パレ スペ ラ海 盆か ら採取さ れたタービ ダイト の物 性と 帯磁率 異方性によ る古 流向解析 川村 喜一 郎*l 池 原 研 ’2 金 松 敏 也*3 藤 岡 換 太 郎 ゛3 松 岡 裕 美’4 本 研 究 で は KRgs・01 航 海 に よ っ て パ レ ス ベラ 潟 盆 か ら 採 取 さ れ た タ ー ビ ダ イ ト の古 流向 を .帯 磁 串 異方■ft(AMS) とal 磁 気 測 定 を 用 い て胴 折 し た. コ アは1 旭 の タ ー ビ ダ イト から な り.1 枚 の タ ー ビ ダ イ トは 平 行 莱 理 部 と脱 木 部 か らな り .そ れら の ター ピ ダ イ ト 問 に は 遠 洋 性 粘 土 翩 があ る. 石 灰 賀 ナ ノ プ ラ ン ク ト ン 化 石や 火 山 ガ ラ ス が多 く 合 有 さ れる こ とか ら. タ ービ ダ イト の 供 給 源と し て 七 鳥・ 靦 飼 鳥海 嶺 が 猫 定 さ れ た . 今日 . そ の 予 測 を 立置 する た め に 古 流 向 解 析 を 行 っ た .測 定 の結 果 .北 東 か ら 爾 西 へ の 旋 れ( タ イプx ) と 北 西 から 南 東 へ の流 れ (タ イ プ2 ) の2 方向 の 古 流向 が 見ら れ た .i 底 地 形 を 見る と ,試 料採 収 地点l 近に は ,陶 北 性の 凹liが 存 在 し て お り .タ ー ビ ダ イ トは そ の 凹 地 を 酒 っ て き た と 考 えら11 る . 凹 地 の 北 延 長 上 の 七烏 一 統黄 島 海嶺 が ,タ ービ ダ イト の 供給 源 で あ る. ま た . 本研 究 では . 堆 積 物 の 物 性 の 測 定 か ら . 堆 積 物 の 圧 密 と 船 上 で の 押 し 出 し に 倖 う二 次 的 変 彫に つ い て 墸a し た . キ ー ワ ード : 古 流 向 解 折 . タ ービ ダ イ ト . パ レ ス ペ ラ 海 盆 , 帯 磁 率 異 方 性 . 物 性 Paleocurrent Analysis by Anisotropy of Magnetic Susceptibilityand Physical Properties of Turbidites Collected from Parece Vela Basin KiichiroKAWAMURA Wc viaivzM *s Ken IKEHARA *6 Toshiya KANAMATSU Kantaro FUJIOKA * ' Hiromi MATSUOKA ・? *8 (he c^lcocurtcnt directions of lurbiditcscolluded from Paic<t Vela Ba$m surfaec sediment. 1 he wrbidites consist c^parallel laminated calcareous nannopiflnttons and volcanic§lassci are abandon! in sediments, lite source of materials i$ inferred as SiliI0 ≫l02inia Ridge T-.o paleocortex clireckons <>tic inferred from the anisoiropy cf magnetic suscopHbilily (AMSl Ow ttypc I) shwed ihc currcms from nonheast 10 southwest and ≪hc other icypc 2> from north≪≪t to somber BecauscNG ≪SW dep'ession is found near (honoring site,the turBiditcs were transported through the depression The $itito ≫to*ima Ridge on tJicNE e\≪ension ofihe depression is pari and dcwatcrmg from the measurement Key worth: part, pelagic clay intercalated among (hem Because ofihe physical propcrticsofthc svdinicni. Pakocurrcfu dircdion analyst. rorbidi≪c, fcu≪ c Vela Biksin.Aniso≫<ipyofm4 ≪iiciic5u ≪ cptibiiiiy.Physical properties * l 質 岐 大 学 地 球 科 学 磚究 科g 現ll: 財団 法 人 深田 塘 調研 究 所) ・ 2 地賢躙齏 所海洋地 貿郎 ●3 海洋科学 技術セン ター *jl 高 知 大 学 理学 部 ・ 5 Univc1511ycfT511kllbMPMsanl:Flkadl(Jcllcei 口│IIlslilule) ・ 6 Gc11eSical Sarvvy oりapan 1 7 JAMSTI ・' *8 kocih University 覃 J A MSTEC J.C)・ep S●e Res..15(19!・ ) 1. る 可能性 があ る. こ れらのこと から. 試料 の埋 没源庚 は じ め に 海 底 で は 底 層 流 や 乱 泥 流 な ど に よ っ て , 物 質 が 移 動 ・堆 積 を す る . 堆 稽 勧 の 供 給 滅 を 知 る こ と で , 誨 底 で の 勧 質 の 移 動 糧 路 が わ か り , 堆 積 盆 地 の 埋 穡 過 覆 を 理 に 伴う問 隙比な ど の変化について 考察し, 試 料の圧密 のl 度や 押し 出し による二次的な 変 形につ いて 議論し た. 解 で き る . 堆 租 盆│ 皀 の 堽 種 過 程 は , 過 去 の 地 球 の 変 動 を 跳 み 取 る カ ギ であ り ,特 に イ ベ ン ト 堆 積 物 で あ る タ ー ビ ダ イト は , 遇 去 の 構 憂 運 動 の 履 歴 を 知 る 上 で 皿 要 で あ る . 陸 上 の 露 頭 で は , 各種 の 堆 積 棡 追 ・粒 子 配 列 の 定 向 性 な ど か ら 粒 子 を 輸 送 し た 流 れ の 力 向 が 推 定 さ れ て い る が , 深 海底 の 現 世堆 翻 物 試 料 で は , 定 方 位 で の試 料 採 取 は 困迴 であ り ,陸 上 の 方 法 を そ の ま ま 用 い る こ と は で き な い . 海 底 堆 積 物 中 に 方 位 づ け を す る 方 法 とし て は . 堆 積 物 巾 の 残 留 磁 気 記 録 を 用 い で 磁 2. 試料 の概要 2.1 採取地点 試料はl 勞8 年1月6日∼27 日に 深海 探査船r かいれ い」 によ る単 独航海KR98,0 1によっ て採取さ れた P1 で ある.こ の試料はパレ スベラ海 盆中 央部の北緯20. 49.58'.東経139.22.64',水 深4964.1m のパレ スペラ海 盆中 央部の 北東 一南酉に のび る凹 地中 の小海盆から採 取さ れた( 図1). 北” を 知 る 方 法 や , 潜 水 調 査 船 を 用 い て 定 方 位 試 科 を 探 取 す る 方 法 な ど が 考 え ら れ る ( Tarling ald Hrouda, 1993 、 池 原 ,卜999 ). 一 方 . 古 流 向 解 析 で は , 睦 上 で の 斜 交 成 層 な ど の堆 積 桶 造 を 翔 い る 場 合 が 多 い が , た か だ か 数 ∼ 数10cm の 径 の コ ア試 料 で は . 構 造 の 三 次 元 的 彫 態 を 正し く 知 る こ と が 困 難 な 場 合 も 少 な く ない . こ のよ うな 少・ の 試 料 の 供給 源 を 探 る 方 法 と し て , 近 年 帯 磁 率 異 方 性 {1・is・liopy 01 magnetic susceptibility, AM S} を 用 い た 古 流 向 解 析 が あ る . こ れ は , 堆 欄 物 中 の 磁 性 鉱 勧 の粒 子 配 列 ( イ ン プ リ ケ ー シ ョ ン) か ら . 古 流 向 を 求 め よ う と す る も の で あ る (Tlr l ingand Hfeuda,1993, Tai la,1989. 10cmJ 以 下(2 横 )││, 1998 ). こ の 方 法 は , cm 強 の 立 方 体 } の 試 料 で 覇 定 が で き る の で , 海 底 コ アな ど で は特 に 有 効 な 手 法 と し て 期 待 さ 2.2 試料の特微 試 料は 長さJ7.38 mで, 火山灰 を多l に含有した 6枚 のタ ービダイト 屬とそ の間に挟 在する 褐色の遠洋性 粘 土からな る( 池原ほか ,1999) .l 枚 のタービ ダイト 鯔 は. 平行 葉埋部と脱水 部からな る. 平行葉理部はタ ー ビダイト 屑 の基底部に 見ら れ. 黒 色∼ 灰色の砂∼ シル ト 鰄 からな る. 脱水 郎は 主に 褐 色のシルト 屆からな り. 脱 水構造 が免達する. 平行 莱理 部と 脱 水部は石灰賢 ナ ノプ ラン クト ン化石 の保存 が良 く.遠 洋性慾土 部では 保存が良くな い.また, 各タ ービダイト から採取さ れ た 石灰 賀ナノプ ラン クト ン化 石によって 堆積勧 の年代 が決定さ れ.堆積物は46 万年以 降に堆積した も のであ ると さ れた. れ て い る . 本 研 究 で は AM S 測 定 を 斤 う こ と に よ っ て タ ー ビ ダ イ ト の 古 流向 を 解 新 し , そ の 供 給 源 を 考 察 し た . 試 料 は パ レ ス ベ ラ 海 盆 か ら採 取 さ れ た タ ー ビ ダ イ ト で あ り . こ の タ ー ビ ダ イ ト の 供 給 源 は 池 原 ほ か (1999 ) に よ っ 3. 方 法 3.1 物 性 各タ ービダイト内 の物 性 変 化を 知るた めに,粒 度繼 成. 湿潤・乾燥密度,閥 隙 率及び 間隙比を測定した. て 七島 一硫 黄 島 海 嶺 であ る と 予 想 さ れ た . 今 回 . そ の 予 測 を 立 証 す る た め に . タ ー ビ ダ イ ト の 古 流│;・│解 析 を 行 っ た. 3.1.1 独 度 組 成 粒 度 組 成 は レ ー ザ ー回 折 式 粒 度 分 析 器 C】 LASI{}64を さ らに . 本 研 究 で は タ ー ビ ダ イ ト の 物 性 を 測 定 し た . 瑁 い た. こ の 装 置 は け ん 濁 液 に レ ー ザ ー 光 を 照 射 し . 物 性 は , 堆 積 勧 の粒 度 組 成 . 粒 子 組 成 や 圧 密 作 用 に 影 レ ー ザ ー 光 の 分 倣 や回 折 の 度 合 い か ら 軽 度 組 成 を 分 析 響 す る こ と が 知 ら ね ( Benlel l,1976. す る 装 置で あ る . 献 科 は 下 記 の│司 瞭 比 な ど の 躪│定 後 の 池 原 ,1989 ). 特 に 遠 洋 性 粘t な ど の繃 粒 堆 積 物 は . 圧 密 に よ っ て そ の 乾 燥 さ せ た も の の 一 部 を 用 い , 熱 湯 と 超 音 波 で 十分 に マ イ クロ フ ァブ リ ッ ク が . 塊 没 深 度 数 m で急 激 に 変 化 分 鐓させた. す る こ と が K・ar nlraela 】.(1999 ) な どに よ っ て 報 告 され てお り , 圧 密 と 粘 土 鉱 物 な ど の 堆 積 物 粒 子 の 再 配 列 は 密 接 に 関 係 し て い る . 堆 積 物 中 の 磁 性 鉱 物 粒 子も 圧 密 に よ っ て 配 列 が 変 化 し. AMS や 残 留 磁 気 な ど の 磁 1ヒ 特 性 の . 特 に 伏 角 に 影 響 が あ る と さ れ て い る ( Af lson aid Levi,1990, Ab・lc 】dayam ・ 山 崎.1999 Dcar lcfl■d Kodima, 1990 ).・ , 力 . 今 回 の 試 科 は 船 ヒに 3.1.2 湿潤・乾燥密度, 關 隙寧と 間隙比 S 潤・乾燥密度. MM 及び 間瞭比は,賦 科のS 潤 嗔僚と 乾燥 重咀から計算で 求めた. 試料は舶t でプ ラ スチ ック製の容1 7C Cの キューブ{ 夏原 枝研 製} を 垂 直に 連統に押し込 んで 採取し ( コアの 半割 面の中 央部 の堆積櫛造が 乱さ れていな い 部分に押し込 んだ ) .密閉 引 きll げ ら れ . l m 長 に 切 断 さ れ た 峻 に . パ イ プ か ら 直 し て 貼ち帰った.こ の連続す るキューブ試 料の内. ‥ 腟 に 汨│圧 式 押 し 出 し 輟 に よ っ て 押 し 出 さ れ た コ ア で あ つお きのものを 漫│ 定に 使用し た. 試料の 処理 方法やjt 算力 法は.池原(1989) にほぽ 準じ た. すな わ ち. 試 る { 池 原 ,1999 り1 }. こ の た め . 献 料 は 『 抑 し 出 し 』 に よ 次 的 に 脱 水 岐 び 変 彫 さ れ . 堆 積 当時 の イ ン プ リ ヶ・ ・シ ョ ン な ど の 初 乍 的 な 微 細││ 堆 禎 構 造 が 噛 さ オl で い 料 の入ったキ ュー・ ブ は 研究室で 湿潤 嗔乖を測定し た の ちに ふた をあけ, 乾燥 器に60 ℃で48 時 間放 置した. そ JAMSTEC J. D・ 叩Se ● Res,.IS0999 ) 図 1 試 糾 探 取 地 点 と 採 取 地 点 の 徴 地 形 . 地 形 図 は Kasup and Ohara (1997) Fig. 1 Location 及 びOkjl ・clal.(1998) を 使 用. of ihe coring site and (he detail h9・hymctry. SM(kdl 叩oSrlPhk 冫map( 白)isI 皈rOkinQclal,(199S)andbathy 皿elrimap( C)isl iom Kおu8a and Ohara (199ア) . の の ち , 乾燥 重 擅 及 び キ ュ ー ブ 自 体 の 鳳 毘を 測 定 し , 試 料 の 湿 欄 お よ び 乾 燥 璽 胝を 求 め た. な お , 試 料 の 堆 3.2 帯 磁 率 と 帝 磁串 興 方 性 帯 磁 率 と AMS の 測 定 は . 船 上で 採 取 さ れ た プ ラ ス 積 は 採 取 時 に キ ュ ー ブ 容 蚤の 7C Cよ り も 少な い 場 合 が チ ッ ク 製 の キュ ーブ を 用 い. AGICO あ る ので . キ ュ ー ブ 中 の 空 隙 を 測 定 し て 絹 正 し た. 以 KappaBfjd8e KL ¥一3Sを 用 い た. こ の 装 置は . 任 意 の 上 の 測 定 艫 よ り . 削 潤 一乾 燥 密 度. 間 隙 率 お よ び 間 隙 XYZ 軸で 帯 磁 率 を 測 定 し. 愚 大 帯 磁 乖 方向 (KIlaxl. 比 を 以 下の 式 か ら 算出 し た . 屬 少 帯 磁 率 方 向 (Kn l i l ) と 中 祠 帯 磁 率 方 向(Kim) 社 製帯磁率計 を 算 出 す る. 帯 磁 串 は 任 意 の Z 軸 方 向 を 測 定 し た 蘊で あ 湿 潤 密 度 がcm`: ρ 1=W wy V り . 帯 慰 牢 は 体 碩 当 た り の 帯 磁 率( g ) と し て 出 力 さ 乾 燥 密 度 恚メ cm`: p d= WsyV れ る. 帯 磁 申 は 通 常 , 疸 砥当 た り の 帯 磁 率( X) で 裏 間 陳 率 % :I= (( W w・Ws)yp w) ’ 1C } O yV わ さ れ る た め . 以 下の 式 を 用 い る . X=g/pd 間 隙 比: e=n/(100, n) ・ は 単 位 が な く . Z の 単位 はSI 単位 築で ●りkSで あ こ こ で . W w : 試 料 の 湿 詞 哦 譱 (g). Ws: 試 料 の 乾 燥 飛 砥 (g),V : 採 取 体 積 (cmり . p t: 湿 嗣 密 度 (S/ る(Moskowiiz. ま た. AMS 1995), は Kn・ a x.Kinl 及びKmin よ る 楕 円 体と し cmり . p d: 乾 燥 密 虞 【gyc ・ り . p w :I B】 隙水の密度 て 表 わ さ れ . 主に 多 磁 区 粒 子サイ ズ(お お よ そ10 μ m (gycm3) 哨l 隙 本 の 密 度 は Bc ・ineit(1976) 以 上 の 粒 子 サ イ ズ) の 磁 性 鉱 勧 の配 列 を 椎 定で き る に 従 い│。 咬4 gycmj と し た ),1: 間 隙 咽 ( % ).e: 間 隙 比 。 (Tarling and Hro・ da,1993 ) , こ の 大 き さ の膿 性 鉱 勧 を 含 有 す る タ ー ビ ダ イ ト は . 粒j °が 上流 方向 に 鯒 いて 堆 積 する こ と が 知 ら れ て い る {Ta i,a,1989}.AMSは 以・F の 75 JA M ST E C 』.D eep se● n 鹹..IS (191 ) パ ラメータで 表わさ れる(P は帯磁 率異方性 の程度を 表わし,Fは扁 平度 を表わし ,Lは 長楕円度を 表わす. また,qは堆積物 の二次変 形を評価するために用いら れ る. ) . 3,3 験 留 磁 賃 測 定 残 留 磁 気 測 定 は , 主に 単 磁区 粒 子 サ イ ズ (お お よ そ 0.1 μ m 以 下 ) の 磁 性 鉱 物 の 配 列 を 測 定 す る こ と がで き る (Bullcl,1992 ) .こ の 大 き さ の 磁 性 鉱 物 は 海 底 に 堆 積 後 , 地 磁 気 の 方 向 に 容 易に 回 転 す る と 考 え ら れて お り. 堆 破 直 後 の畠 北 を 保 存 して い る と さ れ て い る (Bullel , 1992 ). ピ スト ン コ ア な ど の 海 底 試 科 は , 定 方位 サ ン プ リ ング が 迦 し い た め , 残 留 磁 気 測 定 に よ っ て 方 位 づ け タ ー ビ ダ イ ト の 古 流向 は . 以 下に 記 述 す る よ う に 求 め た . ま ず , AM S のKmax とKrain を 行 っ た . 残 留 健 気 測 定は2G ヽEIlcilri s e社 製 超li 導 パ の 偏 角 方 向 {AM S の 僻 角 は 任 意 の X 軸 方 向 を0 ° と し , 時 計 日 り で360 ° で 求 め ら れ る } か ら , 後 述 する 残 留 磁 賀 測 定 で 求 め ら れ た 古 地 磁 気 の 偏 角 方 向 ( 古 地 磁 気 の 偏 角 も AM S の 偏 角 と 同 楳 の 方 式 で求 めら れ る ) を 遽 し 引 き す る , 次 に . ス ス ル ー 型 磁 力 計2GModc1760 を用いた. 試 料 は 船 上で 採 取 さ れ た キ ュ ー ブ 試 料 (AMS 測 定 用 と 同 じ ) を 用 い た. ま ず , 試 料 に XyZ 軸 を 散 定 し. 残 留 磁 気 測 定 を 行 っ た. 消 磁 には , 啖 陪 交 流fg 磁 に よ り 堆 積 勧 の 二 次 的 震 形 (生物 擾 乱 ,脱 水な どに よ る 二 次 80mT まで {50mT まで は 5mT 間 隔 で ,50 ∼SOx ・T は 1 0mT問 隔} 行 っ た. 得 ら れ た デ ー タは ベ クト ル 成 分 的な 乱 れ ) を 示 す デー タ を 選 択 排 除 す る た めに , 図 で 表 わ し . 古 地 磁 気 の 方 角を 決 定 し た. Tar l jngl・dHiouda (1993) に 準 じ て ,初 生 的 柵 追 を 残 す デ ー タ を 選 択 し た . す な わ ち.0.06 (q ≪0.67,Ks ax 伏 4. 角 >60,Kxlin 伏 角(30,F ) L の デ ー タ を 初 生的 捐 造 を 残 4.1 m す デ ー タ と し た . こ れ は .堆 積 勧 粒 子 が 堆 積 す る と き . 4.1.1 & 流 れ のな い 塢 で 水 平 に 沈 秡 す る こ と を 舳 提 と し て ,経 験 的 に 作 ら れ た 指 標 で あ る . 選 択 さ れ た Kmax とKm 杲 性 度組成 粒 度 組 成は . 試 料 中 の 砂 の 麗 飆 比で 表 わ し た. 試 料 in の 偏 角 と 伏 角 を ス テ レ オ 投 影 し. Krlax 方lal ( 磁 性 鉱 物 の 長 軸 方 向 ( 最 大 配 列 方 向 ) を 表 わ す ) とKmin 鞜 方向 (磁 性 鉱 物 の 短 軸 方 向 ( 最 少 配 列 方 向 ) を 表 わ す ) を 求 の 上位 か ら.161cm,572cm,818cm,1029cm と1619 cs に 砂 の 篤 量 比 の ピ ー ク が あ る (図2 ). こ れ ら の 屑 準 は . 池 原 (1999 ) で , 区 分 さ れ た タ ー ビ ダ イ ト のi ,n , I ,IViiと vii の 下 限 に そ れぞ れ 一 致 し て い る . ま た, め た . こ のよ うに し て . 壤 碵 物 粒 子 の イ ンプ リ ケー 各 タ ー ビ ダ イ ト の 垂 直 的 な 変 化 を 見 る と, タ ー ビ ダ イ シ ョ ン を 決 定 し ,Ta j l a (19891 ト I ,n , I ,Vi iで . 基 底 留 の 平 行 莱 哩 で 眇 の 重 葱 比 した, に 準 じ て 古 流向 を 推 定 が 商 く . 上 位 に 向 か っ て 連 続 的 に 愈 量 比 が 減 少 し. 全 体 と し て 級 化 硝11 を 示 し て い る . し か し . 他 のタ ー ピ 図 2 刈 没 深 度 に 俘 う 試 糾 の 眇 の 爪沮 比 。 湿 潤 爪 鰍及 び 間 隙 比 の 変 化 ijg 2 PmSilcs orlksal・d 。。n ull.wclbulk面nsilyandvoidralio 跖 JA M STEC J ,D劃pS 叩Res..15 (19S ) ダイ トでは , 前述 のような明 瞭な 緑 化構造は 認め られ や qは 値 の 高い 層甲 が 3屆 搴 見 ら れ. そ れ ら は そ れぞ な い. れ100 cm Cタ ー ビ ダイ ト I の中 央 部 ).・400∼ 5 00c a ( タ ー ビ ダ イ ト n の 中 央 部) 及び n 闃 ∼1400 4.1.2 湿 潤 一乾燥 密度,間 隙牢と 闘隙比 組潤 一乾燥 密 度. 問隙 率と 間瞭 比は埋 没深度とと も に,おお よそ 同じ 変化を 示して いる. 間隙比について 見ると, 161 cm, 572 cm, 818 cm と1619c −にピー クが あり,こ れ らは タービダイト | ,U , I とVii の 下限 に それぞ れ 一致 する(図2 ).しかし.皀 のタービ ダイ ト では.そ の下限 において,明 瞭な ピ ークは認めら れな い. 各タ ービダイ トの問 隙 比の垂 直的な 変化を 見ると, ター ビダイ ト| ,II, I とVii の 下隈で 最小 値を示し て cm (タ ー ビ ダ イ トVii 中 央 部 ) が最 高 誼で あ る. こ れ ら の 3届 申 は お お よ そ 脱 水 構 造 の見 ら れ る 屬 凖 と 一致 し て い る. ま た ,qは そ れ ら の 最 商 値 付近 の 畷 準で ,0.67 を 超 え て お り . 初 生 的 構 造 が 壊 さ れて い る く図3 ). 4.3 残 留 磁 気 測 定 図 4に 表 わ さ れ る よ う に 偏 角 や 伏 角 は , い ず れ の 試 料 も 交流 消 磁20mT ほ どで 安 定 す るこ と か ら , 残 留 磁 おり. 上位に向 かって 連続的 に 仙が増加してい ること が わかる. こ の変 化は. 粒 啖変化とお およそ対 応し て 気 踉』 定 は20 圖 i の 交 流 消 磁 の 結 果 を 示 す (図5 ).こ の いる. 讚│定 結 果 か ら 芻 ら れ た 伏 角 のデ ータ は , ば ら つ き があ 地 域 の 伏 角は . 計算 上で は お お よ そ 下向 き25 °で あ る. る も の の , お お よそ25 ’で あ る . タ ー ビ ダ イ トn. 4.2 帯 磁 串 は10・3 iv ii及 びvii に 伏 角 が下向 き45 °を 超 え る 層 凖 があ り. 帯 磁 覃 とAMS ( Z) の オ ー ダ ー で あ り ,帯 磁 率に 寄 与 し て い る 磁 性 鉱 物 は 主に マ グ ネ タ イ ト で あ る ( Tarli●gand Hloldl,1993 ). 帯 磁 率 は , お お よ そ 各 タ ー ビ ダ イ ト の 基 底 部 で 最 も 大 き く . 上 位 に 向 か う に し た タ ー ビ ダ イ ト 1. Ⅲ .v の 上 部付 近で 伏 角 がo ° ( 地 眉 に 水 平 )に な る 屆串 があ る . 磁 化強 度 は0.0001 ∼ 0.0 (xB く ・ A加 )で あ り. 理 没 深 度2eoc ●.600 − s50cm ,11叩 cm 及び1600cm 付 近で ピ ー ク が 見ら れ. 各タ ー ピ ダイ ト 眉 の 基 底 部 に 一 致 す る. ま た. 残 留 磁 が っ て 連 続 的 に 減 少 す る ( 図3 ). AM S の 各 パ ラ メ ー タ の 内 .P と F .L と q は そ れ ぞ れ 気 測 定 の 偏 角 は , 最 小 自 乗 法 を 用 いて デ ー タ の回 帰 直 同 様 の 傾 向 を 示 す . Pに つ い て 見 る と . 各 タ ー ビ ダ イ 線 の力 程 式 を 求 め た. そ の 方 程 式 か ら 導 き出 さ れる 値 ト の 基 底 部 で も っ と も帝 磁 牢 異 方 性 が 強 く (タ ー ビ ダ を . そ れぞ れ の 埋 没 深 度 の 残 留 磁 気 の 偏 角 と し た. イ ト | で9 % , I で7 %.Vii で5 % の 異 力 性 ), 上 方 に 向 か っ て 迫 統 的 に 異 方 性 の 割 合 が 減 少 す る . ま た ,同 様 に 扁 平 陵 を 示 す F の 数 値 が タ ー ビ ダ イ ト の 基 底 部 で 高 く . 平 行 葉 理 の 見 ら れ る 削 準 と 一 致 す る . 一 方 .L 図 3 ‘ 5. 考 察 5.1 タ ービ ダ イ ト の 物 性 的 髑 黴 タ ー ビ ダ イ ト1 ,11,Ⅲ とVii の 勧 性 は, 各 基 底 部 か 伴 う . 帯 磑 申 と 帯 磁 搴 畏 方 性 の 変 化 . グ ラ フ は 左 か ら 順 に . 重 鯒 当 た り の 襤 磑 率 . P( 謇 磁 串 楕 円 体 の 異 方 性 の 割 合 埋 没 深 度 に を 表 わ す 戳 値) . F( 棔 碚 率 楕 円 体 の 翩 平 良 を 表 わ す 数 値) , L 【 書 碚 申 楕 円 体 の 伸 長 嘆 を 表 わ す 教 瞼 】 及 び q( 二 次 変 彫 を 舁 価 す る た め の 戡 靤) F 崘.3P i s亀itsccptibilitjF and1915叭『 冖ytr! ・f??6cs usctpliil 杤 ゛ilib ㎡ 114cp ●.F 町 ”11e ●si 齔th °di 謇 ”I si`I Q 恥 m“ ` 呻fik s °r 岶 嚶 刪 m aSaa licsusg即libiliy. P{sis 叭{ 叩 ypa 隠・ e lcr}.F びbli 昿 ㎞pmme ti}, 廴{liix a licn 芦『31x 祉r丶a刪l q( 本i o l daryit w ic p l me恥fl. フア JAMSTEC 亅. Deepta ● Ros..妬(1 劈9 ) ら連続的 に変 化する. タービ ダイ ト の物性は, 基底部 で 密 度が高く, 悶暄比が低い. また, 上位 に行くにし た がって 連続的 に密嘆が低くな り,問 隙 比が高くなる. 一方,そ れら のタービダイト の砂 の含有 量も同様に変 化を示し . 蕃庭部で最大 誼をと り, 上位に 行くにした がって 越鑪的 に減少する. 堆積勧 の物性 が粒度に相同 することは, 池原(1989) で も報告さ れてお り,今回 の間隙 比など の物性値 の変化は.堆 偵物申 の砂サイ ズ の粒子 の含有量に支配されて いる. こ のよ うに,こ の 試料 の物 性は ,圧密による 効果と いうよ りも.むしろ 粒度 変jヒによっ て 支配されて いる, また. 各タービ ダ イト 間 の遠 洋性粘 土層の間 隙比を 比較して も.問 隙 比 は埋 没深 暁に伴 ワて 滅少しな い. つ ま り. この試 科の Qm から17 ● まで の全迴単を通し て. 圧 密はほと んど 准 行して いな い. 一方. もし 「船 上で のコア の押し出 し 」によって 二 次的 に脱 水が 生じ て いるとした ら. 押し出し たl m間 隔で 含水串 が不連 続になる 層凖が 存在す るはずであ る. 今回 のII』 定結采 からそ のような 眉 搴は 見られないこと から, 船 上で の押し 出しによ る 二次的 な 脱水や変 形は 生じて いな い. 5,2 タ ービダイトの磁 気的 特徴 帯 磁率は, 物性と 同様に 各タービ ダイト の暫底 部か ら連続的 に 減少す る. 火山ガ ラ スを多 く 含んだ平行 葉 理で 帯磁 率が最大 値をとること から. 平行莱理では 火 山砕 屑物起 原のマ グネタイト が多く 含宥さ れている. こ のこと は. 平行 葉理で残 留磁1ヒ強度 が強くなること と も調和的 で ある. 帯磁率 異方徃で P(翼方性 の程 度) とF{ 異方性の扁平度}は . 各タ ービダイト の基底 部 の 平行葉理で 高い 値を示す. 平行 莱埋 部で は,平行 莖 理 の発達す る方向( 地岡に 水平な 方向 )に 帯碓凖 異方 性が兄 られ.PやFは堆積 構造 を反映して いる. 廴( 異 方性 の長椙円 蛮 )やq( 二次変 形の指標 )は.脱水 構 造 の見られ る層 哨で 鳥い値を 示し , 一 部ではqta が 0.67を超えて お り, 初生的 な構造 が嘘さ れてい る. ま た, 高いL 値 〔長桁円度〕は. 脱 水作用 によ って形 成 された パイプ 状 の縦 方向の線構 造を 表わし て いると考 えられ る. こ のよう に. AMS 透をよく 反 映し て いる. 5.3 Tarling は タービ ダイ トの堆 積構 古 流 向 解 祈 and Hrouda {1993 } に よ っ て 選 択 さ れ る 初 生 的 構 造 が 墟 さ れ て い る 部 分 は . タ ー ビ ダ イ ト 眉 中 の , 特 に 厚 い タ ー ピ ダ イ ト 刷 の 中 央 S に 認 め ら れ る (図 3 ). こ れ は 肉 眼 及 び 軟 X 線 に よ る 捐 造 瞋 察 { 池 原 ほ か , 1999 } か ら 脱 水 柄j2j の 発 達 す る 部 分 に あ た り , 墻 榿 後 の 闌 陸 水 の 流 動 に よ っ て 壊 れ た も の と 推 定 さ れ る . さ ら に , Tall inglnd Hlouda (1993 ) に よ っ て 選 択 さ れ る 初 生 的 桷 辺 が 残 され て い る と 考 え られ る デ ー タ を 下 半 雌 投 彫 で ス テ レ オ プ ロ ッ ト ( 図6 ) し て も . 脱 水 構 造 が 見 られ る 削 準 で は , 帯 磁 牢 異 方 姓 の 方向 性 は 明 瞭 に 認 め ら れ な い . ま た . 遠 洋 性 黏 士 で も│ 司 様 に 力 向 性 は 認 定 で き な い . こ れ に 対 し て , タ ー ビ ダ イ ト の 平 行 檗 理 で は 明 瞭 に イ ン プ リ ケ ー ショ ン が 確 認 さ れ る も の が あ り ( 図7 ), そ れ ら は . 2 タ イ プ に 分 け ら れ る . タ イ プ l は , 堆 碵 物 粒 f が 北 東 伽 に 傾 斜 し た イ ン プ リ ヶ − シ ョ ン に よ っ て 特 徽 づ け ら れ , タ ー ビ ダ イ トI 及 び Ⅵ ii が こ れ に あ た る . こ 才1に 対 し て . タ イ プ 2 は 堆 禎 物 粒 子 が 北 西 側 に 傾 斜 し た イ ンプ リ ケ ー シ ョ ン に よ っ て 特 徴 づ け ら ね . タ ー ビ ダ イ トIV ii. V i 及 びVii が こ tl に あ た る . イ ン プ リ ケ ー シ ョ ン は . 粒 子 が 板 状 の 場 愬 J A M S TEC J. D・・ p SCS R OS..IS (1999 ) 合に 起こ りや すいこと が妲ら れてお り(横Ji 1,1993). 試料探 取地点に到達し たと考えられる. このことは. 今回 の試 料 の平行葉堋 にお いて 板 状の火山ガ ラスが多 く含 有さ れる ことから. 顕著にイ ンブ リケー ション が 池 原 ほ か (1999 ) で 予 想 さ れて い る 供 給 源 と 調 和 的 で 見ら れたと 考えられ る. 堆紋物中 に多く含布さ れるマ グネ タイト は .板状 の火山 ガ ラスのインプリケ ー ショ 向 の 古 流向 で あ り , 海 底 地 形 図 を 見 る と く図1 }. そ の ンに 密 接に関 係して 配列 をし て いると予想さ れるが, 実際 にマ グネ タイト が堆 積物中 にどのよう に配列さ れ プ 2の タ ー ビ ダ イ ト の構 成 物 は . タイ プ1 の も の と ほ てい る かにつ いては 今後 の研 究課題である.AMsで 示 され る タ ービダイト の磁 性鉱 物粒子は, 流れ の上流側 に 顔く 配列 (インプ リヶ− ショ ン)を 示すと さ れる 源は 同 一 ( 火山 ガ ラ ス が 堆 積 す る ca )以 浅 の 場 所 】で (Taifl,1989. 横JII,1998) ので. タイプ 1は 北 東一南 あ る . 一 方, タイ プ2 のタ ー ビ ダ イ ト は 北 西 一 南 東 方 延 長 上 に は , 九州 − パ ラ オ 海 嶺 があ る. し か し . タ イ ぽ 変 わ らな い こ と から { 池 原 ほ か,1999 } , 両者の供給 あ る と 予想 され る. さ ら に . 海 底 地 形 図 { 図1 } か ら は . 乱 泥 流 の通 り 退 にな る よ う な 北 西 一南 東 方 向 の凹 地は 見 当 たら な い. 以 上 の点 から , タ イ プ 2 の タ ー ビ 西. タイプ2 は 北西 一南東 の古流向 を示して いる. ま た, タ ービ ダイト|と n は.イ ンプリ ケー ショ ン が不 ダイ ト も 供 紿 蓆 諡. 七島 ・ 硫 黄 島 海 翻 で あ る 可 能 性 が 1剄暸で あ る. タ ービダイト | は.おおよそ 東 西方向. タ ー ビダイ トl は. おお よそ 北東 一南 西力 向 に粒 子が 七烏 一碵 黄 烏海 瞋か ら 北 東 一 南 西 方向 へ の ぴ る 凹 地 の 中 央 部に 沿 って 比 商 数leom 配 列し て いる. 在し て い るこ と が わ かる . こ れら の 海 山 間 の 低 地 は , 高 い. 試 料 採 取 地 点 付 近 の地 形 (図1 ) を よ く み る と . 程度の海山 がいくつか存 北 東 一 掬 西力 向 と 海山 問 の 低 地 を 酒 って く る 北 西 一南 束 方向 と が あ り 得 る. つ ま り. タイ プ 2 の タ ー ビ ダ イ 5. 4 タ ービダイ ト の供給源 ま ず. タービ ダイ ト の 供給源について .巨 観的 に考 えて みる. 海底 地 形図 を 見ると{図1 }. 試 科採 取地点 付近で は 北東 一南 西方向 の凹 地が 卓越し てお り. その 北 東延 長上には 七晶 一硫 黄島 滴嶺があ る. タイプl の ト の 古 硫 向 は . 海 底 の 敵 地 形 の 影 響な ど に よ っ て 北 西 一南 東 方 向 に 変 え ら れ た と 考 え ら れ る. タ ービ ダイトは. こ れら の凹 地のい ずれ かを通っ て. 図 5 埋 没 深 度 に 伴 う 吸 甜 磁 気 の 変 化 . Fi&5 Plo5k sofEm 匍匐 皿magnciizaiion 11e 哺ofpluslullkfss11Qw ih; 6. まとめ 1 こ の 試 料 は, 圧 飴 や コア の 押し 出 し に よ る 二次 的 グ ラ フ は 左 か ら 閥 に 偏 角 , 伏 角 及 び 磁 化 強 虞 を 表 わ す . 伏 角 は プ ラ ス が 下 向 き 方 向 で あ る. wih bllril dcplh.Fr toward (ti ructions. om lc良 sidc.thcdi 曜jams i li a lcdcgli周ic ●i. indinSio ll dink nsily 11・ie aiclia- 図6 初 生 的 棡 迺 を 纏 持 す る 磁 性 鉱 物 の 紋y・ 配 列 . ス テ レ オ ネ ッ ト は・F 半 嘩 杖 影 で . 上 が 北 を 衣 す . ま た .Ⅲ 丸 は Ksax. 十 字 は Kain を 表 わ す. Fig,6 Magnetic glail crcisscs Kmin. 鳬bricsorlhcslmples.Ilkgl ぽeonc11519.・ crkm15P 恥【℃.lhcuppcrQf ●cslcKolclislk ●arlh.Tbe&】Issh(网 K max.lbc 回7 孚 行 莖 哩 の 画 性 鉱 佃 の 粒 子 配 可 と そ れ かI ら皿 鬩 さ れ る 元 皿卜 , ス テ レ オ ネ・y 卜 は 下 嘔 皿 皿 影 で。11 Kmax. 十 字 はKmin Pig. 7 Dltcli 乱5Qfplc が 北 をI& す 。 ま た ,禹 元 は を 皿 わ す 。 ま た 。 矢 印 はf ン プ リ ヶ − シ ョ ン か ら 眦 測 さ れ る卜 流 向 を 表 わ す 。 叨u「 心n( inferred i. Ⅲ旨i ㎝1 卯Qrnls りiiciicgrttns of (ho pnnllc! Inini 】 翩cds 咄dsThem16nQII μ ㎝ 以kml 印heN.alj 酊 JAMSTECJ,Qsp 劼aRes,.t5Da99) な脱 水及ぴ 変形はほと んど生じて いな い. 2 AMsは, タ ービダイ ト の各層準 の堆 積構 造をよ く 反映し て いる. 3 AMs によ り,イ ンプ リケ一ション が平行 紫理で K s uS 亂S. al d 0 1 ●i& Y,.' A l cs・ m odcl orback-ar spfexling i l lhc Pas ce Vela B asin, n{xlh w esIP 就 16c m arSin,"Is land Ar c,6.316,326(1997)・ Kawami ・『 a. K・, Ikehara, 明 瞭に 鈍認できた. タービダイト の古禰向はr 北東か O gaw a,y ら 南西への溘れ亅 と 「北 西から 南東へ の流れ」が認定 さ れた. また. 後者は海庭 の微 地形によって 変化させ ら れたと 考え る. 4 タービ ダイ ト の供給 源は.七鳥 一硫黄鳥 海嶺 西側 frQ ●Pareoc sca-oo on Basin. デ ルジ ズ・アプ デルダイェ ム│崢士 には, 残留磁気測定 と 帯磁申 異方性の測定及びデ ータ の解析 や解釈に当た Rock J・.T・.Ed sediment 航 淘 北 海 道 西 力 海 , K. and orall international Iず a nspon and siorage in coastal 魯圜cnlll physical cons A H al d book of and Phase Rdaiions tarns and Physical Constants, (vol. 3) .Ahrcns. s.( A G U.1995).344・3j5・ 糺 Y ,I IA news cenafio orllle gcl csis、‘ ' M 町inc Gcoph ysical Researcl.20.21-40(1998). s cesses ≒" Sedimentary Facies in ihe Aeiivc Plate Margin, Taira. and M asld 亀F. .Eds. (Terra Sci.Plbl.. A. Toky 0.1989} 43・ 11. 棡 ・ 山 崎 俊 嗣 ,'GH98 Fujiaka, liir t A..'IMagnelic fibrics ald depesiliolal p D. loek A.L Physics Pan ごce Vela Basin Tarling, 引 用 文 献 Proceedings O k1 1 0, K.. K asuSa ,S.andOhan って 御 指導頂いた.また,「かいれい」 の船 上では 船 長 をはじ め, 船員 の方々に大 変お 世話になった. 記して お 礼申し 上げる. T., ㎝ l system. 441-446(1999)・ conversion factors" 川夷二郎 教授には終始お 世話にな った. また. 地質調 査所海洋 地質部山崎俊嗣 博士, 小・ 啓 邦仲士及びアプ Adbeldayam, 丶4「a M osko wilx. 8. , M,.I'Flnd In 8. K Kaitamatsu, C o m pac lion prx)eessofPelsSiccLaycoIlectcd workshop 斜i で ある. 7. 繼 辞 本研究を すすめるにあた り, 筑 岐大学 地球科学系小 ℃ 川 美 加 t・│.and i・│r χ)ud 叺F..Them s{Chlpmallald Hall. ,' 堆 積 粒 昭nctic anisoiropy London. 子 の 配 列 が 筋 る も 1993). の,・ or P. 217. 地 球 科 学.52, 37 ひ-377(j998). 域 か ら 採 取 さ れ た 柱 状 堆 積 物 の 磁 化 率 と そ の 異方 性,・ 北 海 辺 西 方 海 域 の蜀 軈 変 動 に 関 す る 総 合 的 研 (原 稿受 理:1999 年8月12 日) 究 及 び 海 域 活 断 層 の 評 価 手 法 に 関 す る 研 究 ・平 成 10 年 度 研 究 概 要 報 告 書 ,地 質 調 査 所 速 報 ,153・j65 (1999). Arasoo, R and Levi, S.,'Conlpaclion and Inclination Sh110、 ≪ing in Deep-Se ・Sedkncnts From Oce即i," Journal of Geophysical Reas earx]h,95,84 the Pacific , 450 】・451011990). Bcnnc lt.R.}│..'IClayFabrie and Ceotechnicd Properties Scleciod Submarine Sediment Cores sippi Delta." Ph. D. University, p. 269 dissertation. Texas lio叺 m{Black Boslcl.1992}.R319 G.A. A aad M (1976). Butler. R. F.・.Paleomagnelis Dcamcr. and Kodama, well Scicnlific Publica- , K.P.. 'Compaction・Induced Inclination Shal 】owing in Synthetic andNal rich Scdimclls、・I 亅oumalorGcopllys B4,45II-4529 or l m 丶lheMi ssis . ural Clay・ ical Resgarch.95. 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