レポート1(PETボトルリサイクル).

 はじめまして!『エコまつ』です!
「もったいない倶楽部」のシンボルマークを務めさせていただいております。
ごみカレンダーの表紙などにも登場しているのですが、こうした仕事を任せ
られるのははじめてかもしれません!
緊張していますが、がんばりますので、応援よろしくお願いします!
※「エコまつ」プロフィール
美しい会津若松市の自然豊かな環境がいつまでも続き、
みんながいつも笑顔でいられるように・・・。
そして、新しい芽が息吹き、次の世代へ引き継いでいけるように・・・。
という願いから生まれました。
大きく育ったら、お花が咲くかも知れません。
【 レポート
【 レポート11 】 ペットボトルのリサイクルのゆくえ
】 ペットボトルのリサイクルのゆくえ
みなさん、よく、ペットボトルで飲み物を飲みますよね。
飲み終わったペットボトルは、もちろん分別してリサイクルしていると思います。
最近では、テレビのコマーシャルでも宣伝されるなど、ペットボトルのリサイクルは
当たり前になっています。
ペットボトルリサイクル推進協議会の報告によると、ペットボトルは全国で年間、約
60 万トン販売され、その約 85 パーセントがリサイクルされているそうです。
そんな身近なペットボトルですが、実際にどのようにリサイクルされているか、知っ
ている方は少ないのではないでしょうか?
と、いうわけで、今回はペットボトルのリサイクルについて、レポートします!!
それでは、ペットボトルリサイクルの旅へしゅっぱーつ!!
ステップ① ペットボトルの回収
ステップ① ペットボトルの回収
みなさんが出したペットボトルは、収集車で回収され、ごみ処理場(環境セン
ター)へ運ばれます。
ペットボトルは、パッカー車とい
うごみ収集車で回収されます。
ステップ② ごみ処理場での処理
ステップ② ごみ処理場での処理
集められたペットボトルは、ごみ処理場内の「リサイクルセンター」に運ばれ、そ
こで「ベール」という固まりに加工されます。
加工された「ベール」はリサイクル工場が原料として、買い取ります。
ごみ処理場にやってきました!!
ペットボトルはここ、
「リサイクルセンター」に運ばれます。
「リサイクルセンター」の
ペットボトルヤードです。
日々たくさんのペットボトルが
運び込まれます。
集められたペットボトルはこの機械で
ブロック状に押し固めます。
機械の出口です。
ブロック状のペットボトルが出て
きています。
このかたまりを「ベール」と
いいます。
ペットボトルは軽くてやわらかい
ので、こうすることで一度にたく
さん運ぶことができます。
こうして、処理されたペットボトルは、
リサイクル工場が資源として買い取ります。
次は、リサイクル工場へ行ってみましょう!
ステップ③ ペットボトルのリサイクル
ステップ③ ペットボトルのリサイクル
リサイクル工場に運ばれた「ベール」は、たくさんの行程を経て、原料(もう一度
加工できるかたち)に加工されます
リサイクル工場にやってきました!!
むむむっ!「ベール」発見!!
工場内に潜入しました!!
このドラム式洗濯機のような機械
ではベールにまざっているごみを
取り除きます。
キャップやラベルが残っていたり、
ごみが混ざっていたりすると、
製品にリサイクルできません。
ばらばらにほぐれたペットボトルが
ベルトコンベアーで次の工程へ送ら
れていきます!
ベルトコンベアーの先では、機械では
取り除けなかったごみを手作業で取り
除きます。
きちんと分別しないと、この作業が
とても大変なので、ベールの買取り
価格が安くなってしまうそうです。
すごい速さで流れてくるペットボトル
を手早く選別しています。すごい!!
選別されたペットボトルは、この機械
で細かく砕かれます。
水できれいに洗われたペットボトルの
かけらが出てきます。
とてもさらさらです!!
このかけらを「フレーク」といいます。
「フレーク」は容器につめられ、
製造工場に運ばれます。
ステップ④ ペットボトルのリサイクル製品
ステップ④ ペットボトルのリサイクル製品
こうして加工されたペットボトルは、洋服や卵パック、電化製品のパックをはじめ、
プランター、おもちゃ、お弁当箱など、さまざまな製品に生まれ変わります。
フレークは、糸に加工されます。
糸から、洋服や、じゅうたんなど
が作られます。
わたにもなります。
これは、ぬいぐるみや、ふとん
に使われます。
卵パックや、電化製品のパックも
ペットボトルのリサイクル製品です!
お弁当やおわんにもなります。
これは、会津の漆器工場が作って
います!
ペットボトルのリサイクル製品には
このマークがついています。
身の回りの物についていないか確か
めてみましょう!
エコまつのひと言
エコまつのひと言
今回の調査を通じて、ペットボトルはリサイクルされて、
身近なところで大活躍していることがわかりました。
でも、リサイクルには、たくさんのエネルギーや水、お金が使われています。
飲み終わったペットボトルをきちんとリサイクルすることはとても大切ですが、
限られた資源やエネルギーを大切に使っていくためには、全体の量を減らしてい
くことが一番の解決策です!
この、「全体の量を減らす」ことをリデュース(Reduce)といいます。
3 Rの一番目の「R」はこの「リデュース」です。
マイボトルなどを使って、ペットボトルの「リデュース」にも取り組んで
いきましょう!!
廃棄物対策課では、エコまつに調べて欲しい疑問、質問を大募集しています!!
電話、メール、FAX、何でもかまいませんので、いつでもお知らせください!!
疑問、質問、待ってま~す☆
【製作】 会津若松市 廃棄物対策課
【取材協力】会津若松地方広域市町村圏整備組合環境センター
株式会社ジーエスピー会津工場フェニックス
【公開日】 平成 25 年 10 月4日