」は約6割、「遠くなった・行きにくくなった」は約2割 ・被害大の鵜住居地区が「遠くなった・行きにくくなった」53.6%と最も高い 行きにくくなった 行きやすくなった 変わらない 無回答 19.7% 16.3% 59.1% 4.9% ■質問:あなたが買物をする際に一番よく行く場所はどこですか ・全世代の地元購買率は91.8% ・子育て世代の30~40歳代は88.5% ※参考値:平成20年との比較では大幅上昇 (全世代) (30~40歳代) 大槌町, 3.7% その他, 1.1% 盛岡市, 1.7% 遠野市, 1.7% 唐丹, 0.3% 平田, 6.3% 栗橋, 0.3% 市内, 甲子, 12.8% 釜石, 38.7% 盛岡市, 2.6% 遠野市, 1.3% 釜石, 42.3% 平田, 5.1% 鵜住居, 2.6% 市外, 8.2% 鵜住居, 6.0% 大槌町, 5.1% その他, 2.6% 市外, 11.5% 甲子, 10.3% 市内, 88.5% 91.8% 小佐野, 12.0% 小佐野, 21.8% 中妻, 15.4% 中妻, 6.4% <参考値>公立小学校5年生児童がいる世帯の地元購買率(釜石市) 平成20年 平成15年 平成10年 78.7% 79.2% 82.6% 出典:岩手県広域消費購買動向調査 -1- ■質問:買物をする際に一番よく行く場所への主な交通手段は何ですか ・家族の送迎も含め「自家用車」は約7割、徒歩・自転車は約2割 家族の 原付・ 自家用車 徒 歩 路線バス 自転車 タクシー その他 送 迎 バイク 69.2% 16.8% 4.2% 3.9% 3.6% 0.8% 0.8% 0.6% ■質問:買物をする際に一番よく行く場所では、主に何を購入しますか ・買物へ行く目的は、4人中3人が「食料品の購入」 食料品 日用品 衣料品 飲食店で食事 その他 75.9% 12.8% 5.2% 2.7% 3.4% ■質問:あなたが買物をする場所を選ぶ上で重視することは何ですか(複数回答) ・買物場所の選択は「車で行きやすい」 、 「家から近い」 、 「一度で買い物が済む」の順 車で便利 家から近い 一度で済む 品揃え 低価格 品質・鮮度 なじみ・行きつけ 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 ■質問:「イオンタウン釜石」へ行く頻度を教えてください ・イオンタウン釜石の利用は「月に2・3回」、「月に1回」、「週に1回」の順 週に 月に 3か月に 毎 日 週に1回 月に1回 その他 2~3回 2~3回 1 回 1.3% 15.0% 15.6% 28.7% 23.8% 9.8% 5.9% ■質問: 「イオンタウン釜石」のオープンにより、他の市や町へ買物に出かける回数 は変化しましたか ・イオンタウン釜石のオープンで3人に1人は市外への買物頻度が減少 減った 変わらない 増えた 33.3% 66.0% 0.7% ■質問:買物で不便だと思うこと、あれば良いと思うサービスは何ですか(自由記述) ・釜石は店員の態度、応対、サービスの質が悪い ・高齢者など外出困難者向けのサービス(宅配、移動販売など)を充実してほしい ・バスの本数が少なく、買物時間が限られるので買物専用バスがほしい ・価格が高いので、市外でまとめ買いやガソリンの給油を済ませてしまう ・釜石の特色ある地場産品を売りにした観光施設や産直販売所がほしい など -2-
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