PT Pupuk Indonesia(以下、「ププク」という)との発電用燃料としての

各 位
平成 27 年2月 16 日
会 社 名
株 式 会 社 SOL Holdings
代 表 者
代表取締役
宮嶋
淳
(JASDAQ・コード 6636)
問合せ先
電
話
取締役管理部長
中原
麗
03-3449-3939
PT Pupuk Indonesia(以下、
「ププク」という)との発電用燃料としての
スーパーソルガム採用に向けた MOU 締結に関するお知らせ
記
インドネシア共和国(以下、
「インドネシア」という)の国営企業であるププクは、1959
年に設立され、ジャワ、スマトラ、カリマンタンに 14 の尿素製造工場と 13 のアンモニア
製造工場を持っており、2013 年の売上高は約 5,600 億円、税引き後利益は約 350 億円と東
南アジア最大の肥料製造会社です。政府支持のもと農業への投資も活発に行っており、カ
リマンタンに 1 万5千 ha の土地を保有し、米やトウモロコシ、バイオマス燃料用植物など
の栽培を行っております。
アンモニア製造をはじめとする肥料製造には、多量のエネルギーが必要なため、現在プ
プクは年間 200 万トン以上の石炭を消費し、自家発電及び熱供給により自社工場の肥料製
造に充てるエネルギーを賄っております。
インドネシアの 2013 年の石炭の生産量は年間約4億2100 万トン、そのうち国内消費は
約 7,200 万トン、輸出量は約 3 億 4900 万トンとなっており、世界有数の石炭輸出国であり
ます。主に中国・インドからの需要が拡大し、今後も輸出量の増加が見込まれる一方、イ
ンドネシア国内の人口増加、経済発展に伴う電力需要の増加に対応すべく、国営電力会社
(Perusahaan Listrik Negara Persoro:PLN)は、石炭を原料とした火力発電事業を推進
しております。このように、インドネシア国内では、世界有数の石炭生産量を有するもの
の、輸出量の増加に伴う国内消費用石炭の逼迫による価格の高騰及び低品質化(低熱量)
などが問題となっております。
このような背景から、ププクは、石炭ガス化発電などによるエネルギー製造の効率化や
バイオマスによる発電など自社工場の製品原価の低減や地球温暖化対策に取り組んでおり
ます。
この度、当社完全子会社である SOL ASIA HOLDINGS PTE, LTD(以下、「SOL ASIA」という)
とププクは、ププクが行っている自家発電の原料の一部をスーパーソルガムから製造した
バイオマス原料(ペレットなど)へ置き換ることを前提に、カリマンタン(クタパン)で
スーパーソルガムの栽培を開始し、栽培コストの検証、燃焼試験などを行うことを目的と
した MOU を締結いたしました。
SOL ASIA 及びププクは本 MOU による栽培コストの検証や燃焼実験の結果を経て、ププク
が保有するカリマンタンの広大な土地を利用し、同社工場にて使用する自家発電用燃料を
スーパーソルガムから製造するための事業を共同で進めていくことを目標としております。
当社といたしましても、スーパーソルガムから製造する発電用燃料は、その高収量から
石炭に比べ安価に販売できる上採算性が見込めること、またププクが消費する年間 200 万
トン以上の石炭の一部を置き換えるだけでも大規模な事業となることから、本 MOU を締結
し SOL ASIA とププクとの共同事業を推進することといたしました。
以
上