平成24年1 月日 - 株式会社SOL Holdings

各
位
平成 27 年3月9日
会 社 名
株式会社 SOL Holdings
代 表 者
代表取締役 宮嶋 淳
(JASDAQ・コード 6636)
問合せ先
取締役管理部長 中原 麗
電
話
03-3449-3939
エネルギー資源開発株式会社とのバイオマス燃料スーパーソルガム
ペレットの年間供給目標値に関する覚書締結のお知らせ
当社SOL Holdings の100%連結子会社のSOL ASIA HOLDINGS PTE.LTD(以下、「SOL ASIA」とい
う。本社:シンガポール)は、エネルギー資源開発株式会社(以下、「エネルギー資源開発」という。本
社:東京都千代田区、代表取締役:家長 将典、取締役会長:石川嘉延/前静岡県知事)との間で、スーパー
ソルガムペレット〈※1〉(電力固定価格買取制度の申請名:ソルガム 茎 ペレット)の年間供給目標値に
関する覚書を締結いたしましたのでお知らせいたします。
1.年間供給目標値に関する覚書締結の経緯・理由
株式会社SOL Holdingsは、平成 26年 9月 22日付けでエネルギー資源開発との間でバイオマス燃料の取
引に関する基本合意書を締結し、スーパーソルガム ペレットの製品開発を行ってまいりました。
エネルギー資源開発は上記基本合意を踏まえ、平成 26年 10月 6日東京外国人特派員協会において、福岡
県北九州市に国内最大となるバイオマス燃料の集配備蓄基地を建設し運用する事業の構想を発表しました。
本事業は同市が所有する国内有数の充実した港湾インフラを活用し、同市の広大な産業用地において展開さ
れるものです。本事業は同市が目指す低炭素社会と循環型社会の構築にも合致し、さらには地域経済の振興
と雇用創出にも多大な貢献を果たします。エネルギー資源開発は、平成29年度に本集配備蓄基地の運用を開
始いたします。〈※2〉
エネルギー資源開発が建設するバイオマス燃料の集配備蓄基地は、バイオマス燃料貯蔵施設としては国内
最大規模となり、年間最大取扱量として 200万トンを計画。SOL ASIAは、スーパーソルガム ペレットを上
述のバイオマス燃料貯蔵施設に供給してまいります。
スーパーソルガム ペレットは、電力固定価格買取制度対象のバイオマス火力発電所だけでなくCO2 削減
の為に、石炭火力発電所へ供給することも可能です。国内最大の本集配備蓄基地からの燃料供給により、安
定した電力供給が可能となります。
また、平成 26年 11月 27日北九州市役所において、エネルギー資源開発代表取締役家長将典氏は、同市の
北橋健治市長及び同市港湾空港局長と共同記者会見を行いました。〈※3〉 この中で北橋市長は、エネルギ
ー資源開発が同市若松区響灘地区において国内最大となるバイオマス燃料集配備蓄基地を建設する計画につ
いて、北九州市として全力でバックアップしていくとの見解を示しました。
2. 年間供給目標値に関する覚書締結の内容
スーパーソルガム ペレットの平成 27 年度末から平成 29 年度以降における供給量は、各時期において以下
の量を目標とし、実現に向けて相互協力する取り決めになっております。
平成 27年度末
平成 28年度末
平成 29年度以降
年 間 供 給 量
年 間 供 給 量
年間最大供給量
300,000ton(目標値)
500,000ton(目標値)
2,000,000ton(目標値)
※1
スーパーソルガムペレットとは
バイオマス・ペレット(注)に最適なスーパーソルガムの品種を栽培・収穫し、粉砕、圧縮、成型した固
形燃料です。接着剤等は一切使用していないバイオマス度 100%の固形状です。
バイオマス・ペレットは当初、家庭用のストーブや小型のボイラで燃やされる目的が一般的でしたが、近年
ではバイオマス発電のための発電所などで大量に使われるようになり、ペレットの消費量は世界的 なスケー
ルで急速に増加しています。
スーパーソルガム ペレットは、従来の発電向けバイオマスである、PKS(パーム椰子殻)や間伐材
など副産物から生産するバイオマスペレットに比べ、主産物として生産するため安定的な供給が行え ます。
電力固定価格買取制度においても、バイオマス発電で得られる電気は 24 時間 365 日を通じて発電が可能
となり、太陽光発電や風力発電に比べて安定的かつ計画的に電力供給が可能な発電方式であることから、急
速に注目を浴びています。
(注)主に農業からの副産物(稲わらなど)のバイオマスを圧縮成形した小粒の固形燃料
※2
北九州市に建設するバイオマス燃料の集配備蓄基地は、平成29年度に運用を開始する計画です。平成27年
度、平成28年度に供給するスーパーソルガム ペレットに関しては、エネルギー資源開発が国内のストック
ヤードを活用し、バイオマス火力発電所及び石炭火力発電所に向けて販売する予定です。
※3
バイオマス燃料集配基地化プロジェクトについて
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000184292.pdf
<スーパーソルガム ペレットの特徴>
・短期間で栽培・収穫が可能なので安定的に継続供給が可能
・環境にやさしいクリーンなエネルギー
・水分の割合(含水率)が低く着火性に優れ、取り扱いが容易
・他のバイオマス燃料に比べて発熱量が大きい
・品質が安定していて燃焼効率がいい
・加熱処理されている為、カビなどが生える心配がない
・大きさが均一でそろっている
・一定の硬さがあり、形くずれしにくい
・小型の顆粒状なので軽く、取り扱いに手間がかからない
・搬送・保管に便利で、長期間の貯蔵も可能
<エネルギー資源開発 会社概要>
会 社 名:エネルギー資源開発株式会社
所 在 地:〒101-0041 東京都千代田区神田須田町 2‐2‐7 トーハン須田町ビル 11 階
取 締 役 会 長:石川 嘉延 (前静岡県知事)
代 表 取 締 役:家長 将典
主な事業内容:バイオマス燃料供給事業、火力発電所のコンサルティング事業
U
R
L: http://www.ene-ins.com/
<エネルギー資源開発|バイオマス燃料の集配及び貯蔵基地の計画概要>
基 地 所 在 地:北九州市若松区響灘地区 ひびきコンテナターミナル西側
基 地 内 容:バイオマス燃料の調達、供給及び管理運営
対 象 施 設:燃料貯蔵用集配基地 約 7ha
年間最大取扱量:約 200 万トン
燃 料 種 類:未利用木材、農作物残渣(SOL ASIA、他北米、東南アジアなどから輸入)等
事
業
費:約 30 億円
運 用 開 始:平成 29 年度
以
上