緊急雇用創出事業等(地域人づくり事業) 「自転車安全利用啓発事業」企画提案コンペ募集要項 1 趣旨 自転車と歩行者との交通事故が増加し、高額な損害賠償事例も発生している現状 を踏まえ、自転車の安全で適正な利用の促進に意欲のある求職者を雇い入れ、自転 車利用者等の交通ルールの遵守・マナーの向上及び自転車保険への加入を促進する 啓発・安全教育を実施し、啓発等を通じ、雇用された者の交通安全活動に関する知 識・技能の向上を図り、自転車の安全で適正な利用を促進する人材を育成するため、 「自転車安全利用啓発事業」を実施することとし、その業務を委託する民間企業、 NPO法人等を選定するため企画提案コンペを実施する。 2 募集する企画提案の内容 (1) 自転車交通安全啓発・教育手法の提案 県では、自転車利用者等の交通ルールの遵守・マナーの向上及び自転車保険へ の加入促進等を内容とする条例の制定を進めているが、今回の企画提案は、制定 後、県下全域に条例を周知し、交通安全啓発・教育などを行うための手法であっ て、以下3点を満たす提案であること。 ① 新規に雇用された者が従事することにより、その者の自転車の交通安全活動に 関する知識・技能の向上が図られる啓発・教育手法であること。 ② 条例案骨子に沿った、学校、自転車販売店、レンタサイクル店、企業等への啓 発・教育手法であること。 ③ 県・市町等関係機関・団体と連携するとともに、啓発・教育資材を作成、交付 するなどした効果的・継続的な啓発・教育手法であること。 (2) 新規に雇用された者への教養手法の提案 (1)の安全啓発・教育手法の実施に必要な、また、さらに交通安全活動に関する 知識・技能の向上が図られる効果的・効率的な新規に雇用された者に対する教養 手法についての提案であること。 参考事項 ・条例施行日:平成 27 年 4 月 1 日(予定) 但し、保険の加入に関する規定は、平成 27 年 10 月 1 日(予定) ・県内学校数:約1,700校(小・中・高等学校、大学等) ・県内自転車販売店数:約1,200店 ・県内レンタサイクル店:約50店 3 事業費 委託事業費の上限は40,312千円(消費税含む)とする。 4 事業期間 原則として、契約の日(平成27年3月中)から1年間とする。 5 委託事業の要件 (1) 平成27年 3 月 31 日までに失業者を新規に10名雇用し、自転車交通安全啓 発・教育と新規に雇用された者への教養の両方を実施すること。 (2) 事業費に占める新規雇用する失業者に向けられる人件費の割合が5割以上であ ること。 6 対象となる経費 (1) 新規に雇用される者の人件費 ① 賃金(月15万円を基本とする) ② 通勤交通費 ③ 社会保険料(健康保険料、年金保険料、雇用保険料、労災保険料等) (2) 人件費以外に想定される対象経費 ① 研修費 ② 活動旅費 ③ 啓発資材作成費 ④ 消耗品費 ⑤ 使用料及び賃借料(設備、備品については、原則リースまたはレンタルとする) ⑥ 通信・運搬費 ⑦ その他事業を実施するにあたり必要と認められる経費 (3) 上記(1)、(2)の経費にかかる消費税及び地方消費税 (4)対象外経費 飲食費、交際費、事業受託者の経常的な運営費かかる経費、その他事業との関 連性が認められない経費 (5) その他 本事業の委託対象経費については、その他の国や県、市町、その他団体におけ る助成(補助)事業、委託事業の対象経費と重複しないこと。 7 新規雇用の要件 (1) 募集方法 新規雇用する予定の労働者の募集にあたっては、必ず公共職業安定所への求人 申込みを行う(求人票(控)の写しを県に提出)こと。併せて、文書による募集、 直接募集等において募集の公開を図ること。 (2) 雇用期間 新規雇用する失業者は、平成27年3月31日までに雇い入れ、雇用期間は1 年以内とする。 (3) 失業者の確認 労働者を新規雇用する際に、本人に失業者であるか否かの確認を行う(履歴書、 雇用保険受給資格者証等)こと。なお、失業者には、未就職卒業者も含まれる。 8 事業委託の対象者 民間企業(個人事業主を含む)、NPO法人、その他の法人又は法人以外の団体 等であって委託事業を適切に遂行するに足る能力を有し、以下にかかげる事項を全 て満たすこと。 ① これまでに自転車交通安全活動の実績があり、ノウハウ等の蓄積があること。 ② 県全域で自転車交通安全啓発・教育活動を実施できる体制が整えられること。 ③ 県、市町等関係機関・団体との連携がとれること。 ④ 県の入札参加資格制限基準(地方自治法施行令第167条の4(一般競争入札 の参加者の資格)の規定にもとづく)による資格制限を受けていないこと。 ⑤ 県の指名停止基準に基づく指名停止を受けていないこと。 ⑥ 会社更生法(平成14年法律第154号)に基づく更生手続開始の申立て、民 事再生法(平成11年法律第154号)に基づく再生手続開始の申立てがなされ ていないこと。 ⑦ 宗教活動や政治活動を主たる目的とする者でないこと。 ⑧ 暴力団又は暴力団もしくは暴力団員の統制の下にある者でないこと。 ⑨ 県税、消費税及び地方消費税を滞納していないこと。 ※「委託事業を適切に遂行するに足る能力」とは、個々に判断することになるが、 少なくとも以下の要件を満たしていること。 ・委託契約前から常時雇用者がいること。 ・総勘定元帳及び現金出納簿等の会計関係帳簿類並びに出勤簿、賃金台帳等の 労働関係帳簿類を整備していること。 ・健康保険、年金保険、雇用保険、労災保険等について、法令の規定に基づき 適正に手続きがなされていること。 ・その他、事業の実施にあたり、県との打ち合わせ等に適切に対応できること。 9 応募手続き (1) 募集期間 平成27年2月12日(木)~平成27年2月25日(水)17時まで(必着) (2) 提出先 〒650-8567 神戸市中央区下山手通5丁目10番1号 兵庫県企画県民部地域安全課交通安全室交通安全対策班 (3) 提出方法 直接持参又は郵送により提出することとし、FAX や電子メールでの提出は不可。 直接持参の場合の受付時間は、土日、祝日を除く平日の9時から17時。 10 提出書類 (1) 提出書類及び部数 ① 企画提案応募申請書及び提案者概要(様式1及び付表)・・・2部 ② 企画提案書(様式2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・2部 ③ 雇用計画書(様式3)・・・・・・・・・・・・・・・・・・2部 ④ 経費積算見積書(様式4)・・・・・・・・・・・・・・・・2部 ⑤ その他提案内容を説明する書類(任意様式)・・・・・・・・2部 ⑥ 誓約書(様式5)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2部 ⑦ 添付書類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1部 ア 定款及び寄付行為(法人格を有していない場合は、規約等これに類する書類) イ 登記簿謄本(法人格を有していない場合は、名称、所在地、設立年月日、代 表者の氏名及び住所、目的、資産の総額を記載した書類)(提出の日において 発行から3ヶ月以内のもの) ウ 県税(全税目)、消費税及び地方消費税に滞納がないことを証する書類(提出 の日において発行から3ヶ月以内のもの) エ 会社概要等、応募者の概要がわかる書類 オ 申請日が属する会計年度の前年度の決算書類(事業報告書、貸借対照表及び損 益計算書等) カ その他、県から個別に提出を求められた書類 (2) 提出書類の著作権の帰属 提出された書類の著作権は、応募者に帰属する。 (3) 提出書類の取り扱い 提出された書類は審査のためのみに使用し、応募者には返却しない。また、内 容について公表の必要がある場合は、応募者の了解を得たうえで、全部又は一部 を公表することがある。 (4) 提案にかかる費用負担 書類作成等、企画提案にかかる一切の費用は、応募者の負担とする。 11 受託事業者の選定 (1) 審査方法 審査会において、提出書類をもとに内容を審査し、その結果に基づき当選者を 1者選定する。(ヒアリングを実施する場合には、別途通知する。) (2) 審査基準 事業の遂行能力、事業趣旨等への適合性、事業内容の具体性・実現性・効率性、 事業効果(人材育成効果)等 (3) 審査結果の連絡 選定結果は、採否を問わず、3月初旬に応募者に対して文書により通知する。 (4) その他 対象事業の選定は、円滑な事業実施のため、平成 27 年度当初予算の成立に先だ ち行うものであり、予算の成立を前提とし、予算が成立しない場合は事業の実施 を見送る。 12 委託契約の締結 (1) 県と当選者で協議を行い、仕様書を定め、予算の範囲内で委託契約を締結する。 (2) 委託契約の締結にあたっては、緊急雇用創出事業等実施要領、兵庫県財務規則、 その他諸規定に従うものとする。 13 契約の変更、解除 (1) 契約内容どおりの事業執行が認められない場合は、原因の報告と以後の事業実 施計画の提出を求めるとともに、事業内容・委託金額を変更する場合がある。 (2) 委託契約に記載の条項に違反があったときは、契約の一部又は全部を解除し、 委託料の支払いをしないもしくは支払った委託料の一部又は全額の返還が必要と なる場合がある。 (3) 契約を解除した場合は、損害賠償又は違約金を求める場合がある。 14 事業報告等 (1) 委託事業終了後は、人件費及び事業費、新規雇用した失業者数、新規雇用した 失業者の募集方法や雇用期間の事項を内容に含む実績報告書を県に提出する。 (2) 新規雇用した失業者の人件費の全事業費に占める割合が5割を下回った場合は、 原則として、事業費を減額する。 (3) 事業の進捗状況や新規雇用した失業者の就労状況等については、上記以外にも 随時報告を求める場合がある。 15 委託料の支払い (1) 委託料は、事業終了後に提出される実績報告書に基づき、県が検査を行い、契 約書に定められた内容に適合していることなどを確認したうえで支払う。 (2) 上記に関わらず、事業の遂行上必要な場合は前金払いができるものとし、その 金額、支払時期は県において決定する。 なお、実際に事業に要した経費が前金払いをした金額を下回った場合は、既支 払額との差額について、返還を求める。 16 事業執行にかかる留意事項 (1) 事業実施にあたっては、本事業の経理を明確にするため、事業受託者が実施し ている他事業の経理と明確に区分して会計処理を行い、会計関係帳簿類を作成する こと。また、新規雇用した者の労働関係帳簿類を作成すること。 (2) 事業受託者は、実績報告書の記載内容が確認できる書類(会計関係帳簿類、労 働関係帳簿類(採用関係含む)、通帳並びに業務日誌等)を事業終了後5年間保存 すること。 (3) 本事業については、事業終了後も含めて、兵庫県監査委員や会計検査院の検査対 象となる場合があるため、その場合には、事業受託者は検査に協力すること。 (4) 事業の受託により得られた情報は、事業終了後においても守秘義務があること。 17 問い合わせ先 〒650-8567 神戸市中央区下山手通5丁目10番1号 兵庫県企画県民部地域安全課交通安全室交通安全対策班 担当:藤本 TEL:078-362-9071 FAX:078-362-4465 e-mail:[email protected]
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