人権について知りましょう③ 人権課題の紹介第2回目は企業(職場)と人権 および女性の人権についてご紹介します。 【企業(職場)と人権】 企業とは、本来は営利を目的とする組織です。 しかし、最近では企業も社会を構成する一員であ るとする「企業市民」という考え方から、企業の 社会的責任や社会貢献が重要視されています。日 本社会において重要な課題である人権に関しても、 企業は無関心ではいられないのです。 また、企業活動のグローバル化・ボーダーレス 化にともない、海外での活動が活発化している企 業においては、個々の文化の違いや人権の国際的 基準に関する理解も重要となってきています。 一方、「人権教育のための国連10年」国内行動 計画においては、学校教育・社会教育における人 権教育の推進とともに、企業においても人権尊重 意識のさらなる高揚が期待されているのです。 【女性の人権】 人は誰でも、人として尊重され、それぞれにふさ わしい環境の下で人間らしく生きる権利を持って います。これは男性であろうと女性であろうとす べての人に与えられた権利です。ところが、人類 の歴史の中で、長い間女性は男性より低い存在と 見られてきました。日本にあっても、男女同権へ の足がかりができたのは、第2次世界大戦後のこ となのです。それから半世紀がたち今日女性の地 位はかなり向上しましたが、なおも女性であるこ とで、差別に悩み人権を侵害されるたくさんの女 性が存在します。 法制度上では女性の人権を守るさまざまな動き がありますが、現実には女性の就業環境、家事・ 育児・介護の負担、セクシュアル・ハラスメント ( セ ク ハ ラ ) 、 ド メ ス テ ィ ッ ク ・ バ イ オ レンス (DV)など、さまざまな問題があります。この背 景には、固定的な性別役割分担意識などの考え方 が、未だに払拭されていない状況があるからでは ないでしょうか。具体的には「男は仕事、女は家 庭」や「育児や介護は女の仕事」、あるいは「女 らしさ」の強要など、私たちの社会や日常生活の 中にまだまだ根強く残っています。 平成27年度 協働によるまちづくり提案事業の提案団体募集 玉村町と協働して、地域の身近な課題を解決しようとする団体を募集します。 採用されると、こんな メリット(利点)が・・・ メリット① 行政と協力関係であることがアピールできます! メリット② 最大で30万円の補助金がもらえます! メリット③ 団体の活動の宣伝にもなります! 応募できる条件は、おおまかにこれ! 3人以上の 住民 1年以上の 活動見込 営利・政治 宗教・暴力団 経営企画課が窓口となって、役場内各担当と事業化 に関する相談・協議を仲介します。「こんな問題がよ く話題に出る」「こうあってほしいと思うが、何をし たら良いかわからない」など、初歩からの相談でも構 いませんので、お気軽にご相談・ご応募ください。 応募期限 4月10日(金) 応募先・問い合わせ 経営企画課協働推進係 ☎64−7711 メール [email protected] ※提案事業の実施決定は3月議会議決を経てからになります。 平成27年2月号 16
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