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平成22年度外来魚抑制管理技術開発事業報告書
急深なダム湖におけるコクチバスの駆除についての調査
埼玉県農林総合研究センター水産研究所
1.研究の目的
ダム湖のような、河川の上流部に位置する水域にコクチバスなどの外来魚が定着すると、そこで増
えた外来魚が流下することにより、下流の河川にも大きな影響を与えると考えられる。また、そのよ
うな場合は、河川で外来魚の駆除を行ったとしても、ダム湖から再流入してくるため、根本的な解決
にならない。そのため、河川での外来魚の駆除と同時にダム湖の駆除を行う必要がある。
名栗湖は岸から沖合にかけて急に深くなるダム湖であり、効率的に駆除を行うためには、地形的な
特徴や、その特徴に応じたコクチバスの生態を考慮する
必要がある(図1)
。
そこで本研究は、急深なダム湖である名栗湖で産卵期
の駆除法として、刺し網を用い産卵を阻止する方法、産
卵期以外の駆除法として深場における刺し網の設置方法、
電気ショッカーボートを用いた駆除時期の検討を行った。
また、河川で電気ショッカーボートを用いた駆除を実施
し、その活用法を調査した。
図1 名栗湖の位置
2.調査の方法
(1)産卵期における刺し網を用いた産卵阻止法の検討
産卵期に、産卵場所を刺し網で囲い産卵床の造成を阻止
する方法を検討するため、4 月 15 日~6 月 18 日の間に計
14 回の調査を行った。刺し網の設置場所は、過去の調査
から産卵床が多く形成され、かつ網の設置が容易であると
判断した場所 6 ヶ所 12 地点に設置した(図 2)
。設置期間
は 4 月 15 日~6 月 4 日までの 50 日間とした。
用いた刺し網は目合い 5 節、
網丈 1.5mのものを使用し、
図 2 刺し網設置場所
各場所とも岸から約 2m、
水深約 1.3m の場所に設置した(表
1)
。網は週に1回、羅網している魚を取り上げるとともに、
産卵床の形成の有無を潜水目視により調査した。産卵床が
発見された場合は、水深と産卵床面積を調査するための長
径と短径を測定した。測定後、産卵床で確認された卵や稚
魚は網と箒を用いて除去した。また、捕獲したコクチバス
は、全長、標準体長(以下、体長とする)
、体重、雌雄を、
コクチバス以外の魚は標準体長のみを測定した。網を設置
していない場所は、産卵床の探索を行い、発見した場合は
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刺し網で囲んだ範囲
範囲
割合※
網設置水深
網離岸距離
(m) (m)
(%)
(m)
(m)
D
182 138.7
76.2
1.2
2.1
C
88
42.6
48.4
1.5
2.0
M
180
34.2
19.0
1.6
2.1
L
131
31.8
24.3
0.9
2.7
I
120
27.8
23.2
1.3
2.0
N
100
27.8
27.8
1.3
2.1
※調査範囲に占める刺し網で囲んだ範囲の割合(%)
場所
範囲
表 1 刺し網設置場所の概要
前記と同様に産卵床の測定・駆除を行った。
産卵場所の範囲を測定するため、インターネットの google map を用い、各調査場所の緯度経度を
調査した。得られたデータから、産卵場所の岸沿いの距離 100m当たりの産卵床数を算出した。
(2)電気ショッカーボートを用いた効率的な駆除時期の検討
4 月~11 月の間に月 2 回、電気ショッカーボートを用いたコクチバスの捕獲を実施した。調査は、
名栗湖の岸沿いを 1 回1~2周することにより行った。ショッカーは Smith Root 社の 2.5GPP 型を用
い、設定は DC モード、High レンジ(50-1000V)
、ピーク電圧は 50~60%、1 秒間のパルス数は 120
とした。感電し麻痺した魚は、外来魚のみを手網を用い捕獲した。また、調査時には表層水温、透明
度、電気伝導度を測定した。
捕獲効率を比較するため、CPUE(作業員 1 人 1 時間あたりの捕獲尾数)を算出した。また、捕獲し
た外来魚は、全長、体長、体重を測定した。
(3)深場における刺し網の設置方法の検討
深場における刺し網の設置方法を検討するため、5 月~12 月の各月 1 回、湖内 15 ヶ所に底刺し網
を設置し、捕獲尾数と羅網水深を調査した。用いた刺し網の目合いは 5・7・12 節で、網丈 1.5m、長
さ 25mのものを各節 2 枚連結し 40mにしたもの各節 5 統用い、岸際から沖方向にかけて垂直に設置
した。刺し網は、午後に設置し翌日回収した。捕獲したコクチバスは全長、体長、体重を測定した。
コクチバス以外の魚は、体長のみを測定した。また、捕獲した魚は、網に 1m間隔で取り付けておい
たマークから羅網距離を、10m 間隔で取り付けた浮きから伸びた糸の長さから水深を測定し、これら
から羅網水深を求めた。
(4)河川での電気ショッカーボート稼働調査
電気ショッカーボートの河川への活用方法を調査す
るため、10 月 13 日、11 月 12・24 日の計 3 回入間川の 3
地点で外来魚の捕獲を実施した(図 3)
。調査時の電気シ
ョッカーの設定は、DC モード、Low レンジ(50-500V)、
ピーク電圧は 40~50%、1 秒間のパルス数は 120 とした。
環境測定項目として、表層水温、透明度、電気伝導度、
調査範囲の川の長さ、幅、水深、水際の構成について調
査・測定した。
図 3 電気ショッカーボート
捕獲調査場所
3.結果
(1)産卵期における刺し網を用いた産卵阻止法の検討
各場所で駆除した産卵床数を図 4 に示した。刺し網を
設置した場所は D、C、M、L、I、N である。この場所を
2009 年と比較すると、産卵床数は調査場所 C と N を除き
減尐していた。また、調査場所 J、O、P、Q、R は下流部
の産卵場所であり、産卵床数は 2009 年と比較し大幅に
87
図 4 各産卵場所の産卵床数
増加していた。
産卵場所 100m 当たりの調査期間中の産卵床数を図
5 に示した。調査の結果、網で囲まない場所は、100
m当たり 9.6 個産卵床が造成されていたが、網で囲ん
だ場所は 1.7 個と産卵床が尐なかった。また、網で囲
んだ場所で確認した産卵床は 5 月 21 日に 3 個、5 月
28 日に 2 個であった。確認した産卵床には全て保護
親がおり、5 節の刺し網をすり抜けているのが潜水目
視にて確認された。
図 5 網を設置した場所と設置してい
設置した刺し網で捕獲した魚種の割合を図 6 に、こ
ない場所の 100m 当たりの産卵床数
のうちコクチバスの体長組成を図 7 に示した。捕獲し
た魚類は 315 尾であった。この中で、コクチバスは
247 尾捕獲され、割合が 78.4%と最も高く、次いでフ
ナ類が 39 尾で 12.4%、ニジマスが 18 尾で 5.7%であ
った。また、捕獲したコクチバスの体長範囲は 100~
310mm であり、平均体長は 227.6mm であった。また、
コクチバス 243 尾の雌雄を調査した結果、雄 121 尾、
雌 122 尾であり、ほぼ 1:1 の割合で捕獲されていた。
調査期間中の平均産卵床面積の推移を図 8 に示し
た。6 月 11・18 日はサンプル数が 1 のため除外した。
図 6 刺し網で捕獲された魚の割合
調査の結果、平均産卵床面積は 5 月 7 日が 1707cm3 と
最も大きく、その後、日数の経過とともに小さくなっ
た。
図 7 コクチバスの体長組成
図 8 調査期間中の平均産卵床面積の推移
(2)電気ショッカーボートを用いた効率的な駆除時期の検討
本調査によって捕獲した外来魚は、コクチバス 3,227 尾、オオクチバス 2 尾、ブルーギル 2 尾であ
った。本湖では平成 13 年以降オオクチバスの生息は確認されておらず、ブルーギルは今年度が初確
88
認であった。
調査期間中の水温と透明度の推移を図 9 に示した。調査期間中の水温の範囲は 11.5~26.6℃であ
り、4 月から 8 月にかけて水温は上昇していき、8 月以降水温は低下していった。透明度は、208~398cm
の範囲であり、
4 月~6 月にかけて透明度は高くなり、
その後、低下し 9 月に最も低い値を示した。また 9 月
以降、透明度は上昇していった。電気伝導度は、6.85
~9.02mS/m であり、平均 7.80mS/m であった。
各月のコクチバス捕獲尾数と CPUE を図 10・11 に示
した。調査の結果、8 月の捕獲尾数が 1421 尾と最も多
く、次いで、7 月の 927 尾、9 月の 502 尾の順に多か
った。また、同様に CPUE も 7・8 月が高い傾向を示し
た。捕獲尾数の多かった月の体長を見ると、ほとんど
図 9 月別の水温と透明度の推移
が体長 100mm 以下であり、0 年魚と考えられた。
図 10 各月のコクチバス捕獲尾数と
図 11 各月の CPUE
体長組成
(3)深場における刺し網の設置方法の検討
今回の調査で、コクチバス 563 尾、ウグイ 273 尾、
ニジマス 96 尾、フナ 56 尾、ギバチ 31 尾、アメマス
15 尾、ヤマメ 7 尾、ドジョウ・オオクチバス・コイが
各 1 尾捕獲された。
捕獲数の多かった上位 4 種の月毎の捕獲尾数を図
12 に示した。5 節で最も多く捕獲した魚種は、コクチ
バスであり 138 尾(割合 73.8%)、次いで、フナ 26 尾
(13.9%)
、
ニジマス 16 尾
(8.6%)
、
ウグイ 7 尾
(3.7%)
であった。7 節でも同様に、コクチバスが 242 尾
(64.4%)と最も多く捕獲され、次いで、ニジマス 78
尾(20.7%)
、ウグイ 38 尾(10.1%)
、フナ 18 尾(4.8%)
であった。12 節ではウグイが最も捕獲され 228 尾
89
図 11 各月・節の4種の捕獲尾数
(53.6%)
、次いで、コクチバス 183 尾(43.1%)
、フ
ナ 12 尾(2.8%)
、ニジマス 2 尾(0.5%)であった。
コクチバスの捕獲尾数が 20 尾以上いた月は、5 節で
は 7・8 月と 10・11 月、7 節では 7・8・9・10 月、12
節では 8・9・10 月であった。また、5 節で捕獲した
コクチバス平均体長は 221.4mm、7 節が 179.5mm、12
節が 91.3mm であった。
コクチバスの月別および節別の羅網水深を図 12 に
示した。調査期間を通じて、約 7 割が水深 10mまで
で羅網していた。一方で、各節とも 10 月から水深 10m
図 12 コクチバスの月別および節別羅網水深
以深で羅網する個体が多く見られ、12 月は全ての個
体が水深 10m 以深で羅網していた。体長による羅網水
深の大きな変化は見られなかった。
(4)河川での電気ショッカーボート稼働調査
調査場所の河川環境を表 2 に示した。St.1 は、左岸側がコンクリートで護岸されており、水深約
1m の場所にコンクリートブロックが設置されていた(図 13)。St.2 と 3 は右岸側にコンクリートブロ
ックが設置されており、左岸側は自然植生が見られた(図 13)。調査場所の平均水深は、1.7~2.8m
で、St.1 が最も深かった。透明度は、St.1 が 1.2m であり、St.2 と 3 は水深よりも高かった。
今回の調査で捕獲した外来魚は全てコクチバスであり、計 76 尾であった。
各調査の CPUE を図 13 に示した。最も CPUE が高かったのは St.3 で 11.7、低かったのは St.1 で 0.4
であった。
図 13 各調査場所
表 2 各調査場所の河川環境
調査日
St
長さ(m)
川幅(m)
水深(m)
水際の構成物 右岸
10月13日
St.1
180
30
2.8
自然植生
コンクリート護岸
左岸 水深1mの場所に
コンクリートブロック
水温(℃)
21
透明度(m)
1.2
電気伝導度(mS/m)
22.6
11月12日
St.2
200
35
1.7
コンクリートブロック
自然植生
11月24日
St.3
400
75
2.3
コンクリートブロック
自然植生
13.6
水深以上
25.1
12.3
水深以上
21.4
90
図 14 各調査場所の CPUE
4.考察
(1)産卵期における刺し網を用いた産卵阻止法の開発
今回の調査によって、産卵場所を刺し網で囲むことで、産卵床の造成を抑制できることが確認され
た。また、捕獲したコクチバスの体長から、多くが親魚であると考えられることから、本方法はコク
チバスの繁殖抑制と親魚の捕獲を同時に行える効率的な駆除法と示唆された。しかし、いくつか刺し
網内での産卵床造成が確認され、抑制効果として 100%ではなかった。また、産卵床は下流部に増加
する傾向が見られた。
刺し網内で産卵床が確認されたのは、用いた刺し網の目合いをすり抜けるサイズの親魚がいたため
である。網内で産卵床が確認されたのは 5 月 21・28 日であり、産卵期の中期から後期にあたる。本
種は、大型の個体から順次繁殖に参加することが知られており、また、産卵床のサイズが体サイズを
反映すると考えられている
1)2)
。今回の調査結果から、平均産卵床面積は週を追う毎に小さくなる傾
向が認められたため、本湖においても大型の個体から繁殖に参加していたものと思われる。そのため、
産卵期の前期では親魚が大型なため 5 節の刺し網で産卵を抑制できていたが、中・後期では親魚が小
型となり
、網をすり抜け産卵床を造成する個体が現れたものと考えられる。次に、下流部に増加した産卵床は、
上流部で繁殖抑制を行ったことにより下流域で産卵が集中したものと思われた。しかし、このことは
刺し網により、産卵場を限定できる可能性を示唆している。
以上のことから、刺し網の目合いとして、産卵期前期には大型魚を捕獲する 5 節の刺し網を用い、
中期以降は 5 節以下(6 節または 7 節)の刺し網に張り替えることで効率的に繁殖抑制し、また、親
魚を捕獲することができると考えられた。また、産卵場を限定できる可能性が示唆されたため、産卵
床の駆除が行いやすい場所以外の場所を刺し網で囲むことで、産卵場所を集中させて駆除が行える可
能性が示唆された。
(2)電気ショッカーボートを用いた効率的な駆除時期の検討
電気ショッカーボートの効果が及ぶ水深は約 1~2m と浅い水深までと思われる。そのため、本種の
生息水深にその捕獲効率は左右される。(3)の結果から、本種の羅網水深は春期から夏期にかけ浅く
なり秋期から冬期にかけて深くなることが示されており、本種が浅瀬にいるのは夏期であることが分
かった。そのため、夏期の捕獲尾数・CPUE が高かったものと思われる。しかし、本種の季節による
生息水深は、体長サイズに限らず同様の傾向を示していたが、本調査では捕獲した個体の体長の多く
が 100mm 未満の小型魚であった。これは、遊泳力が関係していると思われる。小型魚は遊泳力が弱く
ボートの運行速度で捕獲が可能であったが、中・大型魚は遊泳力が強く、ボートが近づくと逃避し捕
獲されなかったものと思われる。以上より、電気ショッカーボートを用いて本種の駆除を行う際には、
本種が浅い水深にいる夏期に駆除を行うのが適当であると考えられる。しかし、捕獲される個体は小
型魚が多いため、他の漁具(刺し網など)により中・大型魚を駆除するといった、他漁具と組み合わ
せて用いることで効率的に駆除が行えるものと考えられた。
(3)深場における刺し網の設置方法の検討
調査の結果から、刺し網の目合いは、12 節を用いると体長約 100mm の個体が多く捕獲されるが、
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ウグイの割合が多く適当ではない。そのため、刺し網では 7 節以上のものを用い中・大型魚の捕獲
を行うのが効率的と考えられた。設置時期としては、5 節では 7・8 月と 10・11 月、7 節では 7・8・
9・10 月の捕獲尾数が高く適期と考えられる。また、適期の刺し網設置水深として、7 月から 9 月は
羅網水深の 9 割以上が水深 10m 以浅であったため、これらの月は水深 10m 以浅に刺し網を設置するこ
とで効率的に捕獲することができると考えられた。10・11 月は羅網水深が 10m以深でも多く捕獲さ
れるため、これらの水深も捕獲出来るような刺し網または設置方法の検討が必要である。
(4)河川における電気ショッカーの稼働調査
捕獲結果から、St.1 ではほとんどコクチバスが捕獲されなかった。これは、水深が深く、透明度
が低かったことが関係していると考えられる。
電気ショッカーボートは、効果が及ぶ範囲が電極から水深 1~2m程度と考えられる。また、その
捕獲方法は捕獲者が麻痺した魚を目で確認し網で捕獲する方法である。そのため、効果が及ぶ範囲以
下の透明度であると視認性が低下し捕獲者が見逃す可能性が大きくなる。また、コクチバスは本手法
を用いるとその有効範囲から逃れ、空隙がある場所では、その空隙に逃げる行動が調査で観察されて
いる。St.1 には、岸際に空隙が存在せず、水深 1m以深の場所にコンクリートブロックによる空隙が
多数存在していた。そのため、本種が水深の深い場所に逃避したこと、また、透明度が低く視認性が
低下したことから、CPUE が低くなったものと考えられた。
St.2 と 3 は透明度が高く、岸際に隠れ場となるコンクリートブロックによる空隙が多数存在して
いたため、CPUE が高かったものと思われる。
本研究所が平成 21 年に入間川で行った調査において、本調査法は流れがある場所(流速未測定)
では麻痺した魚が流れ、捕獲が困難になること、操船が困難になることが確認されている。このこと
を考慮すると、電気ショッカーボートを用いて河川で駆除を行う際には、流れが遅く、水深 1~2m、
透明度が高く、岸際にコンクリートブロックなどの空隙の多い構造物が設置されているなど隠れ場の
ある水域で駆除を行うと有効であると考えられた。しかし、河川で本調査を行う場合、装置の大きさ
重さから水際までのアクセスが問題となる。
5.引用文献
井口恵一朗・淀
太 我 ・ 松 原 尚 人 (2001) : 移 植 さ れ た コ ク チ バ ス の 繁 殖 特 性 . 水 産 増
殖.49(2).157-160.
M.S.Ridgway・B.J.Shuter・E.E.Post(1991):The relative influence of body size and territorial
Behaviour on Nesting Asynchrony in male smallmouth bass,Micropterus dolomieui.The jounal of
animal ecology.60(2).665-681.
6.成果の公表
7.担当者
大力
圭太郎 (埼玉県農林総合研究センター水産研究所)
TEL:0480-61-0458
FAX:0480-63-1012
E-mail:[email protected]
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