東日本大震災被災地における自殺予防研究事業 実施要項 (目的) 東日本大震災の被災者支援・復興支援には、社会的取組と精神保健の連携等の自殺対策の 枠組みが有効である可能性があることから、それを事例的、定点観測的に行い、検証・発 信していく。 (方法) 岩手県盛岡市、釜石市・大槌町、宮城県仙台市、気仙沼市等を訪問し、行政機関、民間団 体等と定期的な情報交換、意見交換を行う。また、関係各機関のニーズに応じて、自殺予 防に係る調査、シンポジウム、自殺予防研修等の開催、およびその評価のための取り組み を実施または支援する。 (情報収集・分析結果の公表について) 収集した情報について、まず当該被災地の地域精神保健に役立つよう、分析・報告してい く。並行して、自殺予防の視点から評価し、他の被災地に役立つ取り組み等について、学 会発表や学術雑誌への投稿を通して、情報発信していく。 (情報の取り扱いについて) 被災者の心情、被災地の状況を配慮して事業を進める。自殺予防総合対策センターが主体 となって調査等を実施する場合には、倫理委員会の承認を経てこれを行う。
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